レジリエンスとは? 意味の解説や鍛え方、オススメ本の紹介

レジリエンス|逆境を乗り越えたリアルな体験談と鍛え方7つのイメージ画増

テレビや雑誌、ネットで静かなブームを起こしている言葉、それが「レジリエンス」です。「心の回復力」という意味ですね。これは、もともと物理学用語でした。それが心理学にも使われるようになり、3.11の震災以降、心の回復力が大切だということで、少しずつ知られるようになったのです。

けれども、ネット上で拾える情報は、レジリエンスという心理学の資格取得のための情報、もしくは抽象的な記事ばかり。実際の生活に活かせるような情報はあまり見当たりませんでした。

そこで、実際に過去につらい体験をして挫折し、そこから立ち上がった2人の男性に、この記事のために特別にインタビューを行い体験談を書き起こしました。実はわたしも数年前、ひきこもりの経験があります。そこからどうやって、現在のように復活したかを公開します。

今、まさに立ち上がろうとしている人の少しでも役に立ってくれるようにと、気持ちを込めて書きました。

目次 ~レジリエンスをリアルな体験談から学ぶ~

1.レジリエンスとはなにか? まずは意味を知りましょう

2.レジリエンスのリアルな体験談3つ|具体的に説明

3.レジリエンスの鍛え方 7つの技術

4.ぷち・レジリエンス|即効で立ち直る方法3つ

5.レジリエンスのセミナーや研修の前に、大事な2つのこと

6.逆境体験があなたを強くする

1.レジリエンスとはなにか? まずは意味を知りましょう

レジリエンスとはなにか? まずは意味を知りましょう

レジリエンス(resilience)は「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などとも訳される心理学用語である。心理学、精神医学の分野では訳語を用いず、そのままレジリエンス、またはレジリアンスと表記して用いることが多い。「脆弱性 (vulnerability) 」の反対の概念であり、自発的治癒力の意味である。

引用元:Wikipedia

もともとは、物理学の用語で、“跳ね返す力”といった意味です。最近「心が折れる」といった表現が、ふつうに会話の中に出てくるようになりましたが、「心が折れる」の反対の言葉とも言えそうですね。

レジリエンスという概念が注目され始めたのは1970年代。きっかけの1つとなったのが、第2次世界大戦でホロコーストを経験した孤児たちの研究でした。

孤児たちのその後を調査すると、過去のトラウマや不安にさいなまれ生きる気力を持てない人たちがいる一方で、トラウマを乗り越え仕事に前向きに取り組み、幸せな家庭を築く人たちもいたのです。

引用元:NHK クローズアップ現代

2.レジリエンスのリアルな体験談3つ|具体的に説明

2.レジリエンスのリアルな体験談3つ|具体的に説明

言葉は流行っているようですが、肝心のリアルな体験談はあまりネット上にはないようです。そこで、わたしの周りで逆境を乗り越えた男性2人にインタビューを行いました。そして、わたしのひきこもり体験も書きました。

少しでも、今、逆境を乗り越えようとしている人の役に立つよう、できるかぎりわかりやすく、そして脚色せずに書いています。

2-1.Sさんの体験談|毎日コツコツ続ける習慣で逆境脱出

  • 逆境を乗り越えた秘訣「簡単な3つの習慣」

現在は、起業家として成功を収めているSさん。
サラリーマンを辞めて起業した後、なかなか軌道に乗せることができず、かなり精神的につらい時期を過ごしたと言います。起業がうまくいかないということは、お金が入ってこなくなったということですね。

電気代を滞納し、電気を止められてしまいます。友人にお金を貸してほしいと連絡することまではできましたが、理由は恥ずかしくて言えなかったそうです。また、ちがう友人の結婚式にもご祝儀が払えず、「仕事が忙しくてね……」とウソをついて欠席。

このときの心境は、とにかく「自己否定感」だけ。「恥ずかしい」「オレって格好悪いなあ、ダサいなあ……」だったそうです。仕事にも身が入らず、ダラダラして自分を責める毎日。落ち込んで、ベットでゴロゴロしながらネットでオモシロ動画を一日中観て時間を潰し、現実逃避、そしてヤケ食い……。

スーツ姿がいつもピシッと決まっている、現在のSさんからは想像できないダメ人間っぷりです。

そのどん底から、彼が這い上がるきっかけとなったのは、一体どんなことをしたからでしょうか?

