「ダイレクト出版って、あやしい会社なのかな?」「ダイレクト出版って実態はどうなっているの?」「ダイレクト出版の商品を買っても大丈夫なのかな?」と思って、あなたはこの記事にたどり着いたのかもしれません。私も昔、そう感じていたことがあります。
しかし、実際に商品を購入してみた結果、「あれ? ネットの評判ってなんだったの?」「ちゃんとしている会社じゃないかな」と思うようになりました。この記事では、ダイレクト出版の情報をまとめながら、私自身の実体験や、実際にダイレクト出版の商品を買って試した周囲の起業家たちの体験談をお伝えします。
また、なぜ悪評が絶えないのかや、ダイレクト出版の商品が役に立つのはどんな人なのかを分析してみます。
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ビジネス心理学とは?目次 〜ダイレクト出版とは|返品、トラブル、本も紹介〜
1.ダイレクト出版株式会社とは?
ダイレクト出版とは、いったいどんな会社なのでしょうか? 「出版」とついていますから、本を扱っているということはイメージできるかもしれません。が、あなたは書店でダイレクト出版の本を見たことがないはずですし、一般的な出版社(集英社や講談社など)のような知名度は現在ありません。
この章では、そんなダイレクト出版がどんなことを行っているのか説明します。
1-1.名前のとおり、通販の出版会社
ダイレクト出版は、名前のとおり通販で本を販売している会社で、本社は大阪にあります。とはいえ、本の出版以外にも行っている事業があります。ダイレクト出版には、全部で4つの部門があります。
マーケティング部門 | マーケティング部門では、年商10億円未満の社長、起業家、個人事業主を対象に、ダイレクトマーケティングやWEBマーケティングのコンテンツ提供やセミナーの企画運営、通信講座の販売、ビジネススクールの運営などをしています。 |
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投資部門 | 投資部門では、FXおよび株式投資の個人投資家向けに、「リスクを少なく、大切な資産を守りながら増やしていく」をコンセプトに投資情報やコンテンツの提供、スクールの運営をしています。
この部門は、財務省近畿財務局より投資助言・代理業の登録を受け運営しています。 |
自己啓発部門 | 自己啓発部門では、ビジネスマンを対象にセルフイメージ改善やライフスタイル改善、目標達成、ポジティブ心理学から英会話まで、日常生活をより豊かにするためのコンテンツ配信、通信講座の販売などをしています。 |
出版部門 | 出版部門では、洋書のビジネス書から主に、起業家や個人事業主に役立ちそうな良書を厳選して翻訳出版しています。オンラインのみでの販売としており、現在は書店での販売はしていません。 |
※「ダイレクト出版株式会社 サービス一覧」より
各部門が運営しているサイトがありますが、サイトについては後述します。
1-2.詐欺や悪徳なトラブルがありそうだけど、実態は?
ダイレクト出版について調べているあなたは、こんな印象を持っているかもしれません。「アメリカから持ってきたといわれているダイレクトレスポンスマーケティングって、日本の文化には合わないし、なんだかえげつないことやってるんでしょ?」
しかし、実態はまったく違います。私自身、ダイレクト出版が売っている本を買ったり、オンラインの講座に参加したりしたことがあります。実際にお客さんとして、ダイレクト出版に関わったことがありますが、対応は非常にていねいでした。
後ほど、私の体験談をまとめますが、「詐欺」なんてとんでもない! というのが実感です。ダイレクト出版側からすれば、メリットのない返品などの問い合わせの対応も迅速に行ってくれました。
ネットに書かれている匿名での悪評は、あてになりません。ただ、あまりにも匿名での悪評が出てくるため「こんなに評判が多いのはなぜだろう、気になる」という方もいるかもしれませんね。
ここまで悪評が出てきてしまう理由は、「本来その商品を買うべきではなかった人も購入しているから」と私は考えます。ダイレクト出版の商品のほとんどに「返金保証」というものがついています。しかも、特に条件なしで商品を返品すれば返金してもらえるものが多い。
こうした販売の仕方をしていると、商品の販売ページの説明を読み、「まぁ、よくわからないけれど、役に立たなかったら、イマイチだったら返金してもらえばいいや」と思って商品を買う人が出てきてしまいます。
商品購入のハードルが下がることで、本来その商品が役に立たないであろう人が軽い気持ちで買ってしまい、結果的に「よくわからない」「この商品はダメだな」ということが増えてしまうのです。
