NLPの資格の全て|費用や種類、就職、仕事まで本気で解説

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もしあなたが、NLPを活用したいと思うのであれば、下記のようなことで悩んでいませんか?

  • NLPが自分に役に立つのかどうかわからない
  • NLPの資格は就職に有利なのだろうか
  • 心の悩みで苦しんでいる人を救いたい
  • NLPの資格は役に立つのだろうか
  • そもそもどんな資格なのかわからない

私はNLPを6年間学び続けながら、そのスキルを日常生活で活用しています。またNLPの講座を提供してお客様から感想をいただき、他のNLPトレーナーとの交流も図ってきました。

その実践の中で、NLPの資格がどのような方に、どのように効果的なのかがわかってきました。

今回の記事では、全米NLP協会公認のNLPトレーナーである私が、NLPの資格について、最低限は知っておいた方がいいことを説明していきます。

なお、NLPについてよく分からないという方は、まず「NLP大辞典|米国の心理学・神経言語プログラミングの全て」と「仕事や恋愛で使えるNLPとは?|世界一分かりやすい説明」の記事からご覧ください。

目次 〜NLPの資格のすべて|費用から仕事、就職まで〜

1.NLPの資格を取得することにメリットのある人

2.NLPの資格取得をあまりおすすめしないケース

3.NLPの資格の種類と費用

4.NLPの資格を選ぶ基準

5.NLPは資格よりも実践が大事

1.NLPの資格を取得することにメリットのある人

NLPの資格を取得することにメリットのある人

世の中にはたくさんの資格があります。その中で、「NLPはどのような人にとって有益なのか?」をまずはみていきましょう。(NLPが有益でないケースについては2章をお読みください)

1−1.現職においてスキルアップした結果を提示したい人

NLPは素晴らしいスキルです。既にコーチ、カウンセラー、セラピスト、セールスなどでコミュニケーションスキルを身につけ活動されている方にとっては、さらなるスキルアップとなります。そして、お客様のより良い変化や営業成績の向上といった効果が期待されます。

あるいは、そういった仕事を始めるきっかけとして学ぶのもいいかもしれません。その分野で初めて活動するときに、「何の実績もないとお客様に安心してもらえない」というのであれば、資格を提示することで信用を得られることもあります。

ただし、覚えておいてもらいたいことがあります。それは、この資格だけでそれらの分野で活躍することは簡単ではないということです。本当にスキルを磨き上げ、得たい結果を求めるのであれば、新しいスキルを学ぶことよりも、今あるものを活用して数多くの実践を積み重ねることをおすすめします。

1−2.NLPの資格を発行できる講師になりたい人

将来NLPの資格を発行できる講師(以下、「トレーナー」という)となって、受講生にNLPの資格を付与したい人は、資格の取得は必須となります。NLPのトレーナーとなるための講座になればなるほど、学びは深まり、トレーニングも厳格になってくるので、極めたい人にもおすすめできます。

ただし、このトレーナーの資格だけで生活を安定させている人は、私の知る限りほとんどいません。トレーナーの資格を活用されている方は、既に経営がうまくいっている会社の中で教えている、または自分のオリジナルコンテンツ(企業研修、セミナーなど)の1つとして活用しています。

1−3.目標の実現や課題の解決を望む人で資格取得したい人

NLPのスキルを身につけることで、目標の実現が加速する、あるいは行動を止めている要因を見つけて変化することができます。

たとえば、あなたが現在何か課題を抱えているとしたら、それがどのような理由で目標を妨げているのかを知ることができますし、実現するためにはどのようなことをすればよいのかがわかります。このような変化をしたい人で、資格があった方がやりがいを感じるのであれば、おすすめします。

2.NLPの資格を取得することをあまりおすすめしないケース

NLPの資格を取得することをあまりおすすめしないケース

NLPは、自分はもちろん、他の人にも影響を与えることのできる素晴らしいスキルです。ですので、学んでおくことで自分の人生を豊かにすることに役に立ちます。しかし、そんな中でもNLPの資格を取ることをあまりおすすめしないケースもあります。

2−1.その資格を取得すれば確実に起業できると思っている

NLPの資格を取ったとはいえ、すぐに稼げるとは限りません。せっかく時間とお金を投資して素晴らしいスキルを身につけても、お客様となる方がいなければ、それは宝の持ち腐れとなってしまいます。

