富裕層とは?年収、資産、生活、マーケティング戦略まで公開

富裕層とは?年収、資産、生活、マーケティング戦略まで公開

富裕層……「なんか漠然とお金持ちってイメージ」。とはいえ、よくよく考えると富裕層とはどんな人のことをいうのか? どんな生活をしているのか? どれくらいの年収や資産規模なのかなど、くわしく知らないことって多くないですか?

この記事ではコーチという仕事柄、富裕層ともおつきあいの多かったわたしが、富裕層についてわかりやすくまとめました。この記事を読んでいただければ、富裕層について相当くわしくなり、その実態をイメージできるようになるでしょう。

目次〜富裕層の割合、年収、資産規模、生活などを徹底調査〜

1.富裕層とは?|富裕層の定義を解説

2.富裕層の年収、貯蓄額、資産規模を公開!

3.富裕層人口の割合を比較!ランキングも発表!

4.富裕層向けのマーケティング戦略とは?|書籍もご紹介!

5.富裕層はどんなビジネスや資産運用をしているのか?

6.富裕層の生活スタイルの実態|趣味や生活費も調査!

7.富裕層の生活を実現させるには?

1.富裕層とは?|富裕層の定義を解説

富裕層とは?|富裕層の定義を解説

富裕層は、純金融資産の金額によってわけられます。純金融資産とは、わたしたちがもつ資産のうち土地や建物などの実物資産以外の、現金や預金、株式、投資信託、年金保険などのすぐに現金化できる資産のことを指します。野村総合研究所の分類によると、下図のとおりです。

持っている純金融資産の額

【持っている純金融資産の額】
超富裕層:5億円以上
富裕層:1億円以上5億円未満
準富裕層:5,000万円以上1億円未満
アッパーマス層:3,000万円以上5,000万円未満
マス層:3,000万円未満

引用元:『野村総合研究所(NRI)

2.富裕層の年収、貯蓄額、資産規模を公開!

富裕層の年収、貯蓄額、資産規模を公開!

富裕層がどういう人なのか、ハッキリと定義できたところで、次はどれくらいの年収や貯蓄を持っているのか? その資産規模についてもふれていきましょう。

2-1.富裕層の年収はいくらからなのか?

富裕層の定義が、「純金融資産をどれくらい持っているか」で決まるということは前述のとおりです。わたしたちは、「お金持ち」というとつい「年収が高い」というイメージをもってしまいがちではないでしょうか?

年収による定義はハッキリとはないのですが、博報堂の「生活新聞」によると、年収2,000万以上を富裕層とくくることが多いようです。また別の定義では、年間納税額が3,000万円以上をお金持ちとしており、年収に置きかえると1億円をこえます。

2-2.富裕層の貯蓄額を暴露します

貯蓄額についても実態はなかなかオモテに出てきませんが、野村資本市場研究所の主任研究員である宮本佐知子さんのレポートによると、貯蓄額4,000万円以上に集中しているとのことです。

引用元:『富裕層の実像を探る』宮本佐知子

2-3.富裕層の資産規模を考える

野村総合研究所の調べによると、日本国内の富裕層世帯は101万世帯、純金融資産の合計は241兆円にものぼるそうです。毎年富裕層の数は増えつづけ、超富裕層の純金融資産にいたっては年々大きくなっています。

また、国際NGO「オックスファム」によると、2015年1月には世界人口の「1%」が、世界にある資産の「48%」を持っているという報告もあります。

個人にいたっては、純金融資産だけでも1億円以上なのですから、不動産などの固定資産も含めると、数十億円規模の資産を持っている富裕層の数はさらに多いと推測できますね。富裕層は金融リテラシーも高いかたが多いので、資産の運用もうまいのです。

3.富裕層人口の割合を比較!ランキングも発表!

富裕層人口の割合を比較!ランキングも発表!

この章では、視点を世界にも向けてみましょう。日本と各都道府県、そして未だに世界をリードするアメリカ、そしてまだまだ経済成長中の中国の富裕層について、それぞれの割合を紹介いたします。

3-1.世界の富裕層の割合と富裕層人口ランキングを発表!

富裕層の人口が多いのはどこの国でしょうか?以下にボストン・コンサルティンググループが発表した2015年の上位ランキングをご紹介します。

ランキング 国名 富裕層人口
1位 アメリカ 6,906,000
2位 中国 3,613,000
3位 日本 1,125,000
4位 イギリス 731,000
5位 スイス 461,000

上記の数字を元にすると、各国の割合は以下のとおりです。

国名 富裕層の割合
アメリカ 2.1%
中国 0.2%
日本 0.8%
イギリス 1.1%
スイス 5.7%

日本がまだまだ裕福な国だということも見てとれます。次の章からは、上記のデータも参考にしながら各国の割合についても、触れていきます。

3-2.日本の富裕層の割合

前述のように日本の富裕層の割合は、人口の0.8%ほどです。つまり、125人に1人が純金融資産1億円以上を持っているということになります。わたしの中学校のひと学年の生徒数は130人ほどでしたらから、各学年に1人は富裕層になっている、というイメージですね(笑)。

3-3.日本の都道府県別の富裕層の割合

この章では、2013年の都道府県別の富裕層の割合をご紹介いたしましょう。以下のデータでは、年収1,000万円以上の世帯数と割合を表にしています。

2013年の都道府県別の富裕層の割合

引用:『富裕層を目指す個人投資家のブログ

平均世帯年収をランキングにすると上位5位は、以下のとおりです。

ランキング 都道府県 平均世帯年収
1位 神奈川県 525万円
2位 東京都 520万円
3位 富山県 510万円
4位 福井県 509万円
5位 千葉県 504万円

また、年収1,000万円以上の世帯の割合をランキングにすると上位5位は、以下のとおりです。

ランキング 都道府県 年収1,000万円以上の世帯割合
1位 東京都 9.65%
2位 神奈川県 8.88%
3位 福井県 7.92%
4位 富山県 7.80%
5位 愛知県 7.79%

3-4.中国の富裕層の割合

前述のとおり、中国の富裕層の割合は人口の0.2%。富裕層人口は361万人です。2015年後半あたりから経済成長率も下がりはじめましたが、それまでの経済成長で、異常なほどの格差社会になったことはいうまでもありませんね。

外資系企業におつとめの方に聞いた話ですが、中国人は離職率が非常に高く、入社しても会社のノウハウを持ちだして、よその会社で高く雇ってもらおうとすることが当たり前のように行なわれているようです。お金を稼ぐことにどん欲な一面がうかがえますね。

3-5.アメリカの富裕層の割合

アメリカは富裕層の割合が高く、人口の2.1%です。実に690万人もの国民が、富裕層に当てはまるということ。50人にひとりが富裕層ですので、「本気でガンバればオレも……!」と思えますよね。数字からもアメリカンドリームの片鱗(へんりん)がうかがえます。

4.富裕層向けのマーケティング戦略とは?|書籍もご紹介!

富裕層向けのマーケティング戦略とは?|書籍もご紹介!

ひとことで言うと「ホンモノ」。富裕層は多くの場合、ビジネスや投資で資産を築いた人が多く、また普段から品質の高いものに触れている人が多いので、思考能力が高く、感性が優れている人がたくさんいます。ですので、商品やサービスを「みる目」を持っているのです。

つまり、富裕層へのマーケティングは商品コンセプトが優れていて、品質やサービスの質が高いことが前提条件でしょう。そのかわり、高単価で販売することができます。また、自動車などのもともと高単価な商品は富裕層に受け入れられることで、大衆にも広がるケースが多いです。

さらにくわしく、富裕層へのマーケティングを学びたい方は以下の書籍が参考になります。アメリカで、自身だけでなく多くの成功者を育てているマーケティングの巨匠、ダン・ケネディの書籍です。富裕層へアプローチするための、基本的な考えとやり方を学ぶことができます。

ダン・S・ケネディの富裕層マーケティング仁義なき戦略―お金持ちに高額商品を売る130の技術

ダン・S・ケネディの富裕層マーケティング仁義なき戦略―お金持ちに高額商品を売る130の技術
ダン・S・ケネディ(著)

※現在は販売停止となっております。

5.富裕層はどんなビジネスや資産運用をしているのか?

富裕層はどんなビジネスや資産運用をしているのか?

この章では、富裕層が行っているビジネスや資産運用について、わたしの知人の例をご紹介します。ノウハウや経験は人によって千差万別。とはいえ、富裕層の仕事や考え方をイメージしてもらうには、十分お役に立てる内容でしょう。

5-1.富裕層がやっているビジネスとは?

わたしの知っている経営者は、広告、コンサルティング、営業代理など複数の会社を経営しています。東京の、とある街のブランド店舗のショーウィンドウの5割以上を手がけたり、集客に困る経営者にマーケティングのやり方を教えたりしています。

ワークスタイルは基本的に「自由」ですね。その方は、60才近い方なのですが、20代の頃から営業マンとして名を馳せていたとのことです。ビジネスで富裕層にのぼりつめるために、セールス力が重要だということがみてとれます。

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5-2.富裕層に資産運用についてインタビュー

この章では、わたしが知り合いの経営者Yさんに、資産運用についてインタビューした内容をご紹介します。一例として参考にしてください。

経営者のYさん(男性37才)に資産運用についてインタビュー

  • わたし「こんにちは。本日は資産運用についてのインタビューということで、よろしくお願いいたします」
  • Yさん「はい、よろしくお願いします。まず、わたしがやっている最大の資産運用といえば、広告に投資することですね」
  • わたし「広告に? 一般的にイメージする資産運用と違う気がしますが……広告も資産運用にはいるんですね」
  • Yさん「もちろんです。広告についてのノウハウやコピーライティングの技術、販売心理の知識があれば、広告に出稿することがもっともリターンが大きいですからね」
  • わたし「さっそく、普通の会社員のかたでは思いつかないような情報をありがとうございます。ほかにはなにかやっていますか?」
  • Yさん「そうですね。まあ、普通にFXとかFXの自動売買とか不動産とかもやっていますけどね。でも、それほどチカラを入れているわけではないですよ。あとは、香港に口座をつくってお金をいれたり、インデックス・ファンドに投資しているくらいですかね」
  • わたし「なるほど。インデックス・ファンドでしたら普通の会社員でもできそうですね」
  • Yさん「はい。インデックス・ファンドなら世界株がおすすめです。あとは、人口が増えていく国を選ぶことですね」
  • わたし「参考になりますね。投資というと、普段考えたことがない人にはわかりづらい部分があると思うのですけれど、ぶっちゃけみんな儲かっているんでしょうか?」
  • Yさん「いや〜〜。わたしのまわりの経営者でも結構損している人は多いですよ。ですので、年収5,000万円くらいまでなら、自己投資や広告に投資するのが一番リターンが大きいと思いますけどね」

6.富裕層の生活スタイルの実態|趣味や生活費も調査!

富裕層の生活スタイルの実態|趣味や生活費も調査!

富裕層に限ったことではありませんが、ライフスタイルは人によってまちまちです。価値観や目的によって、仕事に精を出す方もいれば、セミリタイアをして悠々自適に過ごす方もいらっしゃいます。

ある経営者は、貿易の仕事をしているのですが、20年以上1日90分の睡眠時間で働き続けているとおっしゃっていました。普通の方が聞くと、「相当ムリしているんだろうな……」と思うかもしれませんが、体調も精神状態もいたって正常。自分がやっているビジネスが充実していて、おもしろいそうです。

また、別の経営者は年間半分の時間を海外旅行につかい、一日8時間たっぷりと睡眠をとり、夕方18時ころになると仕事を終え、土日は休むという生活スタイルです。「わたしは仕事時間のルールだけは“サラリーマンマインド”なんですよ」とおっしゃっていたのが印象的でした(笑)。

しかしながら、生活費はいたって質素。海外旅行のとき以外は、普通に食事をして飲みに行く程度です。

とはいえ、生活費も人によってまちまち。結婚をされていれば、自分の遊びよりも子供や家族のためにつかうお金が増えるでしょうし、独身でも働く時間が長ければ必然的にプライベートの支出は減りますからね。

わたしが知っている富裕層の方々の趣味は、一般人とそれほど変わりがないような、筋トレやサーフィン、読書などでした。なかにはクルーザーを2台所有するなど、お金をつかった趣味をお持ちの方もいらっしゃいましたが……。

7.富裕層の生活を実現させるには?

富裕層人口は増える一方です。意外と、あなたのまわりにもいるかもしれませんね。そして、富裕層の仲間入り、というあこがれをいだくこともあるのではないでしょうか。今の時代、やり方や考え方次第で、決して不可能なことではないでしょう。

しかしながら、本気で富裕層を目指すなら強い覚悟が必要です。めずらしくなくなってきたとはいえ、富裕層はまだまだ少数派。つまり、大多数の人とは別の価値観や行動を選び続けてきた人たちです。目指すならわたしたちも、自分自身の価値観や行動を変え続けなければいけませんよね。

何ごとにも真剣に取り組み、しっかり考えて行動を選び、自分の生き方ついてもよく練って、付き合う人も選ぶなど、ひとつひとつ進んでまいりましょう!

以下の記事は、富裕層の仲間入りを目指すかたには最適な記事です。具体的なお金の稼ぎ方と、お金を稼ぐための考え方が学べます。これまで、大多数の人と同じ価値観や生き方をしてきた人は、以下の記事の内容はおさえておかないと、富裕層の仲間入りはムズカシイかもしれません。読んでしっかり勉強しましょう。

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