軽い気持ちで商品を買い、商品を役立てようという気持ちの薄い人、そういった方が「ダイレクト出版の商品ってダメだよ」と声高に叫んでいる……と私には見えます。なお、ダイレクト出版の商品が「役に立つ人」「立たない人」については、後述します。
1-3.ザ・レスポンスと、小川忠洋さんについて
「ダイレクト出版=ザ・レスポンス」というイメージを持っている人も多いかもしれません。それくらい、「ザ・レスポンス」はダイレクト出版にとって象徴的なもの。ザ・レスポンスとは、主にマーケティング、セールスライティング、社長の仕事術に関する情報が提供されているサイトです。
また、「小川忠洋さんってどんな人なの?」と疑問を持つ方もいるかもしれません。小川忠洋さんは、ダイレクト出版の創業者。「ダイレクト出版=ザ・レスポンス」の立ち上げときは、ご自身でブログを書いたり、メールマガジンを書いたり、すべての業務を行っていたようです。
ダン・ケネディをはじめ、海外(主にアメリカ)のマーケティングや自己啓発に関するコンテンツを日本で独占販売する権利を獲得し、ダイレクト出版を起ち上げました。現在は、ダイレクト出版全体の経営やマネージメントに取り組んでいらっしゃるようです。
アメリカの有名なマーケティング・コンサルタントであるダン・ケネディについては以下の記事で詳しく解説しています。
彼はコピーライティングの分野でも世界トップクラスでひとつのセールスレターから1億円の売上をあげることもザラ。そんなダン・ケネディの手法は日本でも通用するのか? ダン・ケネディってちょっと怪しい……と疑問に感じる人はぜひこの記事を読んでみて下さい。
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ビジネス心理学とは?2.ダイレクト出版の評判・口コミ、役に立つ人立たない人
インターネットでダイレクト出版について検索すると、本当に色々な情報が出てきますね。しかも匿名の情報ばかりであり、「実際はどうなの?」と思うのではないでしょうか? ここでは、私自身、そして私の友人の起業家のダイレクト出版に関する体験談をご紹介します。
2-1.ダイレクト出版の講座で成功した人の体験談
これは、私の友人の話です。ちょうど、私と同年代の男性。私が彼に知りあったときは、ダイレクト出版で行っていた「セールスコピーライター養成講座」を受講し終えた直後のタイミングでした。
彼は元々起業していて、もっと売上を上げて、安定したビジネスを行っていきたいという思いでダイレクト出版の講座を受講したそうです。結果的に、今ではダイレクト出版と提携してビジネスを行い、ダイレクト出版のグループ会社では、1つの部門・部署を任されるようになりました。
自分で新しい事業もラクに起ち上げられるようになったようです。ダイレクト出版の講座を受講したことが、ひとつのきっかけになりビジネスが軌道に乗ったようです。
2-2.ダイレクト出版の講座に実際に申し込んでみた
私は、ダイレクト出版が販売している商品を何度も購入したことがあります。購入したことがあるのは、本、オンラインの講座、毎月届く月刊誌(ニュースレター)などです。
申し込んだ順番は「月刊誌→本→オンラインの講座」だったのですが、実際に生かすことができたのは「オンラインの講座>本>月刊誌」でした。本は、買ってみたものの「思っていた内容と違うなぁ」ということで返品したこともあります。
このとき、返品の手続きがよくわからず、電話で問い合わせをしましたが、非常に親切に返品方法を教えていただくことができました。
私自身の実体験と私の周りを見たときに、ダイレクト出版の講座や本を購入して、役立てることができている人と、役立てることができていない人には「違い」がありましたので、次の項目でお伝えします。
2-3.ダイレクト出版が役に立つ人、立たない人
ダイレクト出版が役立てることができる人は、まず「自分でビジネスを行っている人」です。ダイレクト出版が扱っている商品は、本、オンラインの講座、オフラインの講座、と形態は様々ですが「実践的な内容」がほとんど。
今自分でビジネスをやっているのであれば、すぐに活用することができ、ダイレクト出版に支払った以上の金銭的なリターンをカンタンに得られるでしょう。事実、私も「アメリカで普及している新しいマーケティングの手法」を学ぶオンラインの講座を受講して、そのままビジネスパートナーの商品販売に活用して売上をあげることができました。
また、新しいスキルを学べる講座では、たとえ現在自分でビジネスを行っていなかったとしても「このスキルを使って絶対にお金を稼ぐ」と決めている人には役立つでしょう。
逆に、役に立たない人は「実践する気持ちがない人」「これは私の場合は役立たない、私のビジネスは例外だろうと思っている人」です。また、「派手さを求めるような人」にはおすすめできません。
