ジョハリの窓とは

ジョハリの窓とは

ジョハリの窓とは、アメリカ人でありサンフランシスコ州立大学の心理学者でもあるジョセフ・ルフトとハリー・インガム、二人が共同で研究した、心理学でよく使われているモデルのことをいいます。

元々は「対人関係における気づきのグラフモデル」と呼ばれており、それがのちに「ジョハリの窓」となったといわれています。

人間には皆、4つの側面があるとされていますが、ジョハリの窓ではそれを図解にしています。

「開放の窓」 自分も他人も分かっている自己
「盲点の窓」 自分は分かっていないが、他人は気が付いている自己
「秘密の窓」 自分は分かっているが、他人には知られていない自己
「未知の窓」 誰からもまだ知られていない自己

この4面を分離し理解することで、主観・客観両方での自己を認識できるというものです。

ジョハリの窓のやり方やテスト(診断)方法

ジョハリの窓をやるには、初対面同士というのはあまり向いていません。なぜなら、相手が知っている自分の情報というものが、圧倒的に足りないからです。それゆえ、少しだけでもお互いを知っている者同士でやることが前提となります。実施人数は5人以上8人未満が適していると言えます。

1.実施シートと筆記具を人数分用意する。
2.あらかじめ記入されている性格や資質(明るい、優しい、真面目)などの中から、自分に当てはまると思うものを選びだし、番号を用紙に記入する。
3.相手に当てはまると思う性格や資質を項目から選びだし記入。その用紙を相手に渡す。
4.人数分揃ったところで、自分と他者で共通した項目の番号を、「開放の窓」に記入する。
5.自分は書いておらず、他者が記した番号を「盲点の窓」に、同じく、自分は書いたけれど他者は書いていない番号を「秘密の窓」に記入する。
6.最後に、自分と他者どちらも書いていない番号を「未知の窓」に記入する。

やり方は以上です。

ジョハリの窓の分析と活かし方

それぞれの窓に記された番号をもとに分析をするのですが、よほど親しい間柄でない限り、プラス面の特徴は指摘しても、マイナス面の特徴を指摘するということは少ないと思います。

ですので、ジョハリの窓本来の目的を叶えるためには、遠慮し合わずに記入するように意識することが大切になります。自分の名前を記入してしまうと相手のことが書きづらくなってしまうようであれば、相手に渡すシートは無記名が良いかもしれません。

「開放の窓」が多ければ多いほど、”相手に自分自身を伝える”自己表現が上手い人物だといえるでしょう。反対に、「秘密の窓」が多い人は、本来の自分を上手く表現できていないとも捉えることができ、それは、”自己開示”をし「開放の窓」を広げることで解消されます。

また、「盲点の窓」をちゃんと受け止めることで、本来の自分と”表面上”あるいは”イメージ”の自分との格差が理解できるようになります。

ジョハリの窓の書籍の紹介

「ジョハリの窓」をより理解するために最適な書籍があるので、一度読んでみることをおススメします。

『ジョハリの窓の書籍』という本です。著者は、メジャーリーガーのメンタルトレーナーとしても活躍されている久瑠 あさ美さんです。

難しい解説が苦手な方でも楽しめるよう、小説の形式をとっています。「ジョハリの窓」をひたすら解説するのではなく、イメージを膨らますための物語、といった方が適しています。

もちろん、心理学全般に興味のある人にもおススメです。

ジョハリの窓は自己分析に使える

ジョハリの窓の目的でもある”自己を知る”こと。それが叶えば、結果は自己分析に使えます。主観的に見た自分と客観的に見た自分の違いがはっきりすることで、大きな気づきをもたらしてくれるでしょう。

その一致・不一致の数によって、自分がどれだけ自分を理解できているかを知ることができるのです。たとえば、自分が他人からどう見えているかということを意識した上でジョハリの窓に挑みます。その時に、「開放の窓」が多ければ多いほど、自己を深く理解できていると言えるでしょう。

他にも、「盲点の窓」では、自分の気が付いていない魅力だったり、直さなければいけない部分を知ることができます。このように、ジョハリの窓は様々な自己分析に有効なゲームです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加