「ネットオークションは便利と言うけれど、どうやってはじめていいのかわからない」「ネットオークションを利用したいけど、トラブルにならないか心配」とあなたは思っていませんか?
「ネットオークションをはじめたい」と思っていても、「入札の方法」や「出品の方法」など、わからないことが多くて不安ですよね。なかには、「そもそも入札や出品ってどういう意味?」という人もいるかもしれませんね。かくいう私も「なにかのトラブルになるかもしれない」と不安を感じて、なかなかネットオークションをはじめることができませんでした。
そこでこの記事では、ネットオークションのはじめ方について、初心者の方にもわかりやすく解説をしていきます。最後まで読んでいただければ、不安を感じることなくネットオークションをはじめることができるようになります。ぜひ、参考にしてください。
目次 〜ネットオークションのやり方|初心者向けに解説〜
1.そもそも、ネットオークションとはなにか?
そもそも、ネットオークションとはどういうものなのかあなたはご存知ですか?
「ネットオークションって、インターネットでオークションをすることでしょ」「はい、そのとおりです」そのままですね(笑)。「ネットオークション」は「オンラインオークション」と呼ばれたりもします。
もう少しくわしくお伝えすると、オークションとは競売のことです。
きょう‐ばい〔キヤウ‐〕【競売】
[名](スル)複数の買い手に値をつけさせて、最高価格を申し出た者に売る方法。法律では、「けいばい」とよびならわされている。せり売り。「競売に付す」
引用元:コトバンク
ようするに、商品を出して「いくらで買いますか?」と呼びかけて、一番高い値段をつけた人に販売する方法です。あなたも魚市場で、「1000円!」「1200円!」と競って魚を買うシーンを、テレビなどで見たことがありませんか? あの取引をインターネット上で行っているわけです。
ちなみに、ヤフオク!やモバオクなどのネットオークションが開催されているサイトのことを「ネットオークションサイト」と呼びます。
2.初心者におすすめのネットオークションサイト
初心者がネットオークションを始めるには、大手のネットオークションサイトがおすすめです。なぜなら、大手のネットオークションサイトは、利用する人が多いため以下の特徴があるからです。
大手のネットオークションサイトの特徴
- 初心者でも取引の操作がしやすい
- 扱われる商品の種類が豊富
- サイトに関する情報が豊富
- 出品した商品が落札されやすい
では、ネットオークションの大手とは、どのサイトなのでしょうか? 現在のネットオークションサイトの市場規模を見てみましょう。
引用元:シミラーウェブブログ
ご覧の通り、1位のヤフオク!がダントツの市場規模です。2位の楽天オークション。ヤフオクと楽天オークションを合わせると98%以上のシェアを持っています。
よって、初心者には、ヤフオク!または、楽天オークションの利用をおすすめします。以下で、それぞれどのような特徴があるのかを解説します。
2-1.ヤフオク!
