ハロー効果とは

ハロー効果とは

ハロー効果とは、ある特定の人物、または物事を評価するとき、目立って優れている特徴もしくは劣っている特徴がある場合、その目立つ特徴が人物や物事の他の要素に対しても、影響を与えてしまうことをいいます。

ハロー効果には、“ポジティブ・ハロー効果”と“ネガティブ・ハロー効果”とがあります。目だって優れている特徴があると仮定した場合、前者はその影響で他要素の評価までも高くなる現象を指します。後者は目立って優れている特徴の影響で、他要素の評価が低くなってしまう現象を指します。

例えば、評価対象となる人物が極めて難関とされる大学を卒業している場合に、その人物の人格までも優れていると判断してしまうケースなどがそれに当たります。

ハロー効果で恋愛や仕事で成功するには

ハロー効果を上手く利用し、恋愛や仕事で成功するために必要な要素は、「相手の最も求めている、重要と考えている要素は何か」をあらかじめ理解しておくことだといえます。なぜなら、相手に自身のポジティブな評価を目立たせるためには、相手の目に留まらなければ意味がないからです。

例えばお金持ちが好きな女性に対してであれば、高級そうな衣服を身に着けたり、ブランド物の小物を持つなど「この人はお金持ちそうだ」といった印象を与えると、相手からの見る目が変わるかもしれません。

また、仕事面においても同様のことがいえます。仮に営業マンであった場合、第一印象がよければ商談に大きな影響を与えるでしょう。トークが上手い=商品も優れた物だと思い込ませることができるかもしれません。

ハロー効果とマネジメントの問題点

マネジメントとは経営・管理を意味します。マネジメントは、目標の達成を目指し必要となる要素を分析した上で、組織が成功するために行うのが本来の目的だといわれています。

ここまではハロー効果の“個人”に対する影響を挙げてきましたが、それが企業単位となると、もっと大きな影響を及ぼすことになります。身近な例を挙げて例えるのであれば、知らないメーカーでも人気のあるタレントがCMに起用されていたりすると、消費者は安心感を得ます。逆に、広告塔であるタレントが事件を起こしたりした場合には、消費者に不信感を与えてしまいます。

つまり、マネジメントにおいてのハロー効果は、企業の戦略の障害になることもあり、イメージダウンに直結するといった問題があります。

ハロー効果と人事評価の注意点

ハロー効果には二種類あるといわれています。一つは「真のハロー」と呼ばれており、顕著となる評価とそれ以外の評価の間に乖離がないときに使われる言葉です。もう一つは「ハローエラー」と呼ばれており、顕著となる評価とそれ以外の評価の間に乖離が存在するときに使われる言葉です。

これは、人事評価などの際に、評価内容が正当性のあるものかどうかを計るために用いられている表現方法です。例えば、評価される側になにか大きな功績がある場合、全体を通して過大な評価につなげてしまうといったケースがそれに当たります。

従って、ハロー効果は人事評価の際に留意するべき課題だとされています。

ハロー効果は面接などで活かすことができる

もし仮に面接を受ける場合、学歴重視の企業であれば学歴を、人柄重視の企業であれば学生時代のクラブ活動などをアピールポイントにすると効果的です。企業の求めている人材に及ばないと自己判断できる場合でも、入室の際の挨拶や言葉遣いなどをしっかりしておけば、ハロー効果を上手く引き出せる可能性があります。

しかし、どの企業も、一般的にビジネスマンにふさわしい身なりを評価するでしょうから、面接の際には清潔感のあるスーツ姿、髪形や髭などにも気を使うといったことは前提にあります。そういった“常識的な部分”だけはきちんとしていなければなりません。

逆に言ってしまえば、最低限のルールさえ守っていれば、どんな相手にも「あばたもえくぼ」は通じるということになります。

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