もちろん、商品を購入する前に自分で精査する必要はあります。しかし、ダイレクト出版が扱っているほとんどの商品は、先述した通り実践的な内容がほとんど。しかも、私の周りの起業家の話を聞くと、年々商品や講座のクオリティはあがっているようです。
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ビジネス心理学とは?3.ダイレクト出版で特におすすめな本4冊|無料オファーも
ダイレクト出版は、海外の著名なコピーライターやコンサルタントの翻訳本を販売しています。また、時には無料(送料のみ負担)で本がもらえるキャンペーンなども行っています。
書籍はこれまでに50冊以上売り出されていますが、その中から私が実際に読んでみてビジネスに役立った4冊を、カテゴリー別にご紹介していきます。
3-1.マーケティングに役立てたいならこの本
『ザ・ローンチ (ザ・ローンチ 世界一効率的に億万長者になる方法)』
ジェフ・ウォーカー(著)
1冊目は、プロダクトローンチを開発したジェフ・ウォーカーの「ザ・ローンチ」。プロダクトローンチとは、商品の発売前に情報を少しずつ出していくことでお客さんの期待を高め、商品の発売日に爆発的な売上を上げるマーケティング手法です。
本書では、プロダクトローンチの具体的なやり方が、著者のサクセスストーリーともに解説されています。インターネットで自分のノウハウを売り出したい方には、特におすすめの本です。
手前味噌にはなりますが、実際にプロダクトローンチを使って、1カ月半で約8000万円を売り上げた経験を持つ私が、その手法の実際の流れをこちらの記事で解説しています。ぜひ、あなたのビジネスの参考にしてみてください。
3-2.セールスを学ぶならこの本がおすすめ
『億万長者の不況に強いセールス戦略―ダン・S・ケネディの”屁理屈”なし実戦ビジネスMB』
ダン・S.ケネディ (著), 小川忠洋 (著)
2冊目は、マーケティングコンサルタントのダン・ケネディの本です。彼はマーケティングのプロであると同時に、1回のプレゼンで教材を5000万円以上売るのは日常茶飯事という、セールスのプロでもあります。
本書には、ダン・ケネディが30年以上かけて作りあげてきた、実践で使えるセールスのノウハウが公開されています。セールスの初心者に、ぜひ読んでほしい1冊です。
3-3.プロ中のプロが起業・経営について書いた本
『大富豪の起業術―ゼロから起業して年収1000万円にする最速の方法』
マイケル・マスターソン(著),小川忠洋 (監訳)
3冊目は、ゼロから年商10〜100億円以上の会社を10社以上作りあげてきた、マイケル・マスターソンの「大富豪の起業術」。
ビジネスには「年商0〜1億」、「年商1〜10億」、「年商10億〜50億」、「年商50〜100億、200億」の4つのステージがあると著者はいいます。本書では、各ステージでやるべきことや注意点などが書かれているため、起業家は必見の1冊です。
特に「あのコンサルタントは、こんなことを言っている」「また違うコンサルタントは、あんなアドバイスをしている」と困るあなたにおすすめ。 実は、コンサルタントごとに違うビジネスのステージのアドバイスをしているため「言っていること違う」ということが往々にしてあるのです。
3-4.時間が足りていないと感じる人にすすめたい本
『屁理屈なし 社長のための時間の使い方 改訂版』
ダン・S.ケネディ (著)
最後4冊目は、先ほどご紹介したダン・ケネディによる、時間術に特化した本です。
時間の増やし方や、ぼうだいな情報から必要な部分を探しだす方法など、時間管理の具体的なテクニックが書かれています。
とはいえ本書には、「姿をくらます」「電話に出ない」などの記載があり、実践することが難しい方もいると思います。まずは自分ができる範囲で、書かれている内容を取り入れてみるとよいでしょう。
ダン・ケネディのアドバイスは、実践することで結果が出るため非常におすすめですが、感覚的に実践しにくいと感じる方が多いことも事実。「なぜ、ダン・ケネディのアドバイスが実践しにくいのか?」については、こちらの記事で詳しく解説しています。
4.ダイレクト出版の過去
ダイレクト出版のこれまで、過去にあったできごととして代表的な、情報漏えいが起こったときの対応と、東日本大震災時のお客さんへの対応についてご紹介します。
4-1.情報漏えいと、その対応
2009年にニュースになったのが「情報漏えい問題」です。
ダイレクト出版を退職予定だったスタッフが顧客情報を持ち出し、個人情報を扱う名簿業者に売る。その後、名簿業者から個人情報が出まわり、営業や迷惑メール等の配信に使われてしまったことが2008年末に発覚。
この問題が起こった時、ダイレクト出版がとった行動は下記3つです。