Yahoo!JAPANが運営するネットオークションサイトです。
商品を落札するには、Yahoo! JAPAN ID(無料)が必要です。商品を出品する場合には、月額410円のYahoo!プレミアムへの登録が必要になります。
落札と出品については、3章でくわしく解説します。ヤフオクを利用する際の費用をまとめると以下のとおりです。
落札時:
落札額+送料
出品時:
月額410円Yahoo!プレミアム会員費+落札額の5.4%の落札手数料(ex.落札額10000円の場合、手数料は540円)
特徴として、Tポイントを利用することができます。また、「Tポイント獲得」との表示がある商品を落札するとTポイントを獲得できます。また、使い方ガイドの内容が充実しているので、初心者でも安心して使えます。
2-2.楽天オークション
楽天株式会社が運営するネットオークションサイトです。
サービスを利用するためには、楽天の会員(無料)になる必要があります。
オークションを利用する際の費用は以下の通りです。
落札時:
落札額+送料
出品時:
落札された金額の6.48%の手数料(ex.落札額10000円の場合、手数料は648円)
ヤフオク!にない特徴として、自分の住所を明かさずに商品を送れる匿名取引ができます。「商品を出品したいけど住所を知られたくはない」という方におすすめです。また、取引するたびに楽天ポイントが貯まります。また、ヤフオク!と同じく利用ガイドが充実しているので、初心者でも安心して使えます。
3.初心者向けのネットオークションのやり方とコツ
それでは、ネットオークションをしたことがない人に向けて、利用の仕方をカンタンに説明します。ネットオークションには、大きく分けて落札と出品という2つの利用の仕方があります。
商品に値段をつけて、商品の権利を自分のものにすること。
商品をネットオークションへ出して、値段をつけられるようにすること。
それぞれについて、やり方とコツを見ていきましょう。基本中の基本ですが、落札時でも、出品時でもネットオークションでは、迅速な取引を心がけましょう。「あとでやればいいや」と思って手続きや商品の送付をしないでいると、相手から「詐欺だ」とオークションサイトに訴えられたりしてトラブルになるので、注意しましょう。
3-1.ネットオークションで落札するときのやり方とコツ
まずは、サイトの検索機能を使って、自分のほしい商品をみつけましょう。
次に、商品を入札をしてみましょう。入札とは「この商品を●●円で買いたいです」と商品に値段をつけることです。
ネットオークションで商品を落札するためには、出品中の商品にまず入札をする必要があります。出品終了期間中に一番高い値段をつければ、見事商品を落札することができます。
最初は、感覚をつかむために1000円以下の少額から入札をはじめてみましょう。ネットオークションでは、自動車や土地などの100万円を超えるような高額な商品も売りに出されています。ですが、トラブルになりやすいので、初心者のうちは入札をしないようにしましょう。
コツとしては、即決価格が提示してある商品を落札することです。即決価格とは「この価格で入札してくれたあなたを落札者にします」という価格のことです。即決価格で入札すれば、確実に落札することできます。
よって、初心者は即決価格が1000円以下の商品を探してみましょう。即決価格が1000円以下の商品はサイト内を検索して調べることができます。
中には、「写真でしか商品を見れないから、買うのが不安」というときもありますよね。そういう場合は、出品者に商品についての質問を送ってみましょう。出品者も商品を売りたいので、大抵の場合は回答をしてくれます。
参考までに、初心者が落札するのにおすすめの商品をご紹介します。
- 家具
中古でも気にしないなら定価の半額以下で手に入ったりします。
- 本やマンガ
こちらも中古ですが、安く手に入れることができます。
逆に、初心者は落札を避けたほうがいいものは以下のとおりです。
- 自動車やバイク
価格が高額だったり、権利関係が面倒だったりします。
- 服や靴
サイズが合わなかったり、状態が悪かったりしますので、初心者は避けた方がいいでしょう。
3-2.ネットオークションで出品するときのやり方とコツ
ネットオークションに商品を出品するときのやり方は以下の流れになります。
商品の写真を撮影する→商品の説明文を書く→オークションの開始金額と期間を指定する。
最初のうちは、試しに家にある不用品を出品してみましょう。取引の感覚をつかむことができます。たとえ、良い値段がつかなくても不用品が片付くので、家の中がスッキリします。
慣れてきたら、商品を仕入れてきて、仕入れ値よりも高く売る「転売」に挑戦してもいいかもしれません。転売に興味がある方は、以下の記事を参考にしてみてください。転売の方法や注意点を知ることができます。

出品のコツとしては、商品の写真を明るいところで4枚以上撮ることです。同じ商品でも薄暗い写真だと買う気がなくなりますよね。明るい部屋、できれば電気スタンドで光を当てて撮影しましょう。
さらに、商品の写真が1枚だけだと「写真に写っていないところは、どうなっているのだろう?」と不安になって、入札してもらえなかったり、良い値段がつかなかったりします。手間がかかりますが、写真にこだわれば落札価格が高くなりやすいです。
私も以前ゲームソフトを出品したことがありました。明るい場所で、ソフト本体の裏と表、ケース、説明書などの写真を撮っていたので、取引相場の価格より300円高く売れました。
また、トラブルを避けるために商品の説明は正直にくわしくに書きましょう。
私の知り合いは、傷のついた中古のGショックを出品しました。しかし、落札される値段が下がることを恐れて、傷があることを商品説明に書きませんでした。その結果どうなったと思いますか?「こんな傷だらけの商品を出品しやがって!!」と落札者が激怒し、「非常に悪い出品者」との評価がついてしまいました。
こうならないように、商品の説明は正直にくわしく書きましょう。
ちなみに、悪い出品者と評価されてしまうと、当然ながら次回の出品時から入札されづらくなってしまいます。
初心者が出品をする際は以下のものがおすすめです。
- 子供服、ベビーカー
できるだけ、状態のいい綺麗なものを出品しましょう。「ほしいけど使う期間が短いから中古でいい」と考える人が多いので、良い値段で売れやすいです。
- 使わなくなった電化製品や遊び終わったゲームソフトなど
元々の値段が高いため、数千円以上の値段で売れやすいです。ただし、ケータイやスマートフォンなどの出品は個人情報の漏洩につながる恐れがあるので、おすすめしません。
なお、レーザーポインターや宝くじなど、転売禁止のものを出品するとトラブルになる恐れがあります。事前に確認して出品は控えるようにしましょう。
参考:出品禁止物
4.ネットオークションのトラブル防ぐ方法
さて、ネットオークションでは、毎年どのくらいのトラブルが起きているかご存知ですか? 国民生活センターには、毎年約7000件のネットオークションに関するトラブルの相談があります。
主にどういったトラブルがあるのか、落札時と出品時の2つのケースをご紹介します。
4-1.ネットオークションで落札時のトラブル
ネットオークションでの落札時には以下のようなトラブルが起こる可能性があります。
- 入金をしても、商品が送られてこなかった
- 商品に欠陥(使えない。コピー品だったなど)があった
- 落札金額以外にもお金を請求された
- 返品に応じてもらえなかった
このようなトラブルを防止するために以下の防止法をとりましょう。
- 2万円以上の高額な商品の落札はしない
- 偽物が多いブランド品の落札は避ける
- 出品者に悪い評価がついていないか確認する
- 返品可の商品を落札する
4-2.ネットオークションで出品時のトラブル
出品時には以下のようなトラブルが発生する恐れがあります。
ネットオークションの出品時のトラブル例
- 商品を発送したのに代金が入金されなかった
- 商品に対して「詐欺」とクレームがついた
- 商品を発送したにもかかわらず、「届いていない」と言われた
上記のトラブル防止法としては以下のものが挙げられます。
- 落札者の評価を確認する
- 説明文に商品についてくわしく書く
- 写真をいろいろな角度から複数撮る
- ノークレーム、ノーリターンと記載しておく
- 到着の確認がきちんとできる方法で発送する
4-3.トラブルに巻き込まれてしまったときの解決法
ネットオークションの取引をしているうちにトラブルにあった場合は、以下の解決法を試しましょう。
- 取引相手に連絡をする
まずは、当事者間の解決を目指しましょう。連絡がつかない。こちらの要求に応じない。という場合は、次の解決法をためしましょう。
- 内容証明郵便を使って催促の手紙を送る
取引相手の氏名と住所がわかるなら、内容証明郵便で催促をしてみましょう。
- 国民生活センターまたは、警察に相談をする
当事者間で解決できなかった場合は、国民生活センターや警察に相談しましょう。
- 補償サービスを利用する
ヤフオク!には、以下の補償サービスがあるので、こちらを利用してみましょう。
代金を振り込んだのに商品が送られてこないときには、未着トラブルお見舞い制度があります。
審査が必要ですが、1年に1回に限り最高50万円まで、Tポイントで被害金額を補填してくれます。
「郵送中に商品が壊れていた」「届いてすぐ故障した」など、届いた商品にトラブルがあったとき、Yahoo!プレミアムの方限定ですが、お買い物あんしん補償というサービスがあります。
引用元:お買い物あんしん補償
一方、楽天オークションには、審査が必要ですが、最大30万円まで補償をしてくれるサービスがあります。こちらを利用してみましょう。
5.ネットオークションで稼ぐと税金はどうなるの?
