「だるいなあ、でもあれ、やらなくちゃなあ……」と思いながらも、やる気が出ない。そんなときって、ありますよね? 私も、やる気が出ずに、ずいぶんと悩んだ時がありました。
ここでは、お手軽にやる気を出す方法から、やる気が出る体質になる本格的な方法までを、私自身の経験も含めてお伝えします。ぜひ最後まで読んでいただいて、やる気体質になってくださいね。
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ビジネス心理学とは?目次 〜やる気を出す方法|お手軽な方法と体質改善〜
1.まず、お手軽でカンタンにやる気を出す方法とは?
お手軽カンタンにやる気を出す方法を表にまとめてみました。まずは、これらの方法を試してみてください。
音楽を聴く | 元気がでるノリのいい音楽を聴く、またはリラックスできる音楽を聴く |
顔を洗う | 冷たい水で顔を洗って気分転換する |
身体を動かす | 軽い運動でやる気がでます。ストレッチやのび、ヨガや軽い運動など |
やる理由を考える | なぜやる必要があるか、やらないとどうなってしまうのか、やる理由をハッキリさせる |
やると宣言する | 他人に「私はこれをやります」と宣言すると、やるしかなくなる |
散歩する | 軽く散歩して、気分転換をする |
少し寝る | 少し寝る、ただし寝過ぎないようにご注意 |
優先順位はとくにありません。この表を見ていただいて、パッと目についたものから試してみてくださいね。
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ビジネス心理学とは?2.それでもやる気が出ない時はどうすればいいのか?
顔を洗ったり、音楽を聞いたり、そういったカンタンなことで、やる気が出ればいいのですが、それでも、どうしてもやる気が出ない時ありますよね?
あなたは、そういう時はどうしていますか? ここでは、私が実際にやってみて効果を感じている方法を紹介しますね。
2-1.ともかく、まず4分間だけやってみる
どうしてもやる気がでない時は、まず4分間だけやると決めて、実際に取りかかりましょう。
この方法は、心理学者のレナード・ズーニン博士が提唱したやる気アップ法。たとえイヤなことでも、最初の4分間さえのりこえれば「作業興奮」という心理状態になり、自然と続けられます。
実際に私自身もかなりの効果を実感しています。「部屋を掃除するの、面倒だな」と思っていても、いざ掃除を始めると、やる気が出てきたことってありませんか? そして、時間を忘れて1時間経過していることさえあります。
これが作業興奮です。ぜひ、あなたも「面倒だな……」と思ったとしても、4分間だけやってみてくださいね。
2-2.やり方・方法は大丈夫? まず手順をハッキリさせよう
やる気が出ないもうひとつの理由に、やり方がハッキリしていない場合があります。やり方がハッキリしていないと、作業に集中しづらく、先ほど紹介した「作業興奮」状態になりづらい事があるからです。
ですので、そういった場合は、まずは作業の手順を紙に書き出すなどして、先にやり方をハッキリさせる必要があります。作業に集中しづらいなーと感じた時は、作業手順ややり方がハッキリしているかどうかを、あなた自身に問いかけてみてくださいね。
2-3.それでもダメなら、やる気を回復しよう
ここまでいくつか方法をご紹介してきましたが、それでもやる気が出ない、そんな時はあなた自身のやる気を回復する必要があるのかもしれません。
このやる気についてですが、あなたは「意志力」という言葉を聞いたことがありますか? 意志力とはあなた自身をコントロールする力のこと。世界的なベストセラーとなった『WILL POWER 意志力の科学』という本で紹介されています。
この意志力を使いきってしまい、意志力がゼロになると、人は自分をコントロールできなくなってしまうのです。するとどうなると思いますか? その答えは、ついついTVをダラダラ見てしまう、スマホで時間をつぶすなど、その人にとって楽な行動に逃げてしまうのです。
ですので、意志力不足(自分がコントロールできない)と感じたら、ぜひ、睡眠や散歩、瞑想などで、あなたの心と身体を休めてください。すると意志力が回復し、再びあなた自身をコントロールできるようになります。
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ビジネス心理学とは?3.本格的に改善!いつもやる気がある体質になろう!
子どもの頃、あなたはちゃんと宿題をするほうでしたか? 正直に言うと、私はあまり宿題をまじめにやるほうではありませんでした。この宿題ですが、毎日コツコツと宿題をやる人と、宿題をやらない人の違いはなんでしょうか?
