失敗しない、資金ゼロからの起業アイデア 5つの例

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「起業のアイデア」についてGoogleで検索をしてみると、それこそ50も100もアイデアが出てきます。しかし、どう見ても玉石混交で、「結局どれがいいの?」と悩んでしまいますよね。

そこで、この記事では量ではなく、質を重視して、起業アイデアについてアドバイスをします。

私は、集客に特化した起業支援コンサルタントとして、200業種以上のクライアントを体験してきました。また、現在も、月間のべ300人以上にアドバイスをし続けています。

その経験の上で、おすすめの起業アイデアや、失敗しないビジネスについて、ご紹介していきます。

この記事を読んでいくだけで、「起業するのに、事業計画書って必要なの?」とか、「どれが失敗確率が低いの?」とか、「今自分が考えている〜〜という起業アイデアはうまくいくのかな?」といった疑問が解消されていくはずです。

なお、これから起業しようと考えている方は、以下の記事もお読み下さい。

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目次 〜起業アイデア 5つの例〜

1.起業アイデアのチェックポイント

2.少予算でおすすめの起業アイデアと、その実態

3.良いビジネスアイデアでもなぜ失敗するのか?

4.初心者がよく失敗する7のケース

5.起業アイデアは成功の要素の10%以下!

1.起業アイデアのチェックポイント

起業アイデアのチェックポイント

まず大切なのは、起業の成功パターンと失敗パターンを大まかに覚えることです。世の中には、星の数ほどのビジネスの業種やビジネスモデルがあります。が、ご存知の通り、上手く行っているビジネスはほんの一握り。

なぜ、こういった状況になるのか? それは、ほとんどのビジネスでは、成功の定石、パターンを押さえていないからです。あるいは、典型的な失敗パターンにはまってしまっているからです。ですから、パターンを大まかに覚えておいて欲しいのです。

ビジネスが軌道に乗っているときに成功パターンを押さえていたとしても、全く安心はできません。今のご時世、数年も経てば経営環境が大きく変わりますから、いつの間にか典型的な失敗パターンになっていて、業績がどんどん落ちていく企業も少なくありません。

結果として、10年で95%が倒産してしまうのです。つまり、20社中19社は、10年生き残れないのです。まずは、起業の成功例と失敗例をみてください。

1−1.失敗しないビジネスの4条件

最初にご紹介するのは、ライブドアの創業者である、ホリエモンこと、堀江貴文さんが言われていた、「失敗しないビジネスの4条件」です。堀江貴文さんは、逮捕されたことや、過激な言動が理由で、好きではない方も多いと思います。(もちろん、私も好きかと聞かれると疑問符が浮かびます。)

しかし、私自身が、一人の起業支援コンサルタントとして、失敗しないビジネスの条件を考えたときに、この4条件はかなり的を射ていると感じているため、ご紹介することにしました。

堀江貴文さんが言っていること全てを聞く必要はないですが、この「失敗しないビジネスの4条件」については、参考にすることを強くおすすめします。

1−1−1.小資本で始められるビジネス

ビジネスというのは扱う金額が大きくなればなるほど、むずかしくなります。また、小資本(できれば元手ゼロ)で始めた場合、仮にビジネスを止めたところで、金銭的なリスクがほとんどありません。そのため、初心者には、小資本(できれば元手ゼロ)のビジネスをおすすめしています。

たまに「起業するには、事業計画書が必要なのではないか?」と悩んでいる方がいらっしゃいます。しかし、結論から申し上げますと、事業計画書は必要ありません。私の周りには、100人以上の起業家がいますが、事業計画書を書いた人は、ほんの数%だけです。事業計画書が必要だったのは、銀行などから多額の融資を受ける場合だけでした。

しかし、多額の融資を受けるビジネスは極めて難易度が高く、失敗したら借金まみれになるだけですので、ビジネスに十分慣れてからにしましょう。

1−1−2.在庫を持たないビジネス

せっかく元手ゼロで始めたとしても、在庫を持ってしまうと、リスクが大きくなります。

在庫は、売れるまではゴミの山です。決して、札束の山ではありません。しかも、その在庫がいつになったら売り切れるのか、ビジネスの経験が少ないと全く読めないと思います。

これは、私が過去に失敗したのですが、売れてもいないのに、1000枚のCDをプレスしてしまったことがありました。その結果、家がCDだらけになり、部屋の一角が完全にダンボールで埋まりました(笑)。また、1000枚のCDを売り切るのに2年ほどかかり、資金的にも苦労しました。

