リミッティング・ビリーフとは
リミッティング・ビリーフとは、物事の捉え方をネガティブに傾ける思い込み・固定概念を指します。思考や感情に否定的に作用することで、心にブレーキをかけてしまいます。リミッティング・ビリーフを特定して解放することで、悩みを解消できる可能性があります。
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ビジネス心理学とは?1.24のリミッティング・ビリーフとは
特に深刻なトラウマを産み出す原因として、24のリミッティング・ビリーフがあげられます。生存・人間関係・成長・精神・自己重要性に分類され、該当する思考パターンが目に付く場合は、専門的なカウンセリングが必要とも言われます。
生存に関するリミッティング・ビリーフ
存在してはいけない
ありのままの自分であってはいけない
自分の性別であってはいけない
見えてはいけない
愛着を感じてはいけない
人間関係に関するリミッティング・ビリーフ
人に近づいてはいけない
人を信じてはいけない
集団に属してはいけない
感謝をしてはいけない
成長に関するリミッティング・ビリーフ
成長をしてはいけない
セクシーになってはいけない
子供であってはいけない
親から自立してはいけない
自由に行動してはいけない
考えてはいけない
成長・精神に関するリミッティング・ビリーフ
正気であってはいけない
健康であってはいけない
感じてはいけない
楽しんではいけない
くつろいではいけない
自己重要感に関するリミッティング・ビリーフ
重要な存在であってはいけない
欲しがってはいけない
成し遂げてはいけない
成功を感じてはいけない
これらの思い込みがあると、会社や学校の人とうまくなじめない・何となくやる気がでない・いつも肩肘張った状態で疲弊する・自分に自信が持てないなどの弊害が出ます。
2.リミッティング・ビリーフのデメリット
リミッティング・ビリーフの語尾は全て「○○してはいけない」の形でしめくくられます。自分の行動に対する制限をかけられた状態ゆえに、生きにくさを感じます。
あてはまる項目が多いほど制限事項が増えていき、思考や行動がセーブされます。限られた枠の中で生きることを強制され、他者との関係やコミュニケーションにつまずきがちです。
リミッティング・ビリーフを生み出すのは、幼少期のメッセージとされています。たとえば、親から「あなたは何てダメな子なの」「そんなことができないようでは価値がない」と言われ続けると「重要な存在であってはいけない」という思い込みが形成されます。
失敗を過剰に恐れるようになり、自分にはできないというフィルターができるのです。そうなると、会社や学校でうまく立ち回ることができなくなります。
性格を無理矢理変えようとしても根本的な変化を伴わなければ同じです。リミッティング・ビリーフを解消し、自分の枠組みを変えていく必要があるでしょう。
3.リミッティング・ビリーフを解消するには
リミッティング・ビリーフを解消するには、専門家のケアが必要となります。幼少期から形成された思い込みを変えることは難しく、自分だけではどうにもならないことが多いためです。精神科・心療内科などの医療機関の他、カウンセラー・セラピストの助けを借りて解消するケースが多いです。
心の状態のヒアリングから始まり問題を特定したうえでケアを進める流れが一般的です。
4.まとめ|リミッティング・ビリーフは悩みを作り出す思い込み
リミッティング・ビリーフは、あらゆる悩みを作り出す思い込みを指します。解消するためには、どうして間違った思い込みが産まれたかを特定し、過去と向き合う中であるべき考えを養う必要があるとされます。
固定概念を取り除き行動や思考パターンの許容範囲が広がる度に心地良さを感じます。人生が楽で楽しくなり、より充実した生き方が見つかるでしょう。