まず最初にしたこと。その時のつらい感情を紙に書きまくって、吐き出すことを始めたそうです。そして、次は走り始めます。まずは10分から。いきなり長時間走ったりせず、毎日10分だけ走るように習慣化します。走りながら、ためこんだ感情をブツブツと口にし、愚痴を吐き出しながら走ったそうです(笑)。

そして、メルマガも毎日発行するようにしました。それ以前は、発行したりしなかったりだったようです。もうひとつが、翌日のタスクを、前日中に紙に書くこと。翌日実行することをしっかり決めることで、生活のペースができあがったということでしょう。

時々はジムに通ってハードな筋トレをして、体力の限界まで追い込んだりもしたそうですが、いちばん効果があったと思うのは、上記の中からたった3つのこと……

  • 1日10分だけ走る
  • メールマガジンを毎日書く
  • 翌日のタスクを、今日のうちに紙に書く

これを愚直に続けることで、最悪の状態から這い上がることができたということでした。Sさんはインタビューの最後に、「今は、ちょっと失敗したくらいなら、まったく落ち込んだりしなくなったよ」、と笑顔で答えてくれたのが印象に残っています。

2-2.Nさんの体験談|周りの助けを受け入れて借金返済

  • 逆境を乗り越えた秘訣「周りの人たちの支えと全肯定」

現在は、セミナー会社におつとめのNさんですが、以前は起業していました。コーチングの資格を活かして独立し、1日に5~6人、月に60人ほどの方を指導していたそうです。

しかし、自分の能力に自信がなかったので、「こんな自分じゃダメだ!」「もっと勉強して学ばないと!」と焦ってセミナー中毒になり、ピーク時はなんと800万円近い借金を作ってしまっていたそうです。

こんな状況をずっと続けることができるわけがなく、燃え尽きてしまったNさん。やる気をすっかりなくして向かった先は、マンガ喫茶です。そこで1日12時間マンガを読み、朝寝て夜起きては、またマンガを12時間読み……を続けること1週間……どん底まで落ちてやっとのことで這い上がりました。

知り合いの経営者に誘われて、現在の仕事に就き、さらに借金返済のためにマクドナルドで早朝バイトを始めます。朝の6時から3時間はバイト、本業の仕事はそれから夜中の12時までやるというハードな状況でしたが、借金の返済は現在までに500万円が完了。バイトも辞めることができました。

このどん底から這い上がるきっかけとなったのは、とあるセミナーの講師からおしえてもらった「全肯定」の思考だったそうです。

全肯定するということは、自分のいいところも悪いところも全部、受け入れるということ。

Nさんは、自分のことを「こんな自分じゃダメだ……」と責めることがなくなりました。それまでは、自分の身近にいるビジネス成功者を見ては、「オレだって一発逆転してやるぜ!」というあせりの気持ちがあったとのこと。そのあせりがなくなり、気持ちが安定して、コツコツ努力ができるようになったそうです。

Nさんの強さは、借金800万円をいわゆる“自虐ネタ”にできていたということです。Sさんが、自分の失敗を人に言えず、そんな自分を責めて苦しんだのとはちょっとちがって、Nさんは明るくあっけらかんと周りの友人にも借金の話をしていたそうです。

もうひとつ、Nさんが逆境から立ち直るのに大きな影響を与えていたと思われるのは、周りの友人です。

Nさんも起業経験者ですが、周りの友人も経営者などが多かったということ。そして周りの経営者が借金をちゃんと返済ができているのを間近で見て、Nさん自身もきっと自分も返せるだろうとポジティブに思えたことが、彼が多額の借金に潰されることがなかった大きな要因かと思います。