- 顧客情報を持ちだしたスタッフに対して懲戒解雇処分にし、刑事告訴の手続きを取った。
- 名簿業者から顧客情報を受け取った会社に対してダイレクト出版がお金を払って、契約書を結び、メール配信などをしないように連絡をした。
- 営業や迷惑メール等を受けた顧客に対して、流出した情報を元に営業がきた場合の対応方法を連絡した。
このように、事件発覚後の対応は、「そこまでしなくても良いのでは……」と思えるほど徹底していました。一度は流出してしまったわけですが、その後の対応からは、「顧客を守る」という気持ちが伝わってきます。その後、ダイレクト出版はその後プライバシーマークを取得します。
参考:『プライバシーマーク制度』
プライバシーマークを取得したということは、第三者機関から「個人情報保護に関して適切な処置を行っていると判断される事業者」と認められているということです。
4-2.東日本大震災の対応
被災地の商品購入者は購入代金を全額返金。また、震災の影響を受けそうな地域に関しては、個別に連絡をして状況確認。そして震災の3日後には被災地の自治体に1000万円の寄付を決定していました。
詳細は、こちらのページにて確認できます。
参考:『デイリーインスピレーション』震災のお見舞いとお客様対応について
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ビジネス心理学とは?5.ダイレクト出版のお役立ちリンク集
ダイレクト出版について調べていると、様々なサイトが出てきてしまい「こういうときはどこを見ればいいの?」と迷ってしまうかもしれません。私がまとめてみました。
5-1.ダイレクト出版のメルマガに登録するには?
部門ごとにサイト、メルマガがわかれています。それぞれの部門ごとにご紹介していきます。
サイトを開いて、右上にメールマガジンが登録できるページへのリンクがあることが多いです。サイトによっては、無料で受け取れるプレゼントに申込むことでメルマガが受け取れるようになります。
また、配信停止は各メルマガごと、毎回文末にメルマガ解除リンクの記載があります。私は以前、一度配信停止をしたことがありましたが、特にトラブルはありませんでした。
■マーケティング部門
『ザ・レスポンス』
■投資部門
『セーフリッチ投資』
■自己啓発部門
『デイリーインスピレーション』
『ネクストリーダー』
『EQ英会話』
■出版部門
『ダイレクト出版』
5-2.ダイレクト出版の商品を解約(返品)するには?
ダイレクト出版では【定期購入】といったサービスが多数用意されています。毎月自動的にお金が請求され、毎月商品が届くというサービスです。この【定期購入サービス】を「もうやめたいな」と思った場合は、以下から確認してみてください。
また、定期購入ではない商品・サービスで「返品」を希望する場合は、商品に同封されている返品依頼書を使って返品するようです。
参考: ダイレクト出版 カスタマーサイト 『返品の方法を教えて下さい』
返品依頼書を紛失してしまった場合は、直接サポートセンターへ連絡してみましょう。
参考:ダイレクト出版カスタマーサポート 『お問い合わせフォーム』
ていねいに回答してもらえるはずです(私は経験済み)。
5-3.アフィリエイトセンターのURL一覧
ダイレクト出版で売っている商品を、あなたがほかの人に紹介することで報酬がもらえる、アフィリエイト(紹介)プログラムがあります。部門別にサイトがあり、事前に登録する必要がありますので、こちらからご確認ください。
↑書籍のアフィリエイトはこちら
↑マーケティング等の商品、講座のアフィリエイトはこちら
↑自己啓発に関する商品、講座のアフィリエイトはこちら
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ビジネス心理学とは?6.ダイレクト出版は健全という印象
さて、ここまでダイレクト出版について読んできて、どのような感想を持ちましたか? インターネットで検索すると、どうしても悪評が目立ちますが、全くあてにならないことが少し理解できたのではないでしょうか?
ダイレクト出版は、起業家、中小企業の経営者向けのマーケティングや仕事術に関する商品を扱っている会社としては、日本で一番売上が大きい会社かもしれません。ダイレクト出版の商品を買って「よかったよ」ということを、個人的にネットに載せる方は少ないでしょう。そして、あったとしても「ステマか?」と疑ってしまいますよね(苦笑)。
また、代表の小川さんを個人的に叩くような文章も見られますね。私からすると「妬みかな?」と思ってしまいます……。実際の利用者である私は「なぜ、こんなにネットで悪評ばかりあるのか疑問」と思うくらい、ダイレクト出版は健全な印象です。