コンサルタントが教える、失敗しないサイドビジネスの方法

あなたがもし、「サイドビジネスをすることで、副収入を得たい。そして上手くいけば、いつかは起業をしたい」と思っているとしたら、この記事は非常に役に立つでしょう。なぜなら、多くのホームページには書かれていない、サイドビジネスの正しい選び方をお伝えしているからです。

起業支援コンサルタントとして、月間のべ300人にアドバイスしている私の経験から、サイドビジネスを成功させるための有益な情報をお届けします。

インターネットで「サイドビジネス」と検索すれば、アフィリエイトだの、FXだの、「簡単に稼げそうな情報」がいくらでも見つかります。しかし、私にいわせれば、そういった情報はウソだらけ。

本当に真剣にビジネスをしようとしている人をカモにしようとしているのです。それではまず、サイドビジネスを選ぶときにだまされないためのポイントからご紹介していきます。

なお、「簡単に稼げる副業」の実態については、こちらで解説していますので参考にしてください。

「もう少しお金があると楽だけど、何か確実に稼げる副業はないかな……?」と、あなたは思っていませんか? 実は私自身、カンタンに稼げる副業の方法を探していた時期がありました。しかし、その結果、お金を稼ぐどころか50万ほど無駄にしてしまいました……。(これに...

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目次 〜サイドビジネスで失敗しない方法を解説します〜

1.絶対だまされない! サイドビジネスの探し方

2.サイドビジネス選びの4つのポイント

3.覚えておきたい、サイドビジネスのデメリット

4.サイドビジネスの変な儲け話には注意

1.絶対だまされない! サイドビジネスの探し方

絶対だまされない! サイドビジネスの探し方

あらためて、サイドビジネスとは何でしょうか? あるいは、サイドビジネスと似ている言葉の、「副業」とのちがいはなんでしょうか?

Wikipediaでサイドビジネスと調べてみると、自動的に「副業」のページへと転送されるので、世の中では副業とサイドビジネスは、ほとんど同じ意味だと捉えられているのでしょう。しかし、私の感覚では、その2つは微妙にちがいます。そこで私なりに定義してみます。

副業 = 本業のかたわらにする、副収入を得るための「手段」
サイドビジネス = 本業のかたわらにする、副収入を得るための「ビジネス」

これは私の感覚を言葉にしたものですが、副業とは、あくまで副収入さえ得られればいい人がするもの。一方で、サイドビジネスとは、副業よりもビジネスの意識が強い人が使う言葉。そして、上手くいけば、いつかは起業をしたいと思っている人がするもの、です。

ここでは、副収入を得るだけでなく、うまく転がればそれで起業をしたいという方向けに記事を書いていきます。

1−1.他のホームページへ誘導するのはバックマージン目当て

この記事を書く前に私も、「サイドビジネス」で検索してみました。インターネット上に、どんなホームページがあるのかと疑問に思ったので。

すると、本当にひどい(笑) ビジネスをしようとしている人を食いモノにするようなホームページの雨あられです。

たとえば、FXの口座を開設させようとするホームページです。実は、あなたがそういったホームページからFXの口座を開設すると、そのホームページの運営者になんと1万円くらいのバックマージンが入ります。

あるいは、アフィリエイトと呼ばれる販売代理店になることを勧めるホームページもありました。これも、あなたがなにかを購入すると、ホームページの運営者にバックマージンが入る仕組みになっています。

あなたがこれからビジネスしていく過程で、色々と検索することになると思いますので、これは覚えておいてください。「他のホームページに誘導しようとしている時点で、なんらかの利益を得ようとしている」ということを。

FXのメリットだけを伝えて、FXの口座を開設をしてもらうのが彼らの目的なのです。その後、あなたがFXでいくら損しようと、彼らは知ったこっちゃないのです。

1−2.資料請求もバックマージン目当て

サイドビジネスを探す過程で、必ず出てくるのがフランチャイズの情報が載っているホームページです。「フランチャイズの資料請求をした方がいい」と必ず書いてあるのです。しかし、これもバックマージン目当てのサイトであり、参考にしてはいけません。

もし参考にするとしたら、実際にフランチャイズをしている人のブログでしょう。そういう人が、実際にどれくらい稼げていて、どれくらいの時間的な余裕があって、どんなライフスタイルを送っているのかを見るのはとても役に立つでしょう。

しかし、実際にフランチャイズをしている人は、フランチャイズの資料請求をさせるようなことはまずしません(笑) つまり、フランチャイズについて書いているホームページは、バックマージン目当ての運営者がやっているのです。

1−3.稼げる最高額や平均値ではなく、中央値に注目

サイドビジネスを探していると、「平均年収1000万円」と書かれていることが多いです。が、これは要注意。

なぜなら、大学などで統計学を学んだ方ならわかると思いますが、平均というのは年収というものには使いにくいのです。それは極端に高い年収の人が存在するからです。早い話が、年収1億円の人が1人いたら、9人が年収0円でも、その10人の平均年収は1000万円になりますよね。

特に昨今は、収入の二極化が進んでおり、ごくごく一部の富裕層と、その他大勢の貧困層に分かれてきています。そうした状況では、業界の平均年収を知ったところで、あまり意味がないのです。一部の富裕層が釣り上げた平均は、実態を表していません。

そして、平均以上にもっと意味がないのは、稼げる最高額の数字。これは、ネットワークビジネスの勧誘などで多いのですが「年収1億円も可能」と書かれていても、そんな数字にはなんの意味もありません。なんの価値もありません。

そこで、大事なのは中央値です。すなわち、グループの中で真ん中の人の年収です。たとえば5人のグループがいたら、グループで3番目に年収が高い人の数字はいくらか、ですね。この数字はかなり実態を表すことが多いです。

副業で有名なアフィリエイトの場合、95%の人が月に5000円も稼げていません。ということは、アフィリエイトで稼げる額の中央値は、おそらく3000円程度ということになるでしょう。

もし、サイドビジネス探しをするときは、年収の中央値がいくらなんだろうと自問するようにして下さい。最高額や平均ばかりに気を取られると、実態をつかめないでしょう。

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1−4.デメリットが書かれていない文章は要注意

当たり前ですが、サイドビジネスを含むどんなビジネスにもデメリットはあります。しかし、デメリットが書かれていない文章は要注意です。客観性がないからです。

たとえば、「本当にカンタンで、誰にでもできます」とメリットが書かれていたら、そのデメリットはなにかわかりますか? それがわからない場合は、カモにされる可能性があります。

「本当にカンタンで、誰にでもできます」というメリットがうたわれていれば、「簡単であるがゆえに、みんなが参入してくるので、すぐに飽和して稼げなくなる」というデメリットがあるということに気づいてください。

つまり、賞味期限が短いビジネスなのです。もし仮に、そのビジネスをして、そこそこうまくいったとして、それで起業をしてしまったら本当に危険です。すぐに稼げなくなるので、食いっぱぐれるのも時間の問題だからです。

デメリットが書かれていない場合、それを鵜呑みにするのではなく、眉にツバをつけながら、疑ってかかってください。

1−5.「必ず儲かる」は存在しない!

さきほど説明しましたが、「必ず儲かる」とか「再現性100%」と書かれていたら要注意。

小学校の社会の時間で、需要と供給について学びましたよね。物の値段というのは需要が増えれば増えるほど値段が上がり、供給が増えれば増えるほど値段が下がると。

まさに、そうなのです。もし仮に、必ず儲かるビジネスがあったとしましょう。そうすると、どうなるか? 小学生でも、おじいちゃんでも、誰でも彼でも参入してくることになり、供給が無限大に増えることになります。