どうしても在庫を持つとしたら、ごく少量にしましょう。あるいは、実際に売ってみて、売れることがわかってから、受注生産(オン・デマンド)で在庫をごく少量だけ持ちましょう。

1−1−3.利益率の高いビジネス

ここでいう利益というのは、売上から、原価を引いたもののことです。(会計用語でいうところの粗利益(あらりえき)ですが、こういった専門用語は覚える必要はありません。)

利益率の計算式
利益率 = 利益 ÷ 売上 × 100

この利益率が、最低70%以上あるビジネスだといいでしょう。つまり、原価が3割以下です。「えっ、利益率70%なんてビジネスが存在するの?」と思うかもしれませんが、このくらいの条件でないと、ビジネスの初心者にはむずかしいでしょう。

一般に、飲食業は難易度が高いといわれますが、その理由の1つがこれです。原価だけで3〜4割かかる上に、固定費や、ものすごく高い人件費が乗ってくるので、ほとんど利益が出せないのです。

儲かっているビジネスというのは利益率が高いことが多いのです。例えば、コカコーラは90%が利益、コンタクトレンズに至っては99.7%が利益です。できる限り、高い利益が取れるようにしましょう。

なお、儲かる仕事に関しては、こちらの記事でランキング形式でまとめています。
「どんな働き方をすれば儲かるのか」「勉強が得意でなくても儲かる仕事を手に入れる秘訣」も解説していますので、稼げる仕事に就きたい方は、ぜひクリックして読んでみてください。

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1−1−4.定期的な収入を生み出すビジネス

定期的な収入を生み出すビジネスのわかりやすい例は、スポーツクラブ。スポーツクラブは、自動的に銀行引き落とし、またはクレジットカード引き落としになります。

他には、サプリメントの自動配送、デアゴスティーニのような継続購読、有料メールマガジン、継続型のコンサルティングなど、自動的に売上が立つビジネスがこれに該当します。

こういったビジネスは、初心者でも安心です。「今月、●万円が売り上がったから、来月も●万円は売り上がるだろう」と予測が立てられるからです。売上が積み上がっていくので、一度上がれば下がる心配がなく、安定的な収入をもたらしてくれます。

逆に売り切り型のビジネスや、自動的に売上が立たないビジネスの場合、来月ふたたび売上が立つ見込みがないので、とても不安になります。

1−2.失敗するビジネスの2業種

これは、ズバリ、カフェと雑貨です。どちらも、「1-1.失敗しないビジネスの4条件」にことごとく当てはまらないからです。在庫がかかり、利益率も低く、リピートも低く、元手もかかる。まさに難易度が極めて高いビジネスの典型例です。ビジネスの上級者なら問題ありませんが、初心者が手を出すべきではないと断言します。

こういったビジネスの場合、撤退するか、ビジネスモデルを変えて難易度を下げるかのどちらかにしましょう。たとえば、カフェの場合、会員制のレンタルオフィスへとビジネスモデルを変えるといった方法です。

レンタルオフィスであれば、固定費はかかるものの、利益率が上がり、定期的な収入が入り、在庫もなくなるので、一気に難易度が下がります。

2.少予算でおすすめの起業アイデアと、その実態

少予算でおすすめの起業アイデアと、その実態

続いて少予算(あるいは資金ゼロ)でもできる起業アイデアをご紹介していきます。「1−1.失敗しないビジネスの4条件」にもある程度当てはまっていて、初心者にもおすすめの業種となります。

※ただし、副業やサイドビジネスですぐに稼げるくらい簡単というわけではありません。せいぜい数万円が稼げるようなレベルではない、「これ一本で十分食べていける」ビジネスを選んでいます。

本業をしながら、じっくりと腰をすえてスキルを磨いていき、自信がついたら独立・起業という形になるでしょう。

サイドビジネス選びについては、「コンサルタントが教える、失敗しないサイドビジネスの方法」で詳しく書いてありますので参考にして下さい。

2−1.コンサルタント業

コンサルタント業だけでなく、士業をはじめ、コーチやセラピスト、カウンセラーなど、人に教える仕事がこれに該当します。

在庫がなく、資金ゼロでも始められ、非常に利益率が高い。その上、コンサルティングの契約の期間を最低6か月と設定すれば、6ヶ月間の継続収入も得られます。私自身のビジネスも、まさにこのコンサルタント業です。学ぶことが好きで、人に教えることが好きな人には特におすすめします。

