ウォーレン・バフェット(Warren Edward Buffett)は、アメリカ合衆国の投資家であり、経営者や資産家としても世界的に名を知られています。慈善活動家としても有名です。世界最大の投資持株会社・バークシャー・ハサウェイの筆頭株主をしており、同社の会長兼CEOを務めています。
ウォーレン・バフェットの資産や銘柄について
ウォーレンバ・バフェットは米国の長者番付にて常に上位にランクインしていることでも有名ですが、それ以上に彼の名前を全世界へと知らしめることになったのは彼の投資の才能です。
大富豪とも言えるウォーレン・バフェットの資産は2015年版の世界長者番付において第3位、約9兆円になるとされています。偏食家としても有名で、自分が気に入っている食べ物しか食べたり飲んだりしないと言われています。コーラを飲んでいる姿は日常的によく見られる光景で、その偏食ぶりは医師から死んでいてもおかしくないと言われるほどです。
世界最大の持株会社、バークシャー・ハサウェイの会長として現在も活動を続けています。投資の神様、ウォーレン・バフェットは普通とは違う独自の投資方法によって現在の地位を確立し、その投資法には世界各国が注目しています。
逸話も多く残っているバフェット氏は、所有しているその資産以上に独特な魅力を持っている人物と言えるかもしれません。
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ビジネス心理学とは?ウォーレン・バフェットの投資法
バフェット氏の投資方法には3つの法則があります。すなわち、(1)優良な企業を安く購入するということ (2)ビジネスモデルを購入すること (3)超長期的な投資を行うことの3点です。
なんだ、それだけか、と拍子抜けしてしまう方もいるかもしれませんが、単純にも思われるこれら3点が意外に難しいのも事実です。一般の投資家からしてみれば、彼のように豊富な資金力はありませんので、超長期的な投資をするのは難しく、目先の利益だけを追い求めなければ生活が成り立たないという問題もありますし、資金力が無ければビジネスモデルを購入することも不可能です。
彼の考え方を取り入れて投資をしていくことはできますが、そのまま真似ることはできません。同じようなことをしていれば日本国内にも世界に通ずる富豪が生まれるかもしれませんが、バフェット氏のような資産家がいまだ登場していないことからも、完璧に真似することはできないことの証明になっていると言えるのではないでしょうか。
バフェット氏の投資法にて注目すべきは、その銘柄選びにあります。IT企業のようなハイテク産業には投資を行わず、コカコーラのようなローテク産業を中心に投資をしていくのが特徴となっています。
また事故を起こした企業を選ぶのも特徴に挙げられます。これは企業が事故を起こしたことによって市場が動揺し、慌てた投資家達が株を売却して株価が下落したタイミングを狙って購入していることを意味しています。質の良いサービスを提供している企業の株をいかに安く購入できるかという点に注目した投資方法となっています。
ウォーレン・バフェットが日本株に投資しない理由
それではウォーレン・バフェット氏のような投資の仕方を日本国内で行った場合にはどうなるのでしょうか。十中八九これは成就することはありません。というのも、日本という市場は非常に特殊で、常に日経平均株価が長期的に見て右肩上がりになっているというわけではないという点に起因します。
これに対してアメリカは長期で見れば右肩上がりが続いており、したがってバフェット氏の投資法の基本である超長期的な投資が成り立つのです。
まとめ|ウォーレン・バフェットは世界長者番付の常連
世界長者番付の常連になっているウォーレン・バフェット氏は投資という世界において天才と呼ばれる存在です。
彼の投資方法は少々特殊で、超長期的な投資になっており、日本国内で真似して成功するとは限りません。しかしながら彼の言葉や投資の根幹となる理念は合理的で、学ぶことも多いのも事実です。
バフェット氏と一緒にステーキランチを楽しむ権利が毎年オークションにかけられ、その度に1億円以上の大金で買われているのも、彼から学びたいと考える人が多いことの証明と言えますね。