2-3.私の体験談|ひきこもりから脱出

  • 逆境を乗り越えた秘訣「走ること、生活記録をつけること」

最後にわたし自身の経験を恥ずかしながら書きたいと思います。

今から数年前ですが、わたしは約2年弱ほどの間、ひきこもりをしていました。それまで独立して仕事がしたいと思いつつも自分に自信がなく、悶々としながら派遣社員を続けていたのです。しかし、あるとき、自分の中でなにかがプッツリと切れたようになり、派遣契約を終了した後、転職活動もしないまま、数か月家にひきこもってしまいました。

ちゃんと朝起きることもできるし、日常的な活動もふつうにできるので、うつ病ではないと思いました。ですが、とにかく人に会いたくないし、仕事をしたくないという思いが強いので、ネットで簡易の「うつ病チェックテスト」をしてみました。結果は「かなりストレス溜まってますね」となり、うつ病疑惑は晴れたのですが、無職のまま。

独り暮らしで、仕事もせずにいれば、どんどんお金は減っていきます。結局親に援助をしてもらうことになってしまいました。これは、自分にとってものすごい屈辱でした。

小さいころから親との関係が悪く、それで家を飛び出して独り暮らしをしていたのに、あんなに嫌っていた親からお金を恵んでもらうことになるとは……これがきっかけとなり、さらに自己嫌悪がひどくなります。

少額ながらお金の援助が入るようになったことで、さらにひきこもってしまうことになりました。使えるお金はほとんどありませんから、図書館で大量に本を借りてきて読む。1日中ネットにハマりダラダラと過ごす。昼夜逆転の生活、そして自分を責めては泣く。の繰り返し。

そして、わたしが無職であることを容赦なく責め立てる親からの電話も、定期的にかかってくるようになりました。

こんなどん底から、這い上がるきっかけになったのは、体験談(1)のSさん同様、わたしも走ることを始めたからでした。 まず最初は、夜遅くに近所を散歩するようにしました。10分くらいからスタートし、どんどん時間を長くして、途中から走るようになりました。走っていると余計なことを考えなくなるのが良かったのです。

次に、格好つけて買うだけ買って、ほとんど記入せず持ち腐れにしていたスケジュール帳に、その日やったことをどんどん記録するようにしました。

起床時刻、体調、走った時間、その日読んだ本のタイトル、本の音読なんかもやっていましたからその時間、就寝の時間などなど、生活と行動の記録をつけていったのです。すると、自分の行動が目に見えることで、自分に自信がついてきました。

夏休みに朝のラジオ体操に参加するとハンコがもらえますよね? アレがうれしくて、ハンコをもらいたくて早起きしてしまう……それと同じで、行動記録をつけるとうれしくて、どんどん行動するようになったのです。

自己啓発書などもこの時期にかなり読みましたがあまり記憶に残っていません。いちばん効果があったのは、「走ること」と「自分の行動を記録すること」でした。

3.レジリエンスの鍛え方 7つの技術

レジリエンスの鍛え方 7つの技術

つらい体験をしなくても、レジリエンスを鍛える方法があればいいですよね。『「レジリエンス」の鍛え方』という本があります。

世界のエリートがIQ・学歴よりも重視! 「レジリエンス」の鍛え方

世界のエリートがIQ・学歴よりも重視! 「レジリエンス」の鍛え方
久世 浩司 (著)

こちらの本には、鍛え方を7つにまとめた表が載っています。ここでは、わたしの実体験を踏まえて、この7つを解説します。

レジリエンスの鍛え方 7つの方法の画像

引用元:ポジティブ サイコロジー スクール 「レジリエンス」の鍛え方
公式ホームページ 無償ダウンロード 「レジリエンスを鍛える7つの技術」図表

(1)ネガティブ感情の悪循環から脱出する

運動や呼吸、音楽、筆記など具体的な対処法があげられています。実体験から、いちばん有効なのは、運動であることにまちがいないと思います。また、わたしはリズムのある曲を聞いたり(音楽)、日記を毎日つけたり(筆記)などもしていたので、この4つはレジリエンスを鍛える基礎の基礎と言っていいと思います。