供給が無限大に増えれば、そのビジネスで売っているものの値段は限りなくゼロに近づくのです。その結果、誰も儲からないビジネスになってしまうのです。

ということは? 多くの人はカンちがいをしているのですが、ビジネスにおいて「再現性は低ければ低いほどいい」のです。あなたが、その低い再現性を乗り越えて、ビジネスを成功させたとしたら、その後は参入者が全然いないのでずっと儲かり続ける(=独り勝ち)、ということです。

その典型例はテレビ局です。テレビには放送利権があって、地上波の放送局の免許を得ることはほぼ無理と言われていますよね。そのため、新規参入が起こらず、テレビ局の社員の年収はとても高いものになっていました。

例えば、フジテレビ、TBS、日本テレビ、テレビ朝日、テレビ東京の五大テレビ局の平均年収はいずれも年収1000万円以上となっています。(2012年 ダイヤモンド社調べ)

儲かりそうなビジネスに飛びつくのではなく、ごく一部の、ちゃんとしたスキルをもった人にしか出来ないようなビジネスに飛びつきましょう。

1−6.一発逆転ストーリーを信じるな!

私たちは、どうしても一発逆転のストーリーに惹かれてしまいます。「借金928万円の、37歳のしがないサラリーマンが、たった90日で月収86万円!」とか、「自己破産をした会社員が、わずか1年で1000万円の貯金を貯めた!」とか。

挙句の果てには、美女やブランド品、高級車、高級マンション、海外旅行、美味しそうな食事、などをちらつかせる。よくある話ですね。

私自身、今までビジネスや自己啓発のセミナーをたくさん開催してきました。そして、年間1000人位の参加者を見てきました。合計では1万人以上のセミナー参加者を見てきたでしょう。

その経験から言えるのは、「世の中には一発逆転なんて存在しない」ということです。はたから見ると一発逆転をしているようであっても、実際はコツコツとした積み重ねを何年も続けているのです。そして、続けているうちにどこかの時点で、ドカンと業績が上がっただけだったのです。

もしあなたが一発逆転を信じているとしたら、夢を奪ってしまったかもしれません。もし、そうなら謝ります。しかし、私がお伝えしたいのは、副業やサイドビジネスの業界には、簡単に一発逆転できるようにみせかけた方法を、高額な価格で売っているサギ師がたくさんいる、ということなのです。

どうか、そういった「簡単に稼げそうなノウハウ」や「投資話」に引っかからないでください。一発逆転を信じていると、そういったサギに引っかかってしまいます。

1−7.ローリスクにだまされるな!

「アフィリエイトにはリスクがありません」とか、「ネットワークビジネスにはリスクがありません」といったように、ローリスクを売りにする人はたくさんいます。

しかし、待ってください! 実際にお金が稼げたとして、あなたの時給はいくらになりますか?  もし、時給が300円ほどにしかならなかったとしたら、アルバイトでもしていた方がずっと割がいいですよね。

また、インターネット上にあなたの名前を出して、アフィリエイトをしたとしたらどうでしょうか? インターネット上に一度出てしまった情報を消すのはかなりむずかしい、ということに気づいていますか?

ブログやメールマガジンに、個人の情報や会社の話を書いてしまって、それがバレてクビになった例も私は知っています。それこそクビになるというのは、会社員にとってはすさまじいリスクなのではないでしょうか?

あるいは、プライバシーも資産だということに気づいていますか? あなたがインターネット上に名前や顔を出してしまったら、あなたはプライバシーという資産を失います。そして、これはお金と違って、一度失ってしまったら二度と取り戻せない資産です。(特に女性の方は、ストーカーなどには気をつけてください)

もし、時間的なリスクや、プライバシーを失うリスクがなかったとしても、注意するべきポイントはあります。それは成功する確率。たとえば宝くじは、時間的なリスクも、プライバシーを失うリスクも、金銭的なリスクもほとんどありません。

その代わり、宝くじは当たる確率がとても低いことで、リスクとリターンのバランスが取れているのです。(ジャンボ宝くじが当たる確率は1000万分の1です。これは、東京ドーム200個の人の中から1人が選ばれるのと同じ確率です。)

もし、「お金のリスクはない」とうたっているものがあったら、下記に注意してみてください。

金銭的なリスクがなかった場合の注意点:

  • 時給はいくらくらいになるのか?
  • プライバシーを失うリスクはないか?
  • 成功する確率はどれくらいか?

これらを調べてからでも遅くありません。

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2.サイドビジネス選びの4つのポイント

サイドビジネス選びの4つのポイント

さて、注意点を理解した後で、次はサイドビジネスを選ぶポイントをあげていきましょう。

2−1.スキルが身について、積み上げていけるか?

あなたが長くビジネスをする上で大切なのは、「スキルが積み上がるか?」ということです。

副収入を得るという点でいうと、もっとも手っ取り早いのは、自宅にある不要品を売ることです。本を古本屋に持っていくとか、インターネットオークションで着なくなった服を売る、とかですね。

しかし、こうしたことは副業ならまだしも、サイドビジネスとしてはおすすめできません。なぜなら、スキルが身につかないからです。特に、営業や集客のスキルが身につかないのが問題です。

ビジネスを長く続けていこうと思ったら、あるいはビジネスを安定させようと思ったら営業や集客のスキルが重要になってくるからです。今の日本は、良い商品があふれているので、良い商品だという理由だけでは売れません。

不要品を売るという場合、営業や集客のスキルはもちろん、ほとんどなにもスキルが身につかないので、おすすめできません。

2−2.自分の好きなことと関係しているか?

副業であれば、あまり好きでなくても、とりあえずお金になればいいでしょう。「副収入になればいいか」とガマンするだけのこと。しかし、サイドビジネスとして、ある程度腰をすえて取り組みたいのであれば、好きなことと関係していないとむずかしいでしょう。

お金を稼げそうと思ってやり始めたが、まったく楽しめない。好きでもない。情熱も持てない。そんなビジネスを長く続けていれば、そのうち心が折れて挫折してしまうでしょう。あるいは、燃え尽きてしまいます。

私自身も、起業してからの最初の5年で、10業種くらいのビジネスに取り組みました。理由は儲かりそうだから、というだけ(苦笑) ホームページの作成、チラシのデザイン、販売代行、コピーライター、サプリメントの通信販売……色々と手を出しましたが、ほとんどうまくいきませんでした。

それらは、確かに稼げそうなビジネスでしたが、私が大して好きでもなかったため、やる気が出なかったからです。そのうえ、無理やり自分のことを追い込んでがんばっていたら、燃え尽きてしまいました……。

来る日も来る日も仕事ができず、貯金が減っていったのです。私の感覚では、全く好きではないことを、「お金になるから」という理由だけで、自分を追い込めるのは2年くらいでしょうか。それ以上は、心と体が壊れます。

ですので、もしあなたが腰を据えてサイドビジネスをしたいのであれば、ぜひ、好きなことと関係することをビジネスにしてくださいね。経験者は語る(笑)

2−3.失敗しないビジネスの4条件を満たしているか?

これは、「失敗しない、資金ゼロからの起業アイデア 5つの例」にくわしく書いたので、そちらもご覧になって頂きたいのですが、失敗しないビジネスには4つの条件があります。具体的には、下記のとおりです。

  • 小資本で始められるビジネス
  • 在庫を持たないビジネス
  • 利益率の高いビジネス
  • 定期的な収入を生み出すビジネス

この4つの条件を満たすと、少なくとも金銭的なリスクが少なく(1〜3番目の条件)、かつ、やればやるほど売上が積み上がっていく(4番目の条件)ので、非常に安心です。

特に、4番目の条件の、定期的な収入を生み出すというポイントは重要です。たとえば、有料メールマガジンや継続型のコンサルティング、サプリメントの自動配送、デアゴスティーニのような継続購読などが4番目の条件に該当します。

