人見知りとは 

人見知りとは 意味や特徴の解説

人見知りとは、もともと赤ちゃん(生後6ヶ月頃〜)や子供が見知らぬ人に対して、警戒心から恐れを抱いたり、泣き出したりする反応のことを指しました。今では、内気だったり、恥ずかしがり屋な大人のことも「人見知り」と言ったりします。

特徴としては、子供の場合は、緊張した表情で笑顔を見せなくなったり、目を合わせることが出来なかったり、極端な場合は泣き出したりします。大人の場合は、なかなか打ち解けることが困難だったりします。

人見知りと赤ちゃんや発達障害との関係

相手の目を見て話せない、初対面の人と話す時にはちょっとした錯乱状態に陥ってしまう、初めての人には素の自分を出したコミュニケーションが取れないといった人見知りは、生後間もない頃から3歳くらいの赤ちゃんに多く見られます。

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小さい頃の人見知りは8割という高確率で見られますが、これから成長していくに従って少しずつ改善されていくことになるため心配は無用です。発達障害との関連性についても否定的な意見が多く、発達障害や自閉症の赤ちゃんの中にも人見知りが激しい子もいれば人見知りを全くしない子もいます。

赤ちゃんは本来、好奇心も旺盛で社交的な性格ですが、家族以外の大人と会う機会が少ないと、誰だろうと好奇心を持ったとしても知らない人に怯えてしまい泣き出してしまうことになります。接したい気持ちと恐れの気持ちで葛藤が起こる、これが赤ちゃんにおける人見知りの正体と言えます。

人見知りの原因と診断方法

さて、それでは人見知りをしてしまう大人の場合はどのような原因が考えられるのでしょうか。大人の場合、過去の経験と自己防衛の本能が人見知りの原因と深く関係しています。

コミュニケーションにおいて過去に嫌な経験をしていたり、傷つけられた経験があったりすると、再びその時のことが繰り返されるのではないかという深層心理が働いてしまい、その結果防衛本能が働き、言動が不自然になってしまいます。

また自分に自信が持てないということや、相手からの評価が気になってしまうということなども人見知りの原因として考えられます。

人見知りは問診でもそれなりの精度で調べることができますので、相手の目を見て話せない、初対面の人と上手に話せないといった症状が気になる方は調べてみることをおすすめします。

人見知りを直す克服方法

人見知りの克服方法は症状によって変えていきましょう。過去のトラウマが原因となっているならば、少し荒っぽい方法になりますが、ムリヤリでも新しい経験を重ねることを試してみて、トラウマになるようなことはほとんど起こらないことを体に覚えこませるのも良いかもしれません。特定の苦手な人がいる場合には、その人と話さない、距離を置くというのもひとつの対策です。

人見知りに共通している「他人からの自分の評価が気になる」という考え方は捨てて、誰も自分のことなど気にしていないと開き直るのも良いかもしれません。

人見知りでもできるバイト、面接対策

飲食店のキッチンやスーパーの裏方などのバイトであれば接客の要素は薄く、毎回特定の人物としか顔を合わせないので、人見知りでも簡単にできます。またネットカフェの店員なども、お客さんと接する機会が少ないため、徐々に仕事に体を慣らしていくことが可能なバイトと言えるでしょう。

面接の対策としては正直に人見知りであることを告白してしまいましょう。隠して臨んでも、面接を何度も経験している面接官にはバレてしまう確率が高いです。近眼の場合は、面接時にあえてメガネを外して相手の視線が自分の目に入らないようにして面接をこなすという手もあります。

視線を感じると恥ずかしくなってしまう人見知りにとって、相手の顔をしっかりと見なければならない面接は強いストレスになると思いますが、人見知りでなくても面接に緊張するのは当たり前のこと。開き直ってしまうことが一番の対策になると心得ましょう。

人見知りで悩む人は結構たくさんいる

相手の顔を見ながら話すのが苦手、焦ってうまく話ができなくなってしまうという、大人であっても人見知りの悩みを抱えている人は案外多く、深刻な悩みにまで発展してしまっている人も少なくありません。

しかし人見知りは、原因と解決策が事前にわかれば、ある程度までは回復させることができますので、あまり心配せずに自分と向き合っていくことをおすすめします。人見知りはよくないことだと、ネガティブ落ち込むのではなく、「個性のひとつ」と受け入れることで、かなり改善できます。少しずつ自分を変化させていきましょう。

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