ミルトン・エリクソンとは

ミルトン・エリクソンとは

ミルトン・エリクソン(Milton H. Erickson)とは、アメリカの臨床睡眠学会の創始者で、睡眠療法家として広く知られる精神科医でもあり心理学者です。アメリカ精神療法協会、アメリカ心理学会、アメリカ精神病理学会などのメンバーでもありました。

ミルトン・エリクソンは催眠療法を独学で身につけます。催眠をコミュニケーションのひとつとしてとらえて、患者と自然に雑談をしながら催眠誘導を行いました。そんな彼のことを、20世紀最高の天才的催眠療法家や天才セラピストと評する専門家もいるほどです。

幼少期から、重度の身体障害を患っていましたが、その障害を患ったことが類いまれとも言える超人的な観察眼を育むことになりました。体の自由がきかず、退屈しのぎで始めた周囲の人間の言動や行動を観察することが、さまざまな気づきと発見をもたらしたのです。

ミルトン・エリクソンの心理療法とは NLPとの関連は

ミルトン・エリクソンの心理療法は、普通の会話に催眠誘導を持ち込むことで、従来の古典催眠とは大きく違う結果を生んでいます。このようなアプローチをエリクソン派アプローチと呼んでいる場合もあります。

一方、NLPとはアメリカで1970年代に研究されていた心理学で、リチャード・バンドラーとジョン・グリンダーによって基礎が作られました。NLP心理学を研究するために、セラピーの分野で有名だった「3人の天才」と称されたセラピストを分析し、その分析により誰にでも同じような結果が出せる共通のパターンを見出しました。その3人の天才のうちの一人が、催眠療法家のミルトン・エリクソンなのです。

現在、NLPはビジネスやスポーツの分野に幅広く応用されており、成功を生み出すパターンとして確立された心理学として有名です。そのNLPが起こるきっかけの一人が天才睡眠療法者、ミルトン・エリクソンなのです。

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ミルトン・エリクソンの催眠療法入門とは

ミルトン・エリクソンの催眠療法は、まず、すべての人は催眠にかかることを前提に作られています。まず、相手をしっかりと観察し、相手に関心を持つことで、意識の焦点を相手に向けます。関心と同じくらい、相手に好奇心も持つようにします。

その後、観察を大切にしながら、相手の反応するような選択肢をもたらしたり、これから起こることをイメージさせたりします。このように、普段の会話から催眠への境界をなくすこと、それがミルトン・エリクソンの催眠療法入門といえます。

伝統的な睡眠療法としては、断定的な言い方をします。しかしながら、エリクソンの催眠療法は、「眠くなるかもしれないし、ならないかもしれない」といったような、相手に選択肢を与える言い方で行います。相手の行動を断定しない言い方なので、さまざまなタイプの人に受け入れられやすいのです。

ミルトン・エリクソンの本やDVDについて

ミルトン・エリクソンの催眠療法入門の本やDVDなどは、たくさん世に出ています。催眠療法を行う行わないにかかわらず、読むことができます。NLPを学びたい人の入門書としても最適です。実際に他人とかかわるときにヒントとなるアイデアを見つけることもできます。

ミルトン・エリクソンの催眠療法をもっと学びたい、また、スクールなどに行く時間がないなど、独学で学びたい人には、ミルトン・エリクソンの催眠療法を学べるDVDがあります。

催眠誘導までの手法を具体的に例示して映像で解説しているので、初めてミルトン・エリクソンの催眠療法を学ぶ人にとってもわかりやすくなっています。DVDは、書籍ではわからない声のトーンや話し方など、微妙なニュアンスも映像でわかりますので有効です。

まとめ|ミルトン・エリクソンは優れた催眠療法家

ミルトン・エリクソンは優れた催眠療法家です。相手に対して支配したり拒絶したりすることなく、相手の選択肢や考え方を尊重しながら催眠療法を行います。相手の観察を大事にし、問いかけを大事にしていますので、催眠術を身に着けるというよりも、コミュニケーションを身に着けることができます。

特に、コーチングの手法にも応用することができます。たとえば、会社経営者や心身に疾患のある人など、一見コミュニケーションをとることが難しいと思える人でも、ミルトン・エリクソンの催眠療法を応用することで円滑なコミュニケーションをとることが可能になります。人間関係が複雑化している現在、ぜひ身に着けたい心理学です。

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