ピアカウンセリングとは?この6つで基礎知識や資格がわかる

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カウンセリングについて調べているうちに、あなたはピアカウンセリングという言葉を初めて知りました。ピアカウンセリングとは、いったいなんだろう? あなたはそのような疑問を持ったかもしれませんね。

私は以前、地域や学校でうまく適応できなかった子ども達と一緒に、集団で生活をしてきた経験があります。集団で生活すると、子どもたちが話し合う機会が多くなります。話し合いがスムーズに流れるように、ピアカウンセリングの一部を取り入れたこともありました。

また、複数の人を集めて、グループでコーチングやカウンセリングをする経験を積んだ結果、以前は期待に添えないことも多かったのですが、今では参加している方々に満足していただけるようになりました。

ここでは、その経験を踏まえて、ピアカウンセリングとは何かについて説明しながら、その効果やデメリットなどについて伝えていきます。

目次 〜ピアカウンセリングとは? その意味や効果を解説〜

1.ピアカウンセリングとは何か

2.ピアカウンセリングと関連するもの

3.ピアカウンセリングの3つの効果

4.ピアカウンセリングのデメリット5つ

5.ピアカウンセリングを実践するための2つの方法

6.ピアカウンセリングの講座や資格について

7.ピアカウンセリングで自立して社会貢献

1.ピアカウンセリングとは何か

ピアカウンセリングとは何か

まずはピアカウンセリングとはどういうものなのでしょう。ピアカウンセリングの「ピア」とは「仲間」「対等な立場の人」という意味です。

ピアカウンセリングとは、同じような立場や悩みを抱えた人たちが集まって、同じ仲間としておこなうカウンセリングのことです。同じ立場や体験をした仲間だからこそ分かり合える、あるいは、こころの支えになることができるということを基本に置いています。

たとえば、教師の言うことを聞かない非行に走った子どもが、中学時代に非行経験のある教師の指示には素直に従うということがあります。

このように、「同じ仲間」という意識を持つだけで、解決に向けての扉をスムーズに開くことができます。また、ピアカウンセリングでは、私たちは、「機会があれば自分の問題を解決できる能力を持っている」と考えます。

そのため、カウンセラーなどの専門家が、相談をする人に代わって問題を解決するのではなく、その人が自分の力で問題を解決できるように、グループを通してサポートしていくことが目的になります。

したがって、ピアカウンセリングでは、共感はするけれど個人的なアドバイスを与えない、自分の色メガネで解釈をしない、その人の問題の責任は取らない(つまり、その人の問題はその人の責任)などのルールがあります。

以前は医療や福祉の分野で、障害や病気を持った人たちの間で実践されていましたが、現在は思春期の悩みやこころのケアが必要な人たちの間でも行われています。

2.ピアカウンセリングと関連するもの

ピアカウンセリングと関連するもの

ピアカウンセリングについてさらに理解を深めるために、ここでは、似ているものとの比較を通して説明していきます。

2-1.ピアカウンセリングと一般的なカウンセリングの違い

一般的なカウンセリングでは、専門的なスキルを身につけたカウンセラーが、相談する人と1対1でカウンセリングをおこなっていきます。そして、カウンセラーは「こころの専門家」として相談する人の話に耳を傾け、悩みを解決していきます。場合によって、カウンセラー側から相談する人に対してスキルを適用していくこともあります。

カウンセラーは相談する人と同じ体験をしているとは限りません。そして、その人と対等な立場でもありません。

一方、ピアカウンセリングでは、同じ立場や悩みを抱えて集まった人たちを対象として、グループ活動の中で、カウンセリングのスキルを活用していきます。

カウンセラー側は、同じ悩みを分かち合う仲間として相談に乗る「ピアカウンセラー」として、グループを運営していきます。そして、相談する人が自分の力で悩みを解消できるように、カウンセリングを進めていきます。

ピアカウンセラーは、「こころの専門家」ではありません。そのため、ピアカウンセラーは、事前に「こころの専門家」からカウンセリングのスキルや知識などを学んでおくと、スムーズにカウンセリングが進みます。

参加している人たちは、同じ仲間として、相談する人のこころを支えたり、自分がうまくいった体験や解決できる方法などを提供したりしていきます。

一般的なカウンセリングとの大きな違いは、参加している人たちが、お互いに働きかけ、影響し合うということです。したがって、ピアカウンセラーがどのように進行していくかによって、ピアカウンセリングがうまくいくかどうかが決まっていきます。

一般的なカウンセラーについては以下の記事をお読みください。カウンセラーの種類やカウンセラー職に向く人、向かない人、カウンセラーになるために必要なこと、年収などを詳しく紹介しています。

カウンセラーってなにするの?種類・資格・年収まで教えます
「カウンセラー」ってどんな仕事なの? 友だちとの会話のなかで話題にあがったり、テレビで見たり、小説で読んだり、インターネットで見かけたりして、あなたはカウンセラーという仕事が気になったのかもしれませんね。そうしているうちに、あなたは「わたしもカウ...

2-2.ピアカウンセリングと似ている自助グループ

ピアカウンセリングと似たようなものとして、自助グループというものがあります。これは、同じ悩みや問題を抱えている人たちが、自発的に集まったグループです。ここでは、その問題を解決する専門家にグループ活動の運営をまかせるのではなく、すべて本人たちが独立して管理しています。

自助グループには、「私と同じ経験をしていない人には、絶対に私の本当の気持ちはわからない」ということが前提としてあります。そのため、同じ体験をした人しか、そのグループには参加できません。

ウラを返せば、同じ体験をした人しかいないという、共感と安心感の中にいるとも言えます。その中で、自分のことを語り、相手の話を聞き、時には相手にメッセージを送ります。それにより、悩みを抱えた人は、こころがいやされたり、スッキリしたりという感覚を味わうことができます。

参加する人たちは、特にカウンセリングの知識やスキルを持ち合わせていなくても構いません。重要なのは、同じ問題を抱えている、同じ体験をしている仲間であるということなのです。

現在では、アルコール依存、薬物依存、ギャンブル依存、糖尿病患者、ガン患者、摂食障害、問題を抱えた子どもを持つ親など、様々な悩みを持った人たちがつくった自助グループがあります。

3.ピアカウンセリングの3つの効果

ピアカウンセリングの3つの効果

では、ピアカウンセリングを行うと、どのような効果があるのかを見ていきましょう。

3-1.ピアカウンセリングをすると気持ちがラクになる

仲間が集まった中で、自分の悩みを話したり、相手の話を聞いたりしていると、悩みを抱えているのは自分だけではないことに気づきます。そして、周りの人も同じ体験をしているということがわかって、ホッとします。あなたも、同じ体験をしている人に出会って、親近感をおぼえたことはありませんか?

たとえば、知り合いが誰もいない会合に参加して、初対面の人に声をかけたとします。そして、話をしていくうちに、その人が、あなたと同じ出身地だったら、どんな気持ちになりますか?その人に親近感がわいて、なぜだかホッとしますよね。同じように、自分と同じ悩みを抱えた人がいることがわかると、安心することができます。

また、自分と同じ仲間に、悩みを打ち明けたり、自分が思っていることを話したりすると、スッキリします。たとえば、あなたのこころがモヤモヤしていたとき、誰かにその中身を聞いてもらっただけで、スッキリした、ラクになったという経験はありませんか?このような経験をすると、自分の悩みに対して、前向きに考えようという気にもなります。

以前、産後の子育てでストレスを抱えてしまったママさんたちを集めて、悩みを話したり、聞いたりしている場面を見たことがあります。あるママさんは、「同じ境遇の人たちがいるんだということがわかっただけでもホッとした」と話していました。

3-2.自分の世界を広げるピアカウンセリング

私たちは悩みを抱えると、一人で考え込んでしまうことがあります。参加している人は、同じ悩みを抱えていても、それぞれ違った知識や経験を身につけています。その人たちから、自分が知らなかった話を聞くことで、新たな気づきを得たり、自分の世界を広げたりすることができます。

たとえば、あなたが日本以外の人や文化に触れたとき、そのときは緊張したり、うまくいかない経験をしたりしたかもしれませんが、一皮むけたような感覚がありませんでしたか?