(2)役に立たない「思いこみ」をてなずける

誰にでも小さいころから身につけてしまった、役に立たない思い込みや信念があります。それがあることで、心が折れやすくなるのですね。まずは、その思い込みや信念があることを自覚して手放すようにします。

(3)「やればできる!」という自信を科学的に身につける

自分が逆境を乗り越えられた理由のひとつとして、学生時代の部活動(吹奏楽部でした)で精神的に鍛えられた経験もあると思っています。コンクール出場までに練習に練習を重ねた体験、コンクール当日の緊張感を乗り越えて演奏しきった体験などが、身体にも心にもいい影響を刻みこんでいたんだなあと思います。

(4)自分の「強み」を活かす

自分の弱みばかりに目を向けていると自分を責めてしまったり落ち込んだりしがちです。自分の強みは意外にわからないものです。客観的に知りたい方は、このテストをおすすめします。

(5)こころの支えとなる「サポーター」をつくる

2-2. でご紹介したNさんは、周りの人間関係に助けられて逆境を乗り越えました。わたしが2年という長期に渡ってひきこもってしまったのも、今思い返すと、人間関係が非常に貧しかったのが原因だろうと思います。ひきこもり脱出後は、自分が自然にいられる人間関係を構築することを、いつも考えて行動するようになりました。

(6)「感謝」のポジティブ感情を高める

逆境にいるときには、コンビニのお姉さんのちょっとした気づかいにも、涙が出そうになるくらいでした。そういう経験をすると、自分の身近にいる人に自然と感謝の気持ちがわいてきます。人間だけでなく、命の元になる食べ物や、それを買うためのお金にも、いろいろなものに感謝できるようになりました。

(7)痛い体験から意味を学ぶ

私の場合、つらいひきこもり経験後は、自分の体調や感情を定期的にチェックするようにしました。少しでも精神的な疲労感があったら、会社を休むようにしたり、いつもより身体を動かしたり、筋トレしたり……と、同じ状態に陥ることがないように気をつけています。

痛い体験はしないほうがいいですが、してしまったら、教訓として活かすことで自己重要感もたかめることができます。

4.ぷち・レジリエンス|即効で立ち直る方法3つ

ぷち・レジリエンス|即効で立ち直る方法3つ

2章では、かなり大変な逆境の乗り越え方を体験談として書きましたが、忙しい毎日の生活の中で、ちょっと精神的に折れてしまったときに、できるだけ早く簡単に立ち直れたらいいのに……と思うこともありますよね。

そこで、ちょっとした気持ちの凹みを元に戻すための「ぷち・レジリエンス」の方法を教えます。

      • 運動する・身体を動かす
        これはもう、お願いだから、頼むから、やってください!と言いたくなるほど、即効です。
        まずは簡単なストレッチ、散歩からスタートでいいと思います。とにかく現代人は運動不足です。できるなら、毎日ひと駅分くらいは歩きましょう。
      • 食事療法
        血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)を一定に保つと、心の回復力がアップすることがわかっています。そして、食事を少量ずつ3時間おきにすることで、ブドウ糖を一定に保つことができます。

        ただ、ブドウ糖と言っても、炭水化物や砂糖をとるのは逆効果です。炭水化物や砂糖をとると、血糖値のアップダウンが激しくなり、心の回復力は弱くなります。

        野菜や果物、肉、魚、ナッツなどを食べるようにしましょう。わたしたちの体には「糖新生」という、アミノ酸からでもブドウ糖を作ることができる機能があります。つまり、炭水化物や砂糖を減らしてもブドウ糖不足にはなりません。

