人生を変える方法とは、今までに自分がしていなかった考え方をしたり、行動をしたりして、自分の人生を変化させる手法のことです。主にセミナーや講演会や書籍でその方法が語られることが多いです。
そこで、この記事では、セミナーや講演会を運営し、1000人以上の参加者の人生を変える支援をしてきた経験から、人生を変えるために本当に必要な方法をお伝えします。
私自身、社会人になった頃は、とても悲惨な人生でした。800万円以上の借金を抱えており、毎日10時間以上働いていたにもかかわらず、常に金欠状態。家賃や借金の請求に怯えていたり、知人に騙されたりとドン底でした。
しかし、今回紹介する方法を実践したことにより、以前からは想像もできないほど、収入が上がったり、旅行に行ったり欲しいものを買ったり、自分のしたかったことができるようになりました。
実践さえすれば、本当に人生を変えることのできる方法です。「なかなか人生が変わらない」という人はぜひ参考にしてください。
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ビジネス心理学とは?目次 ~人生を変える方法|自分を変える言葉や本も紹介 ~
1.人生を変える方法を実践した人の体験談
「人生を変えたいと思っていても、結局人生は変わらない」と感じている人はいませんか? はじめにお伝えしたように私自身は、800万円以上の借金を抱えていましたので、人生を変えようと必死でした。
一時期は「人生というのは生まれた家庭や、学校を卒業するまでに何をするかで決まってしまう」と感じでいました。しかし、実際に人生は変えようと思えば変えられるものです。
ここでは、恵まれているとは言えない状態から人生を変えた人の例を紹介します。「人生は変えられるのか?」と思っている人はぜひ参考にしてください。
1-1.水かけ飯から這い上がったSMAPの中居正広
皆さんはSMAPの中居さんの育った家庭が、とても貧乏だったということをご存知ですか? 中居さんの家は、とにかく貧乏で、ご飯が少ないときは、ご飯に水道水をかけて、「水かけ飯」にしてお腹を満たしていたそうです。他にも実家にお風呂がなかったため、お風呂に入れるのは週に2日だけ。
残りの日は玄関先の蛇口にホースをつないで冷水で髪を洗う日々。さらに、野球部のキャプテンを務めるも膝を故障して、野球の道を断念。
しかし、あるきっかけから芸能事務所に履歴書を発送。水かけ飯の貧乏生活から、国民的なアイドルになるという大きな変化を遂げました。そのきっかけは、後の章で解説します。
1-2.ニートから世界に認められた書道家
私の友人に20代の書道家の女性がいます。しかし、最初の夢はパティシエになることだったそうです。ところが、いざパティシエの仕事をしてみると予想に反して肉体労働のため退職。一時的に無職に。
そんな彼女にはある特技がありました。それは、書道でした。実は彼女は4歳から書道を習っていたため、とにかく達筆だったのです。
手書きの履歴書をアルバイト先に持っていったら、面接官に「どうして、履歴書を印刷してきたの?」と言われるほど綺麗な字。しかし、「字がうまくても、習字の先生にしかなれないだろうから」と諦めて、ニートをすることに。
しかし、「ある行動」をしたことで、書道家としてパフォーマンスを開始。すると書道のパフォーマンスが口コミで広がり、Yahoo!やNTTの仕事を担当。さらには、書道家になってから2年も経たないうちにルーブル美術館からオファーがあり、ルーブル美術館に書道作品を展示するまでなったそうです。
彼女を変えた「ある行動」とはなんだったのでしょうか? こちらも後の章でお伝えします。
2.なぜあなたは人生を変える方法を知りたいのか?