私が大学生のとき、インドに行った友人がいました。その彼は「カレーを手づかみで食べたときは、何とも言えなかったなぁ」と言っていました。けれども、「初めはウゲェ~って思ったけれど、結局は手づかみの方がきれいに食べられた」と笑顔で語っていました。

また、参加している人の中で、自分よりも先に問題を解決した人の方法をマネすることもできます。仲間であるがゆえに「あの人ができたのであれば、自分にもできるかもしれない」と思うことができるのです。

以前、非行に走った中学生たちに向けて、同じように中学時代に非行に走ったけれど立ち直った卒業生を中心として、話し合いをしたことがあります。話し合いの最中、一人ひとりが真剣な様子を見せていました。終わったあとは、「自分にもできるかも」という気持ちがわいているようでした。

同じ経験をしたうえ、年が近いこともあり、親近感が持てたのでそう思えたのかもしれませんね。

3-3.ピアカウンセリングでコミュニケーションを学べる

ピアカウンセリングは、守られた空間の中で、自分のことを話し、他の人の話を聞きます。カウンセリングの技術を学んだピアカウンセラーの進行のもと、運営されます。そのため、安心して、他の人との関わり方を学ぶよい機会にもなります。

4.ピアカウンセリングのデメリット5つ

ピアカウンセリングのデメリット5つ

これまで見てきたように、ピアカウンセリングには一定の効果があります。しかし、このような特徴が、かえって新たな一歩を踏み出す機会を失わせてしまうこともあります。それについて、ここでみていきましょう。

4-1.キズのなめ合いになる恐れもあるピアカウンセリング

もしあなたが、同じ悩みを持った仲間を探しに行くためにピアカウンセリングに参加したいと考えているとしたら、少し考えてほしいことがあります。それは「あなたはなぜ仲間を求めるのでしょうか?」ということです。

自分と同じ悩みを持った人と出会って、気持ちをラクにしたいだけならば、現状はそう変わらないでしょう。むしろ、今より悪化してしまう可能性もあります。

たとえば、あなたがダイエットにチャレンジしているとします。そのとき、集まった人たちに対して「運動することが大切だとわかっているけれどできない」という悩みを打ち明けたとします。

そして、参加している人から「そうそう仕事で忙しいから、運動する時間が取れないんだよね」「仕事から帰ってくると疲れているから、やる気が出ないのも当然だよね」と言われたら、どんな気持ちがするでしょうか?

「みんなも同じ悩みを抱えているんだ。よし自分も頑張ろう!」と思いますか?それとも、「みんなも同じ悩みを抱えてやっていないんだ。じゃぁ、サボっても仕方ないよな」と思いますか?

いくら仲間を探して、お互いのキズをなめ合ったところで、本人が努力しなかったら、あなたの望む未来へは、いつまでたっても到達できません。浅いキズならば、文字どおり、傷口をなめておけば、いずれはなおるでしょう。けれども、深いキズとなれば、こころの専門家の協力が大切になってきます。

4-2.ピアカウンセリングが不幸を強化するケースも

ピアカウンセリングに集まった人たちに対して、自分がいかにつらい過去を生きてきたのかを、まるで自慢しているかのように話し続けてしまうことがあります。

いくら自分の不幸を自慢したところで、幸せになれるわけではないということは、想像できるでしょう。むしろ、自分が不幸であると周りに宣言するようなものです。自ら不幸だと繰り返し言っていると、本当に不幸になってしまいます。そして、周りの人たちも、あなたを不幸な人としてみなしてしまいます。

本当は幸せな未来をつかむために参加したにもかかわらず、自他ともに認める不幸な人ができあがってしまうのはイヤですよね。過去のイヤな経験を話すことは、とてもつらいことです。あえて何度も思い出さなくてもいいのです。

4-3.仲間からの評価への依存を高めるピアカウンセリング

ピアカウンセリングへの参加が、自分の存在や価値を認めてもらうことが目的になってしまうことがあります。つまり、参加している人に、自分を評価してもらったり、理解してもらったりすることで、自分の心のすき間を埋めるということです。

まるでグリム童話「白雪姫」の中に出てくるセリフ「鏡よ、鏡よ、鏡さん、世界で一番美しいのはだぁれ?」と問いかけに行っているようなものです。

私たちは、他の人からの評価をもらうことでしかこころのすき間を埋められないと、いつまでも他の人からの評価を求め続けなければならなくなってしまいます。仮に一度、認めてもらったとしても、また不安になって、何度も何度も求め続けることになります。

あなたの気持ちの変化を他の人の評価にまかせたら、たいへんですよね。自分のこころが弱っているとき、孤独や寂しさ、不安を感じることもあるでしょう。それは、なんら不思議ではありません。まずは、その心の奥にある気持ちに気づいてあげてみてください。

4-4.ピアカウンセラーはこころの専門家ではない

ピアカウンセラーは「こころの専門家」ではありません。そのため、以下のようなことが起こるかもしれません。

  • 悩みを抱えた人たちの集まりなので、不快に感じることがある
  • その時のテーマや本来の目的から外れてしまう
  • 単なる雑談で終わってしまう
  • 特定の人だけが話してしまい、他に参加している人が話す機会がない
  • ひんぱんに参加する人たち同士でつながりができてしまい、新しい人が入りにくくなる
  • 影響力の強い人に流されてしまう
  • 間違った情報が伝わってしまう

ピアカウンセリングでは、参加している人がお互いにサポートして、一人ひとりが自分で自分の課題をクリアしていくことが大切です。しかし、スムーズに運営されないことで、こころの問題がむしろ悪化してしまうこともあります。

まずは進行役のピアカウンセラーと参加者一人ひとりが、打ち解け合うことが大切です。

4-5.ピアカウンセリングがうまくいかない場合の例

ここでは、ピアカウンセリングで起きるデメリットの可能性について、簡単に例をとおして見ていきます。

(例1)「人と話すのがあまり得意ではない」と悩んでいる人たちが集まっている場面です。

Aさんが悩みを話す人、Bさんがその他の参加者、Cさんがピアカウンセラー役です。

  • Aさん人と話すとき緊張してしまうのです。
  • Bさん対人恐怖症なんだ。
  • Aさんあぁ、そうなのかもしれませんね。でも、話したい気持ちはあるし、恐怖というほどひどくはないと思っているのですが……。
  • Cさんそうですよね。今日こうしてこの場にいらして、今話されているのですからね。
  • Aさんあぁ、そう言われてみればそうですね。
  • Bさんあ、そう。もしかして、厳しい親に育てられた?
  • Aさんまぁ、きっちりはしていました。
  • Bさんわかった!それが原因だよ。なんでもきちっとやらないと親に怒られたものだから、完璧に話さなきゃと思って、今でも緊張しちゃうんだよ。
  • Aさん……(イヤ気がさして沈黙)

この例では、Bさんが、Aさんの悩みの原因を決めつけてしまったので、うまく進みませんでした。

(例2)BさんとDさんが、Cさんを無視した問題で集まった場面で、Aさんがピアカウンセラー役です。

  • AさんなぜCさんを無視したの?そんなことしちゃダメでしょ。
  • BさんだってCさんが私のこと、陰で悪口言ってるって聞いたから……。
  • Aさんそれちゃんと確認したの?誰から聞いたの?
  • BさんDさん。Bさんは食べるのが早いから太っちゃうんだよねって、Cさんが言ってたって。
  • AさんCさん、ダメだよ、そんなこと言っちゃ。なんでそんなこと言ったの?
  • Cさんえぇ、別に悪口で言ったわけじゃないよ。Bさんがやせたいって言ってたから、ゆっくり食べればいいと思っただけだよ。
  • AさんなんでDさんも無視したのよ?
  • Dさん本当は無視したくなかったんだけれど、Bさんが、やらないとあんたにやるよって言うから……
  • Aさんなんであなたの問題なのに、Dさんにも無視させたのよ。Dさんもちゃんと断りなさいよ!
  • Bさんもういいよ!私が悪いってことにすればいいんでしょ!

この例では、Aさんが参加者を問い詰めたり、批判をしたり、共感をしなかったりして、うまく進みませんでした。

(例3)禁煙をしたいと思っているけれど、ついタバコを吸ってしまうことで悩んでいる人たちが集まっている場面です。

Aさんが悩みを話す人、Bさんが禁煙にチャレンジし始めたピアカウンセラー、Cさんがその他の参加者です。

  • Aさん禁煙したいけど、つい吸っちゃうんだよね。
  • Bさんそのときどんな気持ちなの?
  • Aさん吸うとスッキリするし、安心する。
  • Bさんそうなんですよね。
  • Aさんそれにほら、喫煙ブースで上司と仲良くなると、難しい案件を持って行っても、意外に話がスムーズに進んだりして、メリット大きいんだよね。
  • Bさんそうそう、最近オレもイライラして、仕事もうまくいかないんだよね。また吸い始めようかな……。
  • Aさんそうだよ、ほれ一服どう?
  • Cさんえぇ~~、吸っちゃうの?