さて、ネットオークションの取引で稼いだ場合は税金はどうなるのでしょうか? 税務署に届ける必要があるのでしょうか? それとも、なにもしなくてもいいのでしょうか?
答えはなにを売ったのか?いくら稼いだのか?によって変わってきます。たとえば、家にあった服や家具などの生活用動産(生活に通常必要なもの)を出品して得た利益は非課税となり、税金を納める必要はありません。それに対して、1つの価格が30万円を超えるような骨董品や宝石の利益は課税の対象になります。
「ぜいたく品は課税される」と覚えておきましょう。なお、服や家具などの生活用動産でも、売る目的で仕入れてきて販売した場合は、課税の対象となりますので注意が必要です。
いくら稼いだら税金を納める必要があるかは、給与所得者かどうかで変わります。給与所得者とは会社からお給料をもらっている人のことです。給与所得者が年間20万円以上稼ぐと税務署に確定申告する必要があります。学生や主婦の場合は、年間38万円以上稼ぐと税務署に確定申告する必要がでてきます。
給与所得者→年間20万円以上
学生、主婦など→年間38万円以上
細かい話ですが、稼ぎが20万円や38万円以下の場合でも、市町村などの住民税の確定申告をする必要はあります。副業を禁止している会社にお勤めの方は、確定申告のさいに普通徴税という欄にチェックをいれましょう。会社にネットオークションで稼いでいるということがバレにくくなります。
サラリーマンがばれずに副業する方法については以下の記事でくわしく解説されていますので、参考にしてみてください。

「ネットでの取引だから税金を払わなくてもバレないんじゃない」とあなたは思うかもしれませんね。しかし、税金を管理する国税局にはネットオークションなどの電子商取引専門の対策チームがあります。
現に、平成24年度にはネットオークションの取引対して、461件の税務調査が行われました。「どうせバレないだろう」と思っていても、ある日突然、税務署から連絡が来るかもしれません。確定申告をしていなかったと判断されれば、追加で税金を納めなければなりません。面倒かもしれませんが、しっかりと確定申告をしましょう。
確定申告や税金の納め方については、お近くの税務署に「ネットオークションで稼いだときの確定申告や納税のやり方を教えてください」と相談すると良いでしょう。係りの人がていねいに教えてくれます。
6.ネットオークションは初心者でも大丈夫
いかがだったでしょうか。ネットオークションに関する疑問や不安は解消されたのではないでしょうか?
とはいえ、「やっぱり不安」という人もいるかもしれません。そういう人はまずは1000円以下で商品を落札してみましょう。ネットオークションの流れを知ることができますので、おすすめです。
先ほども紹介しましたが、大手のオークションサイトなら万が一「商品が届かない」「無茶苦茶なことを要求された」などのトラブルになっても、取引に関する補償があるので初心者でも安心です。
ネットオークションは、ほしかったものを安く買ったり、いらなくなったものを高く売ったりと、上手に利用すれば大変便利なものです。この機会に一度ネットオークションをはじめてみませんか? ぜひ、良い取引を経験してみてください。
もしあなたがネットオークションなどで稼いだお金を賢く貯めたいと思っているなら引き続き以下の記事をお読みください。お金の貯め方の基本を書いています。無理なくできる方法ばかりですから、読んでソンはありません。

ネットオークション以外にも自宅で収入を得る方法はあります。その1つが内職。以下の記事では最近の内職事情や内職の選び方、注意したい求人情報についてなどを具体的にご紹介しています。この記事の2章にあなたが向いている内職がわかるフローチャートもありますのでぜひやってみてください。

以下の記事はせどりや輸出入ビジネス、ネットオークションなど主なインターネットビジネスの成功率をランキングで紹介しています。専門的なスキルや知識がない人を想定して順位付けしているので、初心者の方はぜひクリックして記事を読んでみてください。

以下の記事では手っ取り早く稼げるとされる仕事のウワサの真相や、本当に実在している確実に稼げる方法などを解説しています。youtubeやオークションで稼ぐ方法も検証していますので、始める前にぜひ一読しておくことをおすすめします。
