ジェームズ・アレンとは 

ジェームズ・アレンとは

ジェームズ・アレン(James Allen)は、1864年イギリス生まれの作家です。48歳の若さで亡くなるも、数々の優れた思想を残しています。良いときも悪いときも心の中の思いが起因するとの考えを持ち、心は想像の達人としました。心の中の思いを映し出す鏡が、周囲の環境であるとしています。

1.ジェームズ・アレンの『原因と結果の法則』とは

最も有名な著作として『原因と結果の法則』があげられます。世界にある啓発書のルーツと称される名作で、一世紀以上もの期間をかけ、たくさんの人に読まれてきました。

日本語訳本については2003年発行と、比較的歴史が浅い書籍です。現代哲学のベースとなった著作がようやく和訳されたとあって、各方面からの注目を集めました。50万部のロングセラーを記録し、2から4と3冊の続編が出ています。

自己啓発のルーツと言われるだけあり、本書の主張は非常にシンプルなものとなっています。「崇高な思いを持てば気高い人となり、低俗な思いにとらわれるとみじめな人になる」「行動は思考の結果であって、行動が環境を作っている。身の回りの事象全てのベースとなるものこそ思考である」との主張です。

何か思い通りにいかないことがあると、環境を責めてしまいがちです。成し遂げることができない理由を身の周りの環境や人間に責任転嫁し、自分の保身に動きます。今の自分を作ったものは、置かれた環境と考えるためです。周囲に責任転嫁する人の思考パターンは「自分の生き方は自分の思考からできている」という概念から外れています。この考えを改めない限り、より良い生き方を見出すことができなくなります。

環境や人間関係を良くして物事をうまく進めるのは、自分の思いであると理解する必要があります。思い通りにいかないことや周囲の人の行動を責めたところで問題は解決できず、自分の思いを変えることで解消できると説きました。人のせいにするのをやめて自分のあり方を変えるとことにより、人間的に成長できるということでしょう。

低俗な思いに支配されたままでは、人間として劣化します。みじめでみすぼらしい生活に嫌悪感があるようなら、崇高な思いを持ち続ける必要があります。

2.ジェームズ・アレンは著作権を放棄している?

ジェームズ・アレンは、イギリス以外での著作権を放棄しています。そのため、書籍をPDF化した読み物がオンライン上にたくさんあります。電子書籍化したドキュメントを配布するサイトもあるため、誰でも気軽に読める利点があります。

これは、より多くの人に自分の理論を知ってほしいという彼自身の信念のもとではじまったことです。著作権放棄によって、作家としての収入はわずかだったとも言われています。結果として、ジェームズ・アレンの存在は社会的に広く認知されました。自分の思いに従って行動し、理想の結果を手に入れたケーススタディとも言えるでしょう。

3.ジェームズ・アレンの死因はなにか?

ジェームズ・アレンは、48歳という若さで亡くなっています。死因についてはっきりとした理由は分かっていません。病死・自殺など、あらゆる論議がされています。病死したとなれば、「心を浄化した人間は病気と無縁になる」という彼自身の主張に反するとの意見もあります。人の生き方や思想について述べた人物だからこそ、あえて死因を明らかにしないと考えるのが妥当でしょう。

4.まとめ|ジェームズ・アレンは自己啓発の元祖

ジェームズ・アレンは自己啓発の元祖であり、多くの思想家や啓蒙家が影響を受けています。『人を動かす』を執筆したデール・カーネギーや『思考は現実化する』のナポレオン・ヒルなどが一例です。

人間のあり方の本質を伝えるメッセージに心動かされる人も多く、生き方の原点を見つめ直すことができるでしょう。ジェームズ・アレンの書籍は、自分の生き方に迷いが出た時に参考にしたい名書と言えます。

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