この場合、「今月は50万円の売上だったから、来月も最低50万円は期待できるな」と翌月の売上が予想できるので、精神的に不安がありません。

私が色々とビジネスをしてきた経験から、売ってしまって1回ポッキリの収入しか発生しないような仕事はおすすめしたくありません。

売り切り型のビジネスの場合、翌月の収入がいくらになるのか分からないので、不安で不安でたまらなくなった経験があるからです。そのときは「ああ、会社員の給料って、本当に良いものなんだな」と心から感じました。

特に、会社員の方で、毎月の給料で暮らしているような人にとっては、翌月の収入があるのか分からないというのは、不安以外の何モノでもないでしょう。私の場合、そのストレスで、起業当初は過食気味になっていたほどです。

また、こちらの条件と合わせて、稼げる仕事とはどういうものなのか知っておくことも重要です。くわしくは「稼げる仕事や資格の条件|男女ランキングからコンサルが分析」をご覧ください。

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2−4.メリットとデメリットの2視点でチェック

これは、サイドビジネスの分野を何にするかを決めるときだけではなく、ビジネスの全ての意思決定で、「メリットとデメリットの2視点でチェックする」ということを心がけましょう。

特にビジネスの初心者は、ビジネスのことをほとんどなにも知りません。そのときに、どこかで「この情報の通りにやれば稼げます!」と書いてあると、それを鵜呑みにしてしまうのです。しかも、興奮して、「これで、自分の人生を変えられるぞ!」と浮足立って(笑)

まず、落ち着いて下さい。深呼吸をして、Googleで検索してみましょう。たとえばアフィリエイトだとしたら、こんな具合にキーワードを入れるのです。

  • アフィリエイト 体験談
  • アフィリエイト 失敗
  • アフィリエイト 評判
  • アフィリエイト 詐欺

このように検索して、出てきたホームページを流し読みでいいので20ページくらい見てみて下さい。それで、下記のような形で表を埋めて欲しいのです。その際は、するとき/しないときと、メリット/デメリットの2×2=4つの視点で洗い出しましょう。

アフィリエイトのメリット/デメリット

アフィリエイトを「する」ときの アフィリエイトを「しない」ときの
メリット
  • 副収入が得られるかもしれない
    (ただし、95%の人が月収5000円以下とのこと)
  • もしかしたら、収入が増えたら、会社を辞められるかもしれない。
  • 今の会社の仕事に集中できるだろう。
  • アフィリエイト以上にもっと良いビジネスがあるかもしれないので、他のビジネスについても時間をかけてじっくりリサーチすることができる。
デメリット
  • 最低2万円の教材を買わないと、難しくてとても実践できないかもしれない。
  • ちょっと失敗しただけで、心が折れてしまうかもしれない。
  • 給料が現状維持(月収●万円)になる。
  • やりがいがない仕事を続けることになる。
  • 今の職場の人間関係がずっと続くだろう。

この表を書くときのポイントは、分かる範囲で数字を入れて書くことです。これによって客観性が生まれます。

さて、この表を見てどう感じましたか? かなりスッキリしますよね。頭の中で考えるだけではなく、表にして眺めてみることで、より質の高い決断ができるようになります。

また、なにかを鵜呑みにして浮足だっている時ほど、この表に空欄ができやすいはずです。たとえば、「アフィリエイトをするデメリットはないし、アフィリエイトをしないときのメリットもない! いますぐやらなければ!!」と思ってしまうのですね。

実際に、上にあげたキーワードで検索して、20ページも見れば、段々とメリットとデメリットが分かるようになってくると思います。

3.覚えておきたい、サイドビジネスのデメリット

覚えておきたい、サイドビジネスのデメリット

「2−4.メリットとデメリットの2視点でチェック」で、メリットとデメリットを洗い出しましょう、という話をしました。ここでは個別の話ではなく、サイドビジネス全般に代表されるデメリットをご紹介しておきます。ぜひ、参考にしてみてください。