なぜ、あなたは自分の人生を変える方法を知りたいのでしょうか? 私はセミナーで1000人以上の参加者を支援してきましたが、主な理由は次の2つでした。
2-1.今の人生に対して不満がある
今の人生に不満があるため、人生を変えたいと思っている場合です。たとえば、以下のような内容です。
- 恋人がいない
- パートナーとの仲が悪い
- 収入に満足していない
- 健康状態に不満がある
なお、人生がつまらないと思う人は、以下の記事を読んでください。人生がつまらないと思っていると常にストレスがたまりやすいので、突然鬱になってしまう可能性も。手遅れになる前にぜひ、以下の記事の内容を実践してください。
2-2.今よりもっと向上したい
今よりもっといい人生にしたいために人生を変えたいと思っている場合です。現状に不満があるわけではないのですが、もっと向上したいと思っている人です。
具体的には以下のような内容です。
- もっと収入が欲しい
- 理想のパートナーを手に入れたい
- ブランド物や高級車など欲しいものがある
- 英会話など身に付けたいスキルがある
現状に不満がなかったとしても、向上心があるからこそ、人生を変えたいと思うわけですね。
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ビジネス心理学とは?3.人生を変えるために有利な2つの考え方
人生を変えたい理由がわかっても、ただ「人生を変えるぞー」と張り切るだけでは、人生はなかなか変わらないでしょう。私自身、セミナーに参加したり、本を読んだりしてモチベーションが上がっているときは、「人生を変えよう!」と張り切っていました。
しかし、3日もすると意気込みもなくなり、結局いつもの生活に戻るということの繰り返し。たとえば、「ダイエットを成功させるぞ」と意気込んでいても、数日で元の生活に戻ってしまったという経験がある人もいるのではないでしょうか?
そこで、人生を変えるうえで有利になる考え方をお伝します。これから紹介する考え方を知っておけば、今までよりずっと楽に人生を変えることができるとお約束します。ぜひ、心して読み進めてみてください。
3-1.新しいことをするのは怖い
人生を変えようとすると多くの場合は、新しいことを始めたり、今まで経験のないことをしたりすることになります。しかし、ここで不安や恐怖という感情が湧いてきます。
たとえば、習い事や資格の勉強など、何か新しいことを始めようとしたときに、「なんだか不安」という感情を感じたことはありませんか? 人間には「コンフォートゾーン」という自分が精神的に安心できる領域があります。
新しいことを始めるということは、このコンフォートゾーンの外に出ることになるので、不安や恐怖を感じるのです。
とはいえ、ここで、不安や恐怖に負けていてはコンフォートゾーンから出られず、新しいことが始められません。新しいことが始められず、今までと同じことをして「結局人生が変わらない」という結果になる可能性があります。なので、このコンフォートゾーンを攻略するために以下の記事を活用してください。
3-2.自分は変わることができる
突然ですが、人は変われると思いますか? 「なぜそんなことを聞くの?」と思う人もいるかもしれませんね。しかし、この質問はあなたが人生を変えることができるかどうかを左右します。
なぜなら、「自分はどうせ変わらない」と思っていたら、何をしても変わらないからです。人間は自分の考えが正しいと思いたいため、「自分は変われない」と思っている人は、本当に何をやっても変われないのです。
そこで、自分や人生を変えるためには、まずは「自分はどうせ変わらない」という思い込みを変える必要があります。
思い込みはマインドセットとも呼ばれますが、このマインドセットが変わらない限り人生はほとんど変わりません。そこで、マインドセットを変えたいという人は以下の記事を熟読してください。自分にとって不利に働くマインドセットを変えることができます。
4.人生を変える方法3つ
それでは、人生を変えるための考え方がわかったところで、次は人生を変えるための具体的な行動をお伝えします。いずれも、多くの人の人生を変えてきた効果的な方法です。ぜひ、読むだけで終わらずに実際に試してみてください。ここでは、手軽にできる順番に紹介をしていきます。
4-1.人生を変える方法1 | 叶ったらどうしようリスト
経営者専門の心理セラピストの方から教わった方法です。簡単ですが、非常に効果的。ノートを取り出して、叶って欲しいことを箇条書きで書いていくのです。
ほとんどの人は「こんなトラブルが起こったらどうしよう」という心配事を抱えて、毎日を過ごしています。中には、「自分がどうなったら幸せを感じるのかわからない」という人もいます。
自分が何をしたいのか、欲求を明確にするためにぜひノートに叶って欲しいことを書いてみましょう。
- ダイエットが成功してしまったらどうしよう。
- 収入が10万円増えてしまったらどうしよう。
- 面白い人と友達になってしまったらどうしよう。
バカバカしいと思うかもしれませんが、やっていくと不思議と未来への心配事が減っていることに気づきます。また、書いていくