テレアポとは
「テレアポ」は、「テレフォンアポインター」を略した単語。
テレフォンはご存知の通り”電話”のこと、 アポインターは、”アポイントメント”をとる人のことをいいます。つまり、「テレアポ」は、電話をかけて会う約束を取り付ける人、またその仕事のことを意味します。
また、テレアポが取るものというのは、”会う約束”だけに限りません。通信販売や商品の営業などでは、商品を購入してくれる”顧客”を直接取らなければならない場合もあります。
テレアポの業務ではマニュアルが用意してあることが多く、その流れに沿って相手と対話するのが基本です。マニュアルにはあいさつや自己紹介の仕方、要件の伝え方やその内容、説明の流れなどがメインに書かれています。
また、相手からの質問に対する答えも、ある程度見越したマニュアルが用意されているのが普通です。アポインターは慌てることなく常に落ちついた対応ができることが望ましいからです。
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ビジネス心理学とは?テレアポのコツやマニュアル(営業)
電話の相手と直接顔を合わせて話すわけではないため、テレアポにとって”声”というものは非常に大切であり、唯一使用できる武器といっても過言ではありません。
そのため、テレアポを行う際は、相手が電話に出た時の、はじめのあいさつが肝心になります。第一印象がすべてを決めるとよく言われますが、テレアポの場合は、相手がアポインターの評価を決める材料が”声”しかないので非常に重要になってきます。
また、声と同時に、”言葉”も判断材料にされると考えましょう。つまり、アポインターは声で相手に好印象を与え、正しい日本語やていねいな言葉遣いなどをマスターしている必要があるのです。
テレアポのマニュアルは所属する企業によっても様々あると思いますが、冒頭だけは共通しています。「あいさつは元気よくハキハキと」、「自己紹介はていねいに」、「要件は相手をイライラさせないよう簡潔に」、など、出だしに重点を置いているマニュアルが多いです。
テレアポのアルバイトや求人
テレアポの求人、特にバイトの募集は非常にたくさんあります。それは、お客様のライフスタイルに合わせて電話をかけることを考えればわかると思います。お客様がくつろいでいる時間帯にテレアポ業務を行うのであれば、深夜近くになったり、土日が多くなりますので、不規則でも短時間働ける方(時間の余裕がある方)の方に向いています。
とはいえ、性格的に向き不向きのはっきりしている仕事内容です。電話で会話をすることが苦痛だったり、断られてすぐに凹んでしまうような精神的に脆いタイプは向きません。セールスや営業職の経験があったほうがいいでしょう。
テレアポの極意とは
テレアポの極意、それは「聞かせるトーク」と「折れない心」。電話をかけた相手が最初から話を聞いてくれるとは限りませんし、むしろそうでない場合がほとんどだと思っておいた方がいいでしょう。
しかし、そこであきらめていてはテレアポは務まりません。聞いてくれない相手を、いかにして振り向かせるか、そこにアポインターとしてのやりがいを感じなくてはいけません。
いきなり契約を完了させようとしたり、商品を売るといった結果を求めるのではなく、まずは話を聞いてもらうことを考えましょう。お客様の懐に入り込む、その第一歩を目指すことが大切です。
また、引き際も肝心になります。断固として話を聞かない相手に対し、いつまでもずるずると説明を続けるのは無意味です。その日はスパッと諦めて後日またチャレンジするなど、決断力も鍵を握ります。