そのため、まずは計画的に貯金をする、人々が何を求めているのかを調査して、売れるコンセプトを仕上げる、お客様の心理や行動を理解するなど、起業のためにしっかりと準備をしてみてください。

そうでないと、NLPを生かした事業が継続できません。継続できなければ、あなたが辛い思いをするだけではなく、あなたを必要とされているお客様にも同じような思いを与えてしまいかねません。

NLPを学ぶことで、自分のコンディションを整えることやコミュニケーションのスキルなどはアップしますので、ビジネスを展開するにあたっては十分に生かすことができます。最終的に資格を取得するかどうかはご自身の判断になりますが、何の準備もなく事業を開始するということではなく、しっかりと計画性を持って起業していかれることをおすすめします。

2−2.その資格が就職や仕事に有利だと思っている

あなたは「NLPの資格が就職に有利になるのでは?」と思っているかもしれません。しかし、NLPの資格は他の民間団体の資格と同じような扱いとなります。

もちろん、コーチ、カウンセラー、セラピストなど個人事業主がプロフィールとして書くことには、ある程度の効果があります。けれども、一般的な企業の場合、履歴書に書いても就職や転職には有利かどうかは疑問が残ります。

世の中には、いわゆる悪質な自己啓発セミナーなどと、NLPを同じ類のものとみなす人もいます。ですので、むしろ書くことで逆効果になってしまうこともあります。また、NLPは経験に基づいて効果を実証しているものが多いので、科学的ではないとの批判もあります。そのため、心理学などの社会科学の分野では認知されていないようです。

だからといって、まったく効果がないかといえばそうではありません。現在NLPに関わる多くの人たちが、実践を通してその効果をまとめています。

海外では戦争で引き起こされたトラウマを解消した例もあります。しかし、日本ではまだそのような状況になっていないのも事実です。したがって、NLPは臨床心理士や精神科医のように一般的に認知されている資格ではないので、就職や転職に有利だとは言えないのです。

2−3.NLPの資格を取得しても使用しない

よく言われているように、NLPは実践的なスキルです。ただし、いくら素晴らしいものを学んでも、活用しなければその効果を発揮しにくいものとなっています。活用しないのであれば、時間とお金が無駄になってしまうのはもちろん、あなたご自身の心と体の消耗にもつながります。

そのような場合は、ぜひご自身の成長のために経験を積むことや、社会への貢献のためにそれらの投資を行ってみてください。もし資格を取ることが目的となっているのなら、「そもそも何のためにNLPの資格を考えたのか?」再度振り返ってみましょう。

もしかすると、何か別に心の悩みがあるのかもしれません。そのときは、「その悩みを解決する手段がNLPだけなのか」「他に効果的な方法があるとしたら、それは何なのか」もう一度検討してみるのもいいかもしれません。

NLPの資格を取得するよりは、個別に心理療法を受けることや、専門医に診てもらうことも一案かもしれません。

3.NLPの資格の種類と費用

NLPの資格の種類と費用

NLPの資格を発行する団体は数多くありますが、基本的には以下の3つの講座に分かれています。

  • (1)NLPプラクティショナー
  • (2)NLPマスタープラクティショナー
  • (3)NLPトレーナー

これを順番に学んでいく形式を取っています。

  • (1)だけを学ぶことはできますが、(2)を学ぶには(1)を修了していることが条件となります。
  • (3)についても、(1)(2)を修了していることが条件となります。
  • (1)(2)を取得すると、対外的に学んだことを証明することができます。
  • (3)を取得すると、対外的に証明できるだけでなく、(1)(2)の資格を発行することができるようになります。

資格の取得はトレーナーから直接学ぶことが条件となっていますので、通信講座はありません。ただし、資格取得が目的でなければ、NLPの講座の内容をDVD等で販売している会社もあるようです。

その効果については、NLPは実践的なスキルであるため、あなたがそれまでどれくらいNLPを学んできたか、あるいは、学んだものを実際に活用するかどうかによって変わってきます。

3−1.NLPプラクティショナー

この講座ではNLPの基本となる考え方やスキルを学びます。

NLPにはその概念を活用した様々なスキルがあります。講座ではそれらのスキルを1つ1つていねいに学んでいきます。そのスキルはどのようなものなのか、どのようなときに役立つのかを学びます。トレーナーの模範を見たあと、受講生は実際にそのスキルを「使う」「受ける」という体験を通して習得していきます。