もちろん、勉強が好き、勉強が得意というのも理由のひとつですが、それ以外にも、あなたの体質「やる気がある体質かどうか」が関係してきます。ここでは、やる気がある体質になる方法をご紹介したいと思います。
3-1.やる気を奪われないように環境を整えよう
やる気体質になるために、もっともカンタンにできることは、環境を変えることです。
あなたのやる気は、環境によって奪われていませんか? ここで言う環境とは、勉強部屋にTVがあって、いつでもスイッチを入れて見ることができる環境だったり、勉強に飽きたらすぐにスマホをさわれるような状況のことです。
こういった状況では気が散りやすく、どうしてもやる気を奪われてしまいやすいですよね。ぜひ、ちょっとした工夫をしてみましょう。たとえば、勉強する間は、TVのコンセントを抜いたり、スマホを別の部屋に持って行って充電しておき、手元に置いておかない、などです。
このようなちょっとした工夫で、ずいぶんやる気が奪われにくくなるので、ぜひなにか工夫できないかあなたも考えてみてくださいね。自分の気が散るようなものからは、距離をおくようにしましょう。
3-2.やる気を奪う食事を改善しよう
勉強や仕事をすると、だんだん疲れてやる気がなくなっていくのは、説明するまでもないと思います。それ以外にも、実はあなたのやる気を奪っているものがあります。それは食事。正確に言うと、食事の後の消化です。
あなたは、食事の後に眠くなったりしませんか? この食後の眠気は、食べ物の消化にエネルギーが使われ(消化器官に血流が集まる)、脳の血流量が減ることが原因です。それにより、脳の活動がにぶり眠くなるのです。そんな状況では、やる気も出にくいです。
私自身、起業をめざしていた頃は本当に忙しく、いつも時間が足りない状態でした。その時に、食べ物の消化の話を知って食事を改善しました。本当に忙しい日は食事を軽くし、お酒を飲まないようにしたのです。それで、ずいぶんと作業の効率があがり楽になりました。
ぜひ、あなたも、食事に気を付けてみてくださいね。
3-3.コツコツ続けて意志力を増やそう
先ほどご紹介した「意志力」ですが、人によってこの意志力の保有量に違いがあります。
意志力が多い人は、長い時間自分をコントロールできます。やる気も続きやすいです。しかし、意志力の保有量が少ない人は、自分をコントロールできる時間が短く、気も散りやすくなります。
では、この意志力の保有量はどうすれば増えるのでしょうか? 意志力の保有量はなにかをコツコツと毎日続けることで増えます。必ず続けることがポイントなのです。やることは、カンタンなことでもかまいません。5分だけ毎日必ず日記をつけるなどでいいのです。
では、あなたが数学が苦手だったとすると、数学の問題を見ただけでやる気がなくなりますよね。こういう時はどうすればいいと思いますか?
そうです。先ほど説明した通り、カンタンなことでかまわないので、ともかく毎日続けることです。
たとえば、毎日数学の問題を「3問だけ」必ず解くようにします。最初は3問解くのも大変かもしれませんね。見るのも嫌な状態からのスタートです。しかし、たった3問です。なんとか毎日続けることができそうですよね?
するとどうなると思いますか? 毎日続けることで、少しずつ楽になっていくのです。だんだんと解けるようになり、それにともない、やる気も増えます。苦手な気持ちも少しずつ弱まるでしょう。
そして、3問が完璧に続けられるようになったら、少しずつ解く問題数を増やしていきます。最後には苦手の克服です。どうです? なんとなくイメージできましたか?
このときにご注意いただきたいのは、最初からハードルを上げすぎないこと。カンタンなことに取り組むことです。本当にカンタンなことでかまわないので、そのかわり必ず毎日続けるようにしてくださいね。それにより、苦手が克服され、意志力も増えてやる気体質になっていきますので。
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ビジネス心理学とは?4.やる気を出す方法をもっと知りたいときは……
いかがだったでしょうか? あなたはきっと、前向きにやる気をだしたいと考えているのだと思います。最後にそういったあなたのためにおすすめの本を紹介しておきますね。
私のおすすめの本とは、『図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室』ケリー・マクゴニガル著です。
この本には、「意志力を鍛えて目標を達成する方法」がくわしく説明されています。図解入りでわかりやすく、そしてとても実践的な本です。
ぜひ、やる気をだすだけでなく、あなた自身をより磨いて、あなたの望む人生に向かっていってください。
また、このブログの中でも、「やる気の心理学|やる気が出ない原因7つと対処法のすべて」や「小学生や子供でもすぐにわかる! やる気を出す方法15コ」という記事がありますので、そちらも合わせて読んでみてください。おすすめです。
以下の記事は、やる気が出ないことで不安になっている方のために、まずやってほしいことをメンタルコーチがまとめています。ここで紹介する方法を実際に試してみると、とりあえず何かしてみようかなと気分が変わります。うつ等を疑う前にぜひクリックして読んでみてください。
もしあなたが、仕事に対してやる気を出ず、辞めたいと考えているならぜひこちらの記事もお読み下さい。仕事辞めたい病の治し方や軽はずみに退職して人生をダメにしない方法をお伝えしています。