デメリットとしては、過当競争になりつつあること。ビジネスとして非常に魅力的なので、「コンサルタント養成講座」や「コーチ認定スクール」などが多数開講され、このビジネスに取り組む人が増えてきてしまいました。

そのため、売るスキル(セールスやマーケティング)を持っていなければ、このビジネスでは生き残れません。士業の資格をとったところで稼げないことが、それを物語っています。

2011年の国税庁の調査によれば、起業・独立している弁護士の22%が所得100万円以下です。(弁護士事務所で働いている会社員の弁護士は、ここに含まれていません。)実践をしながら、売るスキルを身につけていってください。

また、最近は特化した専門性がないと選ばれにくくなっています。たとえば、集客コンサルタントを名乗っている人よりも、YouTube集客コンサルタントの方が選ばれます。なにかに特化した専門性があれば、選ばれる可能性が高くなります。

2−2.販売支援業

販売支援業というのは、他社の商品を売るお手伝いをする仕事のことです。具体的には、コピーライター、プロデューサー、販売代理店などがこれに該当します。

起業において、最も重要なスキルは売るスキル(セールスやマーケティング)なのですが、ほとんどの人はそのことに気づいていません。「誰よりもおいしい料理が作れれば集客できるはずだ」とか「とりあえず、●●の資格さえあれば食いっぱぐれないはずだ」という幻想を持っています。

そのため、ほとんどのビジネス(私の感覚的には8割くらいのビジネス)は、売上不足で潰れてしまいます。つまり、自分の生活費をまかなえるくらいの売る力がないからです。必然的に、多くの起業家、経営者は「もっと売上を上げなければ」という飢餓感に襲われているのです。

販売支援業は、自分自身の売る力を使って、こういった会社の売上を上げてあげるのです。そして、その上がった利益の一部分をもらうことができます。(できれば、成果報酬で貰えると報酬額が高くなります。)

少予算で始められ、在庫がなく、利益率が高く、継続的な収入が得られるというポイントは、ほとんどの場合で満たせます。いつの時代も、ほとんどの起業家、経営者は売上不足に困っていますから、売る力さえあれば、食いっぱぐれることはないと保証できます。

デメリットは、とにかく売ることが好きでないとつとまらないこと。できれば、自分自身の売るスキルを継続的に磨いていける人だといいでしょう。

2−3.技術職

技術職というのは、その名の通り、技術でお金をいただく職業です。たとえば、整体師、ネイリスト、アロマセラピスト、パーソナルトレーナー、英会話講師、ヨガトレーナー、ボイストレーナー、デザイナー、HP制作業などのこと。

「2−1.コンサルタント業」とのちがいは、「知識」と「技術」のウェイトです。コンサルタント業は「知識」にお金を払ってもらいますが、技術職は「技術」にお金を払ってもらう職業です(コンサルタント業でも、技術職でも、知識も技術も両方とも必要ですが、そのウェイトがちがうということです。)

自分の好きなことや情熱がわくことをビジネスにでき、手堅く稼げるというメリットがあります。また、会社員でやってきた業種で、そのまま技術職として独立する場合、その業種についてよく知っているので、失敗の確率が低くなります。(つまり整体院でアルバイトをしていた人が、整体師として独立する、ということです。)

この技術職にはデメリットが2つあります。

1つ目は、技術を提供する代わりにお金をいただいているので、収入に限界がある、ということです。自分の時間を切り売りするビジネスなので、月収100万円くらいで止まってしまう場合が多いのです。

2つ目は、ビジネスの設計をしっかりとしないと、「1-1.失敗しないビジネスの4条件」を満たすことがむずかしい、という点。我流でやると、利益率が下がったり、元手が大きくかかってしまったりするのです。できれば、同業でうまくいっているビジネスの先輩をしっかりとマネしたほうがいいですね。

2−4.マッチングビジネス

マッチングビジネスとは、その名前のとおり、人と人、会社と会社を繋げる仕事です。

分かりやすい例では、転職支援サイトがこれに該当します。

転職支援サイトのビジネスモデル

  • (1)転職をしたい人
  • (2)社員を募集している会社

を繋げ、実際に、転職が行われた際に、(2)社員を募集している会社からコミッションをもらう。(あるいは前払いで広告料をもらう。)

転職支援サイトに限らず、工事の見積もりサイトや、引っ越し料金の比較サイトなど、なにかとなにかを繋げて、手数料をもらうビジネスは、全てマッチングビジネスになります。マッチングビジネスは、その仕組み上、マッチングするためのポータルサイトを作る形が多いです。

インターネットによって、マッチングを自動化でき、(1)したい人と、(2)して欲しい人を同時に集めることが容易になったため、会社員の副業としても行われています。

元手がかからず、在庫もなく、利益率が高く、マッチングサイトから継続的な収入が発生し続けるので、かなり理想的なビジネスのひとつです。ただし、デメリットとして、パソコンのスキルや、インターネットを使った集客について、勉強する必要があることがあげられます。

※変形版として、オフラインのマッチングビジネスもあります。たとえば税理士が、持っている不動産について悩んでいる経営者を不動産屋に紹介するような形です。その経営者が不動産を売却した時に不動産屋からコミッションをもらうのです。

この場合、手間ヒマがかかるので、インターネットのマッチングとはちがって、数をこなすことができません。代わりに単価をあげることになるため、富裕層や経営者へ営業できる力がないとむずかしいでしょう。

2−5.ツール提供

ツール提供というのは、メールマガジン配信サービスなどのこと。専門用語で、ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)と言いますが、むずかしいので名前を覚える必要はありません。

つまり、インターネット上で使えるツールを作り、「月額1万円」といった形で継続課金をするのです。メールマガジン配信サービスは、メールマガジンを配信する限り、使い続けなければなりません。よって、継続して「月額1万円」という形でお金を受け取り続けることができるのです。

元手がかからず、在庫もなく、利益率が高く、継続的な収入になるという点は魅力的ですが、プログラミングのスキルがないと厳しいというデメリットがあります。また、お客さんが毎月使い続けたくなるくらいの利便性を提供しないと、すぐに解約されてしまうというむずかしさもあります。

ポイントとして、売上を上げることに繋がるツール、あるいは経費を削減することに繋がるツールだと、使い続けてくれる可能性が高いということは覚えておきましょう。

3.良いビジネスアイデアでもなぜ失敗するのか?

起業のイメージ画像

ここまで読んで、自分に自信のある方なら「なーんだ、起業って簡単そう!」と思ったかもしれません。そうです。良いビジネスアイデアを出すだけなら、そんなにむずかしくありません。

しかし、私はここでクギをさしておきたいと思います。起業はそこまで簡単ではないと。良いビジネスアイデアがあったからといって、起業で成功できるとは限らないのです。その証拠に、インターネット上では、アフィリエイトや転売、ネットビジネスなど、簡単に稼げそうなビジネスアイデアがゴロゴロ転がっています。

しかし、それを実践しているほとんどの方はうまくいっていないのです。たとえば、アフィリエイトは、月に5000円以上稼げたら、トップ5%に入ることができます。言い換えると、95%の人は、月に5000円も稼げていないのです。私の感覚値では、アフィリエイトで生活費を稼げているのは、せいぜい1%といったところでしょう。

ここからは、理論上では「素晴らしいビジネスアイデア」なのに、なぜ失敗するのかを解説していきます。私自身、起業して11業種で失敗しましたが、そのような失敗をあなたにはしてほしくないのです。

なお、毎月5万円〜20万円稼ぐ方法と、多くの人がお金を稼げない原因については、こちらの記事で解説しているので参考にしてください。

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3−1.情熱がないと失敗する

素晴らしいビジネスアイデアかどうかは、左脳で判断すればいいのです。元手がかからず、在庫もなく、利益率が高く、継続的な収入になれば、100点満点。

でも、それだけで行動できるか、成功できるかというと別問題。人間というのは感情の生き物だからです。

いくら理想的なビジネスモデルだったとしても、やる気という感情が起こらなければ、全く行動できません。実は私は、過去にアフィリエイトをやったことがありますが、ほとんどうまくいきませんでした。アフィリエイトが好きではなかったので、全く情熱がなかったのです。

やる気が全く起こらず、パソコンを目の前にしても、全く行動できない。そんな日々が続き、1ヶ月ほどで「これは自分には向いていない」と挫折をしたのです(笑)。ですので、頭で考えて「理想的なビジネスアイデア」だったとしても、情熱がないとうまくいかないのです。

3−2.売る力がないと失敗する

2章で5つの起業アイデアをご紹介しました。しかし、その5つ全てに必要なのは、売る力です。すなわち、集客(マーケティング)と、営業(セールス)です。

厳しいことを申し上げますね。できれば両方、最悪でも片方は持っていないと、起業で成功するのはかなりむずかしい。

起業して成功している経営者に過去の話を聞くと、会社員時代にトップ営業マンであることが多いのはこのためです。あるいは、社内で集客(マーケティング)を一任されていた、という場合も多いです。

私が、のべ300業種のビジネスにコンサルをしてきて感じたことは、起業の最初のステージでは、売るスキルが成功の8割を占めています。ですので、今会社員で将来独立を考えている方は、ぜひ今のうちから、集客(マーケティング)か、営業(セールス)のどちらかを身につけていただきたいと思います。起業で、あなたに不要な失敗をして欲しくないのです。

3−3.メンタルが弱いと失敗する

2013年、『不格好経営』という本がベストセラーになりました。

これは、プロ野球の球団でおなじみのDeNAという会社の、創業者である南場智子さんの自伝です。彼女は、この本の中で「経営とは、こんなにも不格好なものなのか」と言っています。「なにもそこまでフルコースで全部やらかさなくても」と思うような失敗の連続だったそうです。

彼女はハーバード大学の大学院を修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーという世界で一番有名なコンサルティング会社で役員まで務めた優秀な方なのに、そんな方が失敗ばかりだったと聞くと、とても好感が持てます(笑)。

しかし、私が確実に言えることは、起業の最初の段階では、失敗以外の経験をしない、ということです。

私も、それなりの失敗をしてきました。取引先から騙された、お金をビジネスパートナーに使い込まれた、お金をスタッフに持ち逃げされた、訴えられた、何十万円という広告費をドブに捨てた、など……。ですが、その程度でヘコんでいるようなメンタルが弱い人は、起業ではうまくいかないでしょう。

「落ち込んでいるヒマがあったら、すぐ行動!」と、失敗のフルコースに耐えられる人でないと、小さな失敗をいくつかした時点で、心が折れて、挫折してしまうでしょう。

4.初心者がよく失敗する7のケース

初心者がよく失敗する7のケース

最後に、初心者によくありがちな失敗例をご紹介します。この7つのケースに当てはまらないからといって、必ず成功するわけではありません。しかし、この7つのケースに当てはまると、まずまちがいなく失敗しますので、これだけは避けてください。

4−1.資格に頼ってしまう

2011年の国税庁の調査で、弁護士の22%が所得100万円以下だったことは「2−1.コンサルタント業」で紹介したとおりです。今は不景気で、その不安から多くの人が資格取得に飛びついています。そのため、多くの士業や資格が過当競争におちいってしまっています。

繰り返しになりますが、資格を持っただけで勝手にお客さんが集まるというのは、大まちがいです。1年以内に、貯金を食いつぶしてしまうでしょう。

もしあなたが、これから資格をとって収入を上げようと考えているなら、こちらの記事が参考になります。

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4−2.再現性や難易度にこだわってしまう

これは、インターネット上の「簡単に稼げそうなノウハウ」を追いかけている人に多いのですが、再現性や難易度にこだわっているケースです。

失敗する人ほど、「再現性が高いほどいい」とか「難易度が低いほどいい」と言います。しかし、再現性が高かったり、難易度が低いと、みんなが参入してくるため、市場が一瞬で飽和してしまいます。結果、すぐに稼げなくなって廃業することになります。

息の長いビジネスをするためには、再現性が低いビジネス、難易度が高いビジネスでないとダメなのです。そういったビジネスで成功すれば、あなたは成功し続けられるでしょう。

ネットでみかける「ネット起業」について、こちらの記事で解説していますので、参考にしてみてください。

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4−3.コンサルタントに依存してしまう

世の中には、稼げそうな情報を教えてくれる人や、集客や営業を教えてくれるコンサルタントがいます。しかし、そういった人に依存すると、あなたの行動量は落ちてしまいます。「ああ、このコンサルタントがなんとかしてくれるだろう」と気がゆるむのです。

また、彼らもお金が好きですから、「私のコンサルティングに申し込んだら、もっと稼げますよ」と、巧みな営業トークで、自分の商品を売ってくるでしょう。

そういったコンサルタントを信用しすぎず、自分の頭で考えるクセをつけてください。また、走りながら考えるクセをつけてください。こんなことをコンサルタントである私が言うのは矛盾していますが、あなたへの強いお願いです。

4−4.会社を辞めることが目的になっている

これは私の失敗例です。起業する目的が、会社を辞めることになっていると、まず失敗します。こういう人は、会社を辞めるまでは、必死にビジネス(副業)をがんばります。しかし、いざ会社を辞めると、そのとたんに行動量が落ちるのです。それは、会社を辞めることが目的になっていたから。目的を達成した後は行動のエンジンがなくなるのです。