この例では、BさんがAさんに共感しすぎて、Aさんのペースに流されてしまいました。かえって良くない結果を生んでしまっています。

5.ピアカウンセリングを実践するための2つの方法

ピアカウンセリングを実践するための2つの方法

頭で学んだことは、実際に自分で体験してみることで身につきやすくなります。
ここでは、その方法について説明していきます。

5-1.ピアカウンセリングに参加してみる

日本では障害者に向けてのものが主流となっているようです。その場合の主な窓口は、各自治体の障害福祉や精神健康福祉センターなどになります。

また、病院や福祉、ボランティア団体などが立ち上げて、自助グループと同じような活動をしているものもあります。(参加している人たちに管理、運営をしていく権限があるわけではないので、厳密には、それを自助グループとは言わず、サポートグループと呼ばれています。)

その場合は、「2-2.ピアカウンセリングと似ている自助グループ」の中で挙げたようなグループがあります。その中で、ピアカウンセリングの技術を活かして支援しているところもあります。もし興味があれば問い合わせてみてもいいでしょう。

ちなみに、栃木県では、思春期の子どもが悩みや不安をピアカウンセラーに相談できる場を提供しています。

参考:http://www.pref.tochigi.lg.jp/e06/life/seishounen/shishunki/peerroom.html

このように、あなたの身近にも参加できるところがあるかもしれません。

5-2.ピアカウンセリングを日常で活用する

ピアカウンセリングを行うにあたっては、基本的なカウンセリングの知識とスキルを理解する必要があります。
まずは本などからそれらを学んでみましょう。

コミュニケーションのスキルとして、職場や家庭で活用することができます。学んだことは、実践することでて身につけることができます。もし数人の仲間で集まる機会があったら、それを試してみましょう。以下は、私が経験した事例ですので、参考にしてみてください。

(日常での活用事例)カウンセリングのスキルを学んだ仲間たちで、自動販売機の前でコーヒーを片手に3人で話したときのことでした。ここでは3人をそれぞれ、Aさん、Bさん、Cさんとします。

  • Aさん今回の企画がうまくいくかどうか心配で……失敗したらどうしよう……
  • Bさん失敗したらどうしようって思っているんだ。そのことを考えると、どんな気持ちがするの?
  • Aさん失敗したらと思うと、もう何も手をつけられなくなって、そのことばかりが頭の中をぐるぐる回って……。
  • Bさんそのことばかりが頭の中をぐるぐる回っているんだ。それって不安ってこと?
  • Aさんそうだね、不安とか、焦りって気持ちかな。
  • Cさん私が前回のうまくいった企画のとき、私も不安だったけれど、1つ1つ紙に書き出したら意外に不安が解消したよ。それと周りの人にもその不安に思っていることを聞いてもらったな。
  • Aさんなるほど、それ使えるね。
  • Bさんそうだね、できることは私たちも協力するから、遠慮なく言ってね。
  • Aさんありがとう!やってみるよ。

Aさんが抱いていた不安感をみんなで軽くしてあげることに成功しました。

6.ピアカウンセリングの講座や資格について

ピアカウンセリングの講座や資格について

ここまでお読みいただいたあなたは、ピアカウンセリングをもっとくわしく学んで、それを活かしてより多くの人の役に立ちたい、そう思うかもしれませんね。もしかすると、資格を取りたいとも思っているかもしれません。
そういった方へのご要望に応えて、民間の団体がピアカウンセラーの養成講座を開催しています。

ただし、本格的にこころの専門家として、社会に貢献したいと思われるならば、大学で学んだり、実際にこころの専門家などから心理学を学び、トレーニングを積んでみてはいかがでしょうか?

もしあなたが、医療関係や福祉施設で働きたいと考えているならば、精神保健福祉士などの国家資格もあります。もちろん、どの資格にも当てはまることですが、その資格だけをもって起業できるかどうかには疑問があります。

資格については以下の記事も参考にしてください。

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「困っている人の役に立ちたい!」あなたのその人に対する思いやりは、とても素晴らしい気持ちです。ということは、資格を取ることがゴールではありませんよね。重要なのは、悩みを抱えた人と真剣に向き合い、本気でその人を理解していこうとする姿勢です。

もし、ピアカウンセリングの資格を取得して、独立や起業を考えるのであれば、自分の人間性を高めるのはもちろんですが、集客のスキルを身につけるなど、より多くの人に知ってもらうためのスキルも必要となります。

7.ピアカウンセリングで自立して社会貢献

あなたにとって「仲間」とはどのようなものなのでしょうか?「仲間」をテーマにした映画やアニメ、スポーツ競技によるチームワークなどを私たちは好みます。

私たちは一人では生きていけません。お互いがより良い影響を与え合っていくことで、素晴らしい世界が実現されます。そのためには、一人ひとりが自立していることが前提となります。
ぜひ、あなたの強みや能力を最大限に発揮して、自立した仲間とともに社会に貢献していってください。

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