自己開示とは

自己開示とは

自己開示とは、自分についての極めてプライベートな情報を相手にありのままに伝える行為です。ここで重要なのは嘘偽りなく伝える、ということがポイントです。相手に対して特定の印象を持たせるために行うのは「自己提示」です。自己開示ではないので、同じように考えてはいけません。

自己開示を行った場合は、自己開示をされた受け手側も同じように自己開示をしたくなる、という返報性のルールがあります。

たとえば、こちらが趣味の話をしたとすれば、相手も同じように趣味の話をしてくれる可能性が高くなります。この効果を利用して、ある程度深い話をすることで、相手からも深い話を引き出すことができます。相手がそこまで話をしてくれたのであれば、自分も同じように話をしなければならない、という気持ちになり、関係性を深めることができるのです。

自己開示の返報性とは 実験や研究の紹介

自己開示による返報性の心理ですが、人間関係のさまさまな場面に影響しています。たとえば、自己開示すると好意的になっていくということがあります。恋愛においては、お互いが自己開示をして、相手のことをしっかりと理解し合っていくことが愛情を深めることに繋がるのです。

心理学における実験では、個人情報を開示すればそれだけ相手はあなたに好感を持つようになる、ということが分かっています。ただ、この開示の回数や程度というのは、男性や女性でも全く異なります。

女性の場合、男性よりも自己開示を積極的に行うケースが多いと言われています。そして自己開示の動機についても、男性と女性とで違いがあるということが実験によって分かっています。

男性の自己開示の動機は、女性と仲良くしたいと思っていることが多く、女性の場合にはこれといった動機はなく、自己開示し合うこと自体を楽しんでいることが多いようです。

自己開示の法則で恋愛をうまくいかせる方法

気になっている、好きという好意を表現するのも自己開示のひとつです。極端に言ってしまえば、直接告白してしまうというのが、関係を発展させるうえで最大の近道なのです。

興味のない人から告白をされた場合、はじめは拒否をしていても、少しずつ興味を抱くようになったり、恋愛感情を抱くことがあります。そして、告白して断られたとしても、そのまま友人関係を続けていくことで恋愛に発展することもあります。

告白は、付き合うための最終段階のように感じる人もいることでしょう。しかし、この告白を最後ではなく最初にあえて行うというのも、実はとても効果的である場合があります。いきなり告白をしてしまうというのも、ある意味自己開示となり、恋愛においてプラスに作用するのです。

自己開示が苦手な人がうまくなる方法

自己開示というのは仕事や恋愛において重要であるということは分かっていても、自己開示が苦手な人ももちろんいると思います。では、自己開示が苦手な人は、どうすれば良いのでしょうか。

自己開示が苦手という人には、まずは比較的簡単に開示できる情報から出していくようにしましょう。たとえば出身地や興味のあること、血液型などといった情報です。

そこでたまたま共通点があれば、親近感が湧いたり、安心感を得られることもあります。仮に共通点がなくても、相手が興味を持ってくれるかもしれません。そうして少しずつですが、距離を近づけていくことができます。

自己開示することで相手との親密性を高める

人とコミュニケーションを取るうえで、自分が持っている考え方やエピソードを話すというのはよくあります。その時に、話を聞いている他の人が、自分に対してどういった印象を持つのかを考えずに話をすることもあるでしょう。これも自己開示なのです。

自己開示をするというのは、相手にどのように思われるのか、相手にどんな印象を与えるのか、といった事前の予想といったものを立てることなく、自分の情報をオープンにするものです。

余計なことを考えず、素直に自分の情報を開示することから、より相手に対してオープンに話をすることができます。それは相手との親密性を高めるうえで非常に効果的なのです。

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