脱サラに成功した私が、失敗しない脱サラの方法を教えます!

脱サラに成功した私が、失敗しない脱サラの方法を教えます!

脱サラとは、脱サラリーマンの略で、サラリーマン(給与所得者・勤め人)を辞めて、独立して事業を起こしたり、仕事を始めることです。

「今の仕事を続けてもなぁ……」「このまま仕事を続けても、あの先輩・上司のようになるだけかぁ……」「それってなんだかなぁ……」とイマイチ言葉にならない、サラリーマンを続けることに対する不満を、あなたは感じたことはありませんか?

この記事では、脱サラを2回経験した私が自分の実体験、そして周囲の人たちに起こったことを踏まえて「脱サラの失敗と成功を分ける鍵」についてお伝えしていきます。脱サラに興味がある方は、今すぐ読み進めてください。

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目次 〜脱サラの失敗と成功を分けるカギを体験者が伝える〜

1.脱サラとはなにか?|意味を解説

2.脱サラのメリット、デメリット

3.脱サラの成功と失敗の実例

4.脱サラの道はひとつではない

5.脱サラで成功する人、失敗する人の違いは?

6.脱サラに失敗しないために押さえるポイント(年齢別)

7.もう一度確認しておきたい脱サラの心構え3つ

1.脱サラとはなにか?|意味を解説

脱サラとはなにか?|意味を解説

まずは「脱サラ」という言葉について確認しましょう。よく耳にしたり、口にしたりしているかもしれませんがまずは意味の確認です。

1−1.脱サラって結局どういうこと?

それでは、まずは辞書の上での意味を確認してみましょう。

だつ‐サラ【脱サラ】

[名](スル)《「脱サラリーマン」の略》サラリーマンをやめて、独立して商売や仕事を始めること。

引用元:goo辞書

意味は読んでいただいた通りです。つまり「起業すること」とイコールであると言えます。

1−2.脱サラの成功率は真実は?

「脱サラ」を意識する人がまず気になるのは、「脱サラってうまくいくのかなぁ?」「失敗するんじゃないかなぁ?」ということではないでしょうか? 脱サラしてうまくいっている人が脚光を浴びる反面、うまくいっていない人もたくさんいますよね。

起業した会社がどれくらいの期間でつぶれていくかを調べてみると……起業して10年後に残っている会社は3〜6%といわれています(データによって差があります)。

起業の成功率が3〜6%という確率は、決して高いとは思えませんよね? ちなみに、私が初めて起業してから8年経ちました。

その間に起業家の友人をたくさん見てきましたが、やはり起業したもののうまくいかずに、アルバイトをしたり、再就職したりする人たちがほとんどでした(実際、私自身も最初の脱サラ後に一度再就職しました)。

起業の成功率は3〜6%という数字は、「決してウソではない」と私自身の経験からも思います。

ここまで成功率が低いにもかかわらず、それでも次々と脱サラする人はいます。なぜなら、サラリーマンを続けていては得られないようなメリットがあるからでしょう。しかし、その裏にはデメリットもあります。

次章では、このメリットとデメリットをみていきたいと思います。

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2.脱サラのメリット、デメリット

脱サラのメリット、デメリット

そもそも、脱サラを考えるということは現状に不満があるはず。その不満を解決できると思っているから脱サラを考えるのではないでしょうか?

2−1.脱サラのメリット:収入と時間

たとえば、収入が青天井。サラリーマンの場合は、10年先に入社した人の給料が自分の10年後の給料だとほぼ言えます(一部、外資系の企業や実力主義の企業は別)。

しかし、起業することで、自分の給料は自分で決められるようになります。仕事の成果がダイレクトに自分の収入に反映されます。

また、ほかのメリットとして時間の自由というのもあります。フレックスタイムを導入している企業もあるかもしれませんが、9割以上の会社は出社時間が決められていて、働かなければいけない時間が決められています。

さらに……なんだかよくわからないけど、定時になっても残業しなければいけなかったりする「文化」が会社にあることもあるでしょう(私自身、自分の仕事がなくなっても上司の顔色をうかがいつつ、会社に残っていたことがあります……)。

これが起業することで、誰にも文句を言われることなく好きな時間に仕事ができるようになる可能性があります。ただし、これはどんな業種で起業するかにもよります。

ここまではメリットを挙げてみました。が、このメリットが一転してデメリット、リスクになります。

2−2.脱サラのデメリット:保証と責任

それは、収入がゼロになったりマイナスになったりする可能性です。

サラリーマンであれば、完全歩合制でもないかぎり毎月の給料は保証されています。起業することによって、誰も保証してくれなくなります。ゼロどころか、生活費などのためにお金がマイナスになっていくこともありえるのです。

これは、サラリーマンでは経験できない相当なストレスになります(私自身、起業して収入がゼロだったとき、入金のメドがないのに銀行口座の残高が減る一方だったことは、かなりのストレスでした)。

つまり、収入がゼロであれば、時間の自由なんて手に入るわけがありません。脱サラして起業することとサラリーマン生活との最大の違いは、収入や時間の使い方のすべてにおいて自己責任となることです。

3.脱サラの成功と失敗の実例

脱サラの成功と失敗の実例

脱サラのメリットとデメリットにはどんなものがあるかは理解していただけましたか? 実際に脱サラした人の実例をあげますので、メリットを受けるとどうなり、デメリットを受けるとどうなるのかを確認してみてください。

3−1.「脱サラして大成功!」先輩経営者Sさんの例

これは、私の身近な経営者の方のお話です。脱サラしたのは20代のときで、現在は30代前半です。大卒後、大手百貨店に勤めていらっしゃったのですが、元々独立したいという気持ちが強かったそうで、脱サラをされました。

脱サラした結果……収入でいうと、上場企業の役員クラスの年収と同等。時間的にも、完全に自由。昨年は週に3日程度しか働いていなかったそうです。……にもかかわらず、上場企業の役員クラスの年収を得ているのです。

信じられませんよね……。お金も時間も余裕があるので「昨年は毎月のように海外旅行に行っていた」と聞いています。「今月はマレーシアとタイとシンガポールに行くんですよ」と1ヶ月間に3ヶ国も旅行に行くと言っていたときもありました。

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3−2.「脱サラなんてしなければよかった……」 私の例

残念な例は、私が最初に脱サラをしたときの話がわかりやすいと思いました(苦笑)。
大卒で陸上自衛隊に入隊した私は、先輩たちの言動をみて「私の3年後、5年後、10年後……」という現実と向き合えませんでした。認めたくありませんでした。

「だったら、自衛隊やめればいいんじゃん!?」と軽く考え、200万円ほどお金を貯めてから自衛隊を退職しました(自衛官だったので、正確には退官といいます)。

しかし、起業しても全くうまくいかなかったのです。家賃6.8万円のところに住んでいましたが、毎月家賃の支払いが苦痛でしょうがありませんでした。お金が入ってくる予定はないけれど、出ていく予定はあるという状態でしたから、記帳が大キライでした(トラウマになってしまったのか、今でも記帳はキライです……)。

お金はない、時間もない。そして、どうすればいいのかもわからない……。結果、少しでも時給が高いということでパチンコ店で働くことになってしまいました……。残念な例ですね……。

4.脱サラの道はひとつではない

脱サラの道はひとつではない

一言で「脱サラ」といっても、様々なカタチがあります。あなたは「脱サラ」と聞くと、どんなカタチで脱サラすることをイメージしますか?