この講座に限らず、NLPの講座は単なる知識レベルだけではなく、体験を通して学んでいきます。あなたが習慣的に行ってきた考え方や行動に気づくことができます。そして、自分の夢の実現や自己成長が加速する、または、自分が変化することを止めている要因を見つけ、解消する可能性が増えます。

講座の内容例

  • NLPの前提
  • 意識と無意識
  • アンカリング
  • サブモダリティ
  • ラポール
  • キャリブレーション
  • アイ・アクセシング・キュー
  • リフレーミング
  • ミルトン・モデル
  • メタ・モデル
  • モデリング
  • スウィッシュ
  • ニューロ・ロジカルレベル
  • パーツ・インテグレーション
  • タイムライン

講座を開催する団体にもよりますが、およそ10日間の受講で、料金は30万円前後が相場となっています。ただし、期間を10日以上設けている団体もありますし、料金についても、20万円前後のところもあれば、40万~50万円近くの料金を設定しているところもあります。

3−2.NLPマスタープラクティショナー

この講座はNLPプラクティショナー講座を修了していることが、受講の条件となります。NLPプラクティショナー講座で習得したスキルの応用や上級レベルのスキルを学んでいきます。また、NLPを使ったプレゼンテーションのスキルを学び、より多くの人への影響力を身につけます。

(参考)講座の内容例

  • バリュー
  • メタプログラム
  • ネステッド・ループ
  • メタファー
  • スライト・オブ・マウス
  • プレゼンテーション

期間と料金については、こちらもNLPプラクティショナー講座と同様、およそ10日間の受講で、料金は30万円前後が相場となっていますが、各団体によって異なります。

3−3.NLPトレーナー

NLPプラクティショナー及びNLPマスタープラクティショナーの資格の発行ができます。<NLPの1つ1つのスキルを学ぶというよりは、NLPを活用して受講生に教えるための影響力やスキルを身につけていきます。

期間や料金は各団体によって異なります。

3−4.その他の資格

団体によっては、その団体の認定ということで、独自のNLPを付与した資格(たとえば、NLPコーチング、NLPカウンセリング、子育てNLPなど)を発行しています。また、マスタートレーナー(トレーナーの資格を与えられる資格)や海外から講師を招いてNLPの新たな分野の講座を提供している団体もあります。

また、スクールでは積極的にコーチングを取り入れてNLPの高い効果を教えてくれるところもあります。コーチングについては「コーチングの資格はまだとるな!元コーチの業界裏話7つ」を参考にして下さい。

4.NLPの資格を選ぶ基準

NLPの資格を選ぶ基準

NLPの資格を取得するかどうかを判断する前に確認しておきたい大切なことがあります。それは、NLPを学ぶ目的です。あなたは何のためにNLPを学びたいのでしょうか? あるいは、なぜNLPの資格に興味を持っているのでしょうか? NLPは素晴らしいスキルです。学んで実践すると、人生を豊かにする可能性が広がります。

しかし、NLPを学んで身につけることと、NLPの資格を取得することは別のテーマとなります。

資格を取得することにメリットがある人もいれば、特に資格を取得する必要のない人もいます。資格講座でなくても、NLPを学べる機会はありますし、資格を取得していなくても目的を果たすことができるかもしれません。たとえば、心理カウンセラーをしているすべての人、あるいは、営業で利益を出しているすべての人がNLPの資格を取得しているわけではありません。

コミュニケーションが上手な人も同じです。NLPの資格を取得しなくてもコミュニケーションはうまくなれますし、NLPの資格を取得すれば必ずコミュニケーションがうまくなるわけでもないのです。

このように、目的によっては、資格を取得しなくても構いませんし、もっと言えば学ぶものがNLPでなくてもいいわけです。したがって、NLPの資格を習得するときの原則はこうです。

NLPの資格を習得することで、自分の目的が達成できるか?

これを踏まえた上で、以下のとおり選ぶときの基準をお伝えします。

4−1.誰に教わるか

NLPを誰に教わるかが非常に大切になります。あなたの目的を実現するトレーナーを選びましょう。

その人のプロフィールをよく読んでみてください。その人はあなたの目指す目標やビジョンを実践しているでしょうか? NLPは、うまくいっている人を真似(NLPの用語ではモデリングと言います)することによってまとめあげられたスキルです。

そのため、あなたの夢を先に実現している人から学ぶことがより効果的です。言いかえると、あなたの夢を先に実現していない人から学ぶのはあまり効果的とは言えません。

トレーナーによっては、なりたい自分とは違った職業の人もいます。たとえば、心理カウンセリングの技術を向上させるために学ぼうと思っていたのに、カウンセリング経験のない、ビジネス専門の人に教わると目的を果たせないかもしれません。

また、トレーナーの中には研修等を専門にしていて、普段はコーチング、セラピー、カウンセリング、営業などをあまり実践していないトレーナーもいます。

団体によっては体験講座を開催しているので、試しに受けてみてもいいですし、資料請求ができるところもありますので、いろいろと情報を仕入れてみるのもいいでしょう。

4−2.受講生の感想

受講生の感想はあなたが受講する団体を決めるにあたって、非常に役に立ちます。受講した人はあなたの得たい未来を得ているでしょうか? もしあなたの周りにその団体へ行ったことがある人がいるのなら、その人から聞いてみるのもいいでしょう。

4−3.トレーナーの資格が取れるかどうか

以前は海外に行かなければトレーナーになることはできませんでした。しかし、現在は日本にいながらトレーナーの資格を取得することができます。

日本でもトレーナーの資格が取得できる主な団体は以下の5つです。

協会名 代表 日本での仲介団体
全米NLP協会 タッド・ジェームス 株式会社ジーニアス・ブレイン
米国NLP協会 ※参考1 クリスティーナ・ホール 株式会社ヴォイス
ニューコードNLP ジョン・グリンダー 有限会社日本NLP学院
ICNLP ジョセフ・オコナー 株式会社チーム医療
IANLP リチャード・ボルスタッド 代表関係者が事務局

※期間や費用は各協会で異なります。

※参考1:日本国内には、『米国NLP協会』とよばれる団体が二つあります。上記の表の団体の他に、リチャード・バンドラーが創始者の米国NLP™協会(日本の仲介団体も含む)も存在します。しかし米国NLP™協会の場合、トレーナーの資格を取るためには、選考試験に合格した上で、海外で取得をすることになります。以前の日本では、このリチャード・バンドラーが創始者である米国NLP™協会が主流でしたので、この協会の資格を発行するスクールが多くみられました。

※参考2:NLPはもともとアメリカが発祥の地なので、日本においてはその内容や文化、日本語訳のニュアンスの違いなどから正確に伝わっていない面があります。そのため、英語が理解できて、海外で取得ができる境遇にある人は、NLPプラクティショナー講座から海外で学ぶ方法もあります。

※補足:日本でトレーナーの資格取得ができることになったということは、それだけトレーナーの人数も増えるということでもあります。立場を変えれば、お客様は自分に合った団体を選ぶ機会が増えたということです。反面、選択肢が増えすぎて、団体選びに悩んでしまうということも起こり得ます。

5.NLPは資格よりも実践が大事

まとめ|NLPは資格よりも実践が大事

NLPの概念は、科学的に実証されたものというよりも、経験的な証拠が多いので、その内容に疑念を抱く人もいます。それに対して、NLPを活用すればすべての問題が解決すると思っている人もいます。いずれにせよ、NLPはまだまだ発展途上の分野であり、万能ではありません。

現在でも研究者によって日々発展、進化を遂げているものです。NLPを学ぶことで、私たちが無意識に行っている思考や行動のパターンがどのように行われているのかを理解しましょう。NLPを学びながら自分を成長させていくことは、わたしは決して無駄な行動だとは思いません。

大切なのは、その学びを通してどのように思考や行動を変えていくか、そして、それらをどれだけ積み重ねていくかということです。ご自身の成長を加速させる、あるいは、あなたの周りの人や社会に貢献するために、ぜひこのNLPを活用してみてください。

以下の記事は、NLPの技術の一つである「リフレーミング」について具体的に解説しています。リフレーミングを日常的に使えると、こころの状態を一瞬で変えることができ、あなたの本来の目的に向かって行動しやすくなります。

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