私の場合は、会社員の給料より副業からの収入が上まわった時点で会社を辞めました。しかし、会社を辞めた直後から行動量が落ちたため、ビジネスの売上が下がり始め、すぐに売上がゼロになりました。

その後の、無収入になったときの地獄は、未だに思い出したくもありません(笑)。

4−5安易にフランチャイズへ走る

失敗しないビジネスの4条件として、「小資本で始められる」ということをあげました。この点で、フランチャイズはあまりおすすめできません。残念ながら、多くのフランチャイズは高額な加入金(元手)が必要だからです。

また、契約期間が7年〜15年ほどと長く、一度開業したら長期間やり続けなければいけません。(例えば、コンビニエンスストア業界で言えば、売上1位のセブンイレブンや2位のローソンは15年契約、3位のファミリーマートは10年契約、4位のミニストップは7年契約です。)

私のおすすめは、フランチャイズ本部の話を聞くだけではなく、実際にそのフランチャイズをしている人、何人かに話を聞いてみることです。

たとえば、あなたがコンビニエンスストアのフランチャイズを始めようか迷っているのであれば、それと同じコンビニエンスストアで店長をしている人を何人か探して、アドバイスを貰うのです。どれくらい稼げているのか、労働時間はどれくらいか、大変なことはなにか……色々と聞き出した後で、やるか、やめるか決めてください。

フランチャイズ本部は良いことしか言いませんから、実際にフランチャイズをしている側の話を聞いてようやく、客観的に判断ができるようになります。できれば、契約前にそのフランチャイズで、1か月でもいいので、実際にアルバイトをしてみることをおすすめします。その仕事を心から楽しめるか、試してみるのです。

15年契約のフランチャイズであれば、当然のことながら最低15年間は同じ仕事を続けることになるわけです。1か月働いただけで「この仕事は自分には絶対に合わない!」と感じたとしたら、それを15年続けるのは地獄になりますよ。高額な加入金を払って人生を賭けるのですから、それくらいのことは必ずしてください。

4−6コネや人脈にたよってしまう

覚えておいて欲しいのは、あなたがなにか貢献をしない限り、コネや人脈は向こうからやってこない、ということです。相手の集客を手伝ってあげる、相手の商品を誰かにすすめてあげる……そういった貢献をまずあなたからしてあげることで、相手がお返しをしてくれるのです。

知りもしない人が、あなたに近づいてくるのはサギまがいの話をするときです(笑)。依存心があると、そういったサギ師につけ込まれてしまいますので、気をつけましょう。

結局、あなたのコネや人脈になってくれるのは、あなたと同じくらいのレベルの人です。あなたのビジネスのレベルが低いのに、すごくレベルが高い人が近づいてきたとしたら、その人はサギ師ですので、すぐに逃げてください(笑)。

4−7.好きなことを仕事にしようとしてしまう

「好きなことを追求していればうまくいく」と書いてある自己啓発本もありますが、基本的にはウソだと思ってください。日本には、250万社の企業がありますが、そのうち黒字になっているのは3〜4割しかありません。(参考文献:鹿野嘉昭(著)『日本の中小企業』)

ここからわかる通り、ほとんどのビジネスは稼げないのです。幸運にも、あなたの好きなことが、かなり稼ぎやすい業種ならうまくいく可能性がありますが、稼ぎにくい業種なら、どうがんばっても稼げないでしょう。業種によって稼ぎやすさが大きくちがう……これが、資本主義の真実なのです。

5.起業アイデアは成功の要素の10%以下!

まとめ|起業アイデアは成功の要素の10%以下!

ここまで読んでくださればご理解いただけると思いますが、起業アイデアというのは、ビジネスの成功の要素の10%もありません。あなたが「このアイデアは稼げそうだ!」と思ったとしても、それと同じことを考えている人は、世の中に100人はいるでしょう。

だからこそ、起業はアイデアだけではなく、情熱や売る力、メンタルが必要なのです。このことが伝われば、こんなにうれしいことはありません。

起業にはむずかしいこともたくさんありますが、知っているだけで解決できることもたくさんあります。正しい知識をつけて、ぜひビジネスを軌道に乗せていただければと思います。

実際に起業するにはどうすればいいかについては、こちらの記事で解説していますので、ぜひご一読ください。

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