3−1.税金がかかる

会社員の場合、私もそうでしたが、所得税や住民税などの税金をあまり意識しません。それらは給料から天引されるので、自分で払っている感覚があまりないからです。

しかし、起業やサイドビジネスでは、その感覚のままでは危険です。税金のために、しっかりと貯金をしておく意識を持ちましょう。副業であまり稼いでいない場合はちがいますが、サイドビジネスでそれなりの額を稼ぎ始めると、かなりの税金がかかるからです。

恐ろしいのは住民税です。引退したプロ野球選手などが「すごく稼いだ年に戦力外通告をされたら、翌年の税金がすごかった」と言っている話を聞いたことはありませんか? これは、住民税が、前年の収入を元に計算するためです。

たとえば、2億円を稼いだ年に戦力外通告されたとしたら、その翌年に2億円に対して住民税10%がかかります。すると、2000万円の税金が、無収入の状態のときに襲いかかってくるのです。そして、住民税は2年滞納するだけで、年14.6%というサラ金なみの延滞金が発生します。

このように、サイドビジネスで収入を上げていくと、忘れた頃に税金がやってくるのです。少なくとも10%の利益を貯金する習慣をつけて、支払う準備をしましょう。

3−2.時間がかかる

当たり前ですが、数千円〜数万円稼ぐのであれば片手間でも稼げるでしょうが、10万円以上稼ぐとなると、かなりの時間がかかります。

これは私の例ですが、会社員をしながら、サイドビジネスで月に20万円くらいを稼いでいました。あの時は、本当に大変でした。今思い出しても、「よくがんばっていたなあ」と、当時の自分を褒めてあげたいです。

仕事が終わって、家に帰ってきて、深夜2時くらいまでサイドビジネスの作業。ベッドに倒れるようにして寝る毎日。朝は眠気を熱いシャワーで吹き飛ばして電車に飛び乗る。ガタンゴトンという通勤電車の中でうたた寝。友達からの飲み会の誘いも断って、土日もひたすら作業、作業、作業。プライベートもなく、貯金もせずに、お金は本代やセミナー代にあてる日々。

そんな生活を1年位続けて、ようやくサイドビジネスの収入がゼロから月収20万円を超えたのです。

サイドビジネスでそれなりの結果を出そうと思ったら、たかがサイドという気持ちではダメで、メインのビジネスをやるのと同じくらいの感覚で行動しないと結果が出ない、と心得てください。

3−3.誹謗中傷されるかもしれない

ビジネスをするということは、あなたの考え方、あり方を世に問うようなもの。すると、あなたのことが気に食わない人から、苦情を言われたり、誹謗中傷される可能性があります。

私は、数万人の読者に向けてメールマガジンを書いていますが、残念ながら、苦情を言われることもしばしばです。しかし、それもしょうがないこと。ビジネスをしているのであれば、それくらいでクヨクヨ落ち込んではいられません。

サイドビジネスであれば、普通の起業家以上に時間とお金に制限がある中でやりますから、当然、きめ細かなサービスはできません。高級ホテルのような、ちゃんとした顧客対応をしてあげたくても、残念ながら時間的にむずかしい場合もあります。

すると、それをよく思わない人が、あなたのことを誹謗中傷してくるかもしれません。これは、あきらめてください。世の中の人全てに、よく思われることなんて不可能ですから。

私もひとりの起業家として、その悩みはよく分かります。が、どうしようもないことですので、割りきってくださいね。

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4.サイドビジネスの変な儲け話には注意

この記事は、サイドビジネス選びをしている方に向けて書いたものです。ですので、おすすめのビジネスについて具体的なことやむずかしい話は書いていません。もっとくわしく知りたい場合は、「失敗しない、資金ゼロからの起業アイディア 5つの例」をご覧ください。

また、自宅でできるサイドビジネスを考えている方は以下の記事も参考になると思います。

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いずれにせよ、あなたのサイドビジネスがうまくいくことを祈っています。くれぐれも、変な儲け話には乗らないでくださいね。

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