PASONAの法則とは

PASONAの法則とは

PASONAの法則とは、日本を代表するマーケッター神田昌典氏が提唱する法則です。P・A・SO・N・Aとは単語の頭文字をとったもので、顧客を購買行動へと誘導する重要なステップとされ、ダイレクト・レスポンス・マーケティングの広告文の基礎になるといわれています。

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ビジネス心理学とは?

1.PASONAの法則の例

まず、PASONAの法則の語源とセールスステップを見てみましょう。

P:Problem お客様の抱えている問題点を探し
A:Agitation 指摘してあおる
So:Solution あおった内容に対する解決策を提案する
N:Narrow Down 今すぐに行うべき理由を示して
A:Action 具体的な行動へと誘導する

上記を具体的な例に落として見てみましょう。ターゲットは、肌の老化が気になり始めた30代前半の女性です。

P:Problem 30歳を過ぎてから、しわ・たるみが増え始めたあなたへ
A:Agitation このままではどんどん老け込み、旦那様・子供が悲しみますよ!
So:Solution 美容クリームが、老化をストップして、マイナス10歳肌を実現してくれます。毎日使用すれば1週間で効果を実感することでしょう。
N:Narrow Down この広告を見つけたあなたにだけ特別価格で提供。ただし10名限定なのでお急ぎください。
A:Action 申し込みは、お電話にて受け付けます。残りの枠は3名で、今ならまだ間に合います。

2.PASONAの法則はマーケティングに使えるか

PASONAの法則は、セールスレターやランディングページに活用できます。単純な誘導のように感じるものの心理学テクニックを巧みに取り入れた構成で、消費者をスムーズにアクションまで導いてくれます。あらゆる業界のマーケティング戦略に使われる有効な手法と言えるでしょう。

とはいえ、PASONAの法則を取り入れた広告は使い古しの印象もあり、どうアレンジしていくかが課題です。基本の流れを崩さずにオリジナリティを盛り込み、商品やサービスをアピールしていく必要があります。

3.PASONAの法則の本の紹介

PASONAの法則を本から学ぶなら『禁断のセールスコピーライティング』が候補になります。目的のアクションに落とし込むための禁断の法則からダイレクトメール・セールスレターのひな形まで、気になる内容が一通り網羅されています。本を読むと、こんなスキル・ツールを習得できます。

・「PASONA法則」の具体的な成功レター
・お客様の反応率を高めるための法則
・ダイレクトメールで反応を得るための必殺公式
・買うお客を選別するテクニック
・神田昌典が書いた実際のレター事例

本を開くと付箋をつけずにはいられないとまで言われるほど評価が高い本で、社員研修や大学の授業にも活用されています。
この本の著者は、外資系企業の立ち上げに携わるにあたって、3ヶ月以内に売り上げをあげないと解雇される状況だったと述べています。

危機を救ったツールがセールスコピーライティングであり、言葉ありきの価値観を形成するまでにいたりました。どんな文章でもいいのでまず書くことにより人生が豊かになるとまで言い切っています。

2016年には、新・PASONAの法則解説本『稼ぐ言葉の法則』が出されました。2016年上半期における大手書籍通販サイト・ビジネス・経済部門でベスト10入を果たすなど、瞬く間に話題の本となりました。1999年に開発したPASONAの法則をバージョンアップした内容が含まれ、ビジネスマンや経営者の注目を集めています。

4.PASONAの法則はコピーライティングの法則

PASONAの法則は、販売促進活動に使えるコピーライティングの法則です。マーケティングに利用することで売り上げアップ・利益向上を目指せます。言わば、売る力を備えるための強力な武器です。あなたのビジネスを軌道にのせる有効なヒントとなるでしょう。

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