      • 睡眠をしっかり取る
        睡眠不足が精神面に悪影響を及ぼすことは、よく知られていますね。しっかり寝ることも大事ですが、わたしの実体験からアドバイスできるとしたら、寝過ぎもしないほうがいいでしょう。

        睡眠の長さを気にするだけでなく、昼夜逆転の生活も改めたほうがいいと思います。朝日を浴びることで、脳の疲れが取れるだけでなく、幸福ホルモンと言われているセロトニンが増えます。

5.レジリエンスのセミナーや研修の前に、大事な2つのこと

レジリエンスのセミナーや研修の前に、大事な2つのこと

日本国内でちょっとしたブームになりつつある「レジリエンス」という心理学。ネットで検索すると、レジリンエスを教える講師の認定資格取得のためのセミナーや研修など増えていますが、あなたは興味しんしんですか? ここからはビジネスとして「レジリエンス」を考えていきます。

5-1.レジリエンスの資格|どう活用するかを考えましょう

あなたは、どうしてレジリエンスの資格取得をしたいと思うようになったのでしょうか?

すでに教育関係のお仕事をしているとか、援助職(カウンセラー、コーチ、セラピストなど)をしていて、もっとクライアントにいい結果をだしてもらいたいから……といった理由ですか? あるいは、マネージャー職などの地位にいて、部下の指導などのためにセミナーに興味がある……。

こういった方々には、セミナーはいい刺激になると思いますし、知識欲も満たされます。資格取得も金銭的に余裕があるのであれば悪くないでしょう。

しかし、流行の心理学だから……といった理由で学んでみても、あまり実りはないと思われます。あくまでも心理学の中の一部分を切り取ったのが「レジリエンス」です。大学の心理学科卒である、心理系の資格をすでに持っている……といった人であればいいのですが、まったくの初心者は、まず基礎的な心理学を学ぶことが必要です。

レジリエンスに限らず、日本国内で資格取得自体がひとつのブームになっています。自分の将来に活かせない資格を取得してもお金のムダになるだけですので、慎重に判断しましょう。

以下は、心理学の資格についての記事ですが、これらの記事に書いてあることは、レジリエンスにも共通しています。

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5-2.レジリエンスの本|実体験に勝るものなし

レジリエンスという心理学について気になるのなら、読んでみてもいいでしょう。ただ、わたしが本屋さんで何冊か立ち読みをしてみた感じでは、心理学の予備知識がないと、読みこなして実生活に活かすには、ちょっとむずかしいような気がしました。

心理学についてよく知らないけど、レジリエンスについて知りたい……と思うのなら、逆境の乗り越えた人のリアルな本を読んだ方がためになるかもしれません。矢沢永吉さんの本、『成りあがり』です。

成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集

成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集(角川文庫)
矢沢 永吉 (著)

好き嫌いが分かれる本なので、ご紹介するのはちょっとためらいました。現在の成功した姿しか知らない人が多いかもしれませんが、幼少のころの極貧生活と親戚からのいじめは壮絶です。

それを乗り越えたからこそ、今の輝かしい「矢沢永吉」が存在しているのです。わたし自身、両親との関係が最悪だった中学生のころに、この本と出会って救われました。

6.逆境体験があなたを強くする

いかがでしたでしょうか? 一度や二度、逆境を乗り越えた人は、とても頼もしい存在に感じられます。わたしも、タフな女性だと今は思われているようです(笑)。ちょっぴり悲しいですが。

自分の経験から思うに、「レジリエンス」とは、鋼のような強さというよりも、弾力性のある柳の樹のような、折れないしなやかさのことを言うのだと思います。

わずかでも、この記事が、今つらい境遇に折れそうになっている方の役にたってくれたらうれしいです。自分の持っている力を信じて乗り越えてください!

以下の記事はプラス思考の効果や自分を変えるコツ、プラス思考になる簡単な方法などが書かれています。プラス思考の人は、このレジリエンスが普通の人に比べてとても高い傾向があります。ぜひこちらの記事も合わせて読んでみてください。

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