「やっぱり、田舎でゆっくりしたいから農家かなぁ」という人もいれば、「自分のお店を持ち一国一城の主になるのが夢!」ということで、飲食店などの店舗をイメージする人もいるかもしれません。

どんなカタチで脱サラするかは自分の理想のライフスタイルや大切にしたい価値観、性格から考えるといいでしょう。

なぜなら、自分でお店を持って自分が働くスタイルであれば時間の自由はなくなりやすいですが、人と直接関われるからしあわせだという人もいます。反面、人との関係は疲れるから自然とふれあいたいということで農業をする人もいるでしょう。

どんなカタチで脱サラするかを決めるためにも、自分のことをよく知る必要があります。

「でも、自分のことはよくわからないなぁ」と思う場合は、こちらの記事がおすすめです。7つの質問に回答していくことで、自分の本当の天職が見つかります。また、5章には、筆者の天職を見つけるまでのストーリーがリアルに描かれています。

「自分の場合はどうかな?」と想像しながら読んでみてください。

私は、天職さえ見つかれば、朝起きた瞬間から「今日も大好きな仕事、めいっぱいガンバルゾー!」といった感じになり、毎日やる気マンマンで人生もうまくいくのになぁ…、とずっと思っていました。そして、天職を見つけたくて、瞑想をしたり、自己啓発セミナーに参加し...

焦らずに、どういうことで脱サラしたいのか、またそれは現実的かということをよく考えてみることをオススメします。

なお、「このアイデア、イケる!」と楽観的に考えているあなたは、失敗する可能性が高いです。なぜなら、脱サラや起業で重要なのは、「失敗しても、リカバリできること」だからです。

こちらの記事では、本当に失敗しにくい起業アイデアとはどういうものなのかについてまとめています。例も5つあり、失敗しにくい起業アイデアをイメージしやすいでしょう。大きな借金をして失敗し、自己破産してしまう……などの取り返しのつかない失敗をする前に、この記事を読んでください。

「起業のアイデア」についてGoogleで検索をしてみると、それこそ50も100もアイデアが出てきます。しかし、どう見ても玉石混交で、「結局どれがいいの?」と悩んでしまいますよね。そこで、この記事では量ではなく、質を重視して、起業アイデアについてアドバイスをし...

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5.脱サラで成功する人、失敗する人の違いは?

脱サラで成功する人、失敗する人の違いは?

脱サラをしたときに成功する人、失敗する人には共通点があります。実際に成功した人と失敗した人の例を見ながら、共通点や違いをみていきましょう。

5−1.脱サラの「準備OK!」だったYさんの例

私の知人で20代後半の方の例です。彼は今、輸出入のビジネスを手がけています。

話を聞くと、脱サラして順調にビジネスを伸ばしていました。脱サラして2年経った今では、月商100万円を下回ることはないようです。むしろ、提携先を増やしながらどんどん事業の拡大をしていっています。

彼の脱サラ前がどうだったのかというと……準備にかなりの時間とお金をかけていました。具体的には、いろんな勉強会に参加して、自分の興味がある分野を見極めたり、信頼ができるビジネスの師匠を探したり……。

ですので、突然脱サラしたのではありません。サラリーマン時代から今のビジネスの基盤を作っていました。そして、タイミングをはかって脱サラをした、と聞いています。

「自分の興味があることを知る」「人脈」「脱サラ前からビジネスの下準備を行い、小さく始めてみる」といったところが、彼の特徴ですし、私が見てきたなかでスムーズに脱サラに成功している人は、みなさん同じように取り組んでいました。

5−2.まだ脱サラはするな! 失敗した私の例

もしできることなら、自衛隊を辞めるときの過去の私に、今の私からこう言いたいです。「まだ脱サラには早いぞ!」と。

当時、脱サラがうまくいかなかった私は、銀行口座の残高が減っていく一方でお金が入ってくる予定は全くありませんでした。その理由を一言であらわすなら「準備不足」。

脱サラの準備OKだったYさんの真逆でした。自分なりに人脈は築いていたつもりでしたが、全くダメ。お金になりそうな分野で起業しようとして、全くダメ。自衛隊の頃から、下準備をしていたつもりでしたが、全くダメ……。

そして、「何かあってもこれだけ貯金あるし、大丈夫だろう!」と楽観的でした。この貯金をあてにしていたことが、一番ダメでした。お金が入ってくるメドがゼロであれば、いくら貯金があってもムダです。

脱サラする前には想像ができないでしょうが、「お金がなくなるのに、入ってこない!」ことによる強度のストレスが待っています。

6.脱サラに失敗しないために押さえるポイント(年齢別)

脱サラに失敗しないために押さえるポイント(年齢別)

一言で「サラリーマンを辞める=脱サラ」といっても、ひとりひとり全く状況が違います。主に年齢によって、その状況が変わってきます。ですので、年齢別に押さえるべきポイントを挙げていきます。

6−1.20代の脱サラとは?

まだ、サラリーマンとして働き始めて10年未満。ということは、サラリーマンとして積み重ねてきたものが上の年齢層より、当然少ないでしょう。「なんでこんなに給料が少ないんだよ!」と思うこともあるかもしれませんが、そのままの状態で脱サラしてもうまくいく確率は非常に低いです。

起業して自分がどれだけお金がもらえるかというのは、他の人にどれだけの価値を提供できるかとイコールです。

今のあなたの給料は、あなたが他の人に与えている価値に対する評価ではないでしょうか? 想像以上に脱サラ後の価値に対する評価と収入の関係はシビアです。ですから、焦って脱サラすることはオススメしません。

それよりは、脱サラを見据えてどんな人脈やどんなスキルを身につければいいのかをじっくり考えてみましょう。そのうえで、場合によっては転職してもいいかもしれません。

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6−2.30代の脱サラとは?

途中、転職などをしていなければ、10年近く今の業務で積み重ねてきた「スキル」「知識」があるでしょう。この積み重ねてきたものを活かして脱サラできればいいですね。

ただ、焦りは厳禁。同じような業種で脱サラに成功している先輩起業家から、「同じ業種で脱サラするにはどんなものが必要か」事前に確認して、揃えてから脱サラできるといいでしょう。

また、結婚をしている方もいるかもしれません。脱サラに失敗すると、家族も影響を受けます。当然の話です。じっくり慎重に進めていきましょう。

6−3.40代の脱サラとは?

恐らく、20年くらい業務で積み重ねてきたものがあるのではないでしょうか? 家族の状況としても、子どもが少しずつ手がかからなくなってきているかもしれません(学費はかかるかもしれませんが……)。

場合によっては、脱サラに奥さんが協力的になってくれるかもしれませんね。

今の仕事とは全く違う、異業種で脱サラするとなるとかなり大変ですが、自分が勝手を知っている業種で脱サラをするとなると、成功確率がグンと上がります。今まで積み重ねてきた「スキル」「知識」をフル動員することで、失敗する確率は減っていきます。

以上、年齢別にわけてお伝えしましたが、結局共通点は「スキル」「知識」などの積み重ねがあるかどうかということと、準備は万全かどうかです。

そして、カンちがいして欲しくないことが、準備のなかに「貯金がいくらあるか?」は入っていないことです。貯金をあてにして脱サラしてうまくいった人の話を私は聞いたことがありません。

7.もう一度確認しておきたい脱サラの心構え3つ

脱サラについて、私自身の実体験も交えてお伝えしてきました。私から強くお伝えしたいことは「準備をしっかりとする」「焦らない」「最悪の事態を想定する」ということです。私が20代前半のときに脱サラしたときは焦っていました。ヘンに楽観的だったところもあります。結果、再就職することになりました……。

29歳で2度目の脱サラをしたときは、スタート時こそ若干苦労しましたが再々就職はしておりません。「セールス」というスキルを身につけていたからです。

このページではあなたに安易に「脱サラ」をオススメしていません。「脱サラ(起業)に失敗するとどうなるのか?」ということについて、はこちらのページでも触れていますので、よく確認してください。

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サラリーマンの時点でどれだけの準備ができているかによって、脱サラの成功確率は変わってきます。一般的な成功率が3〜6%ということを忘れないでください。スキルや知識などが少しでも準備不足だと思うのであれば、今から少しずつ準備をしていくことをオススメします。

「もう十分に準備ができている」というあなたは、小さく試してみることをオススメします。「えいっ!」と勢いで脱サラし、起業の世界に思い切って飛びこむのではギャンブルと同じになってしまいます。少しでもあなたの脱サラ成功の確率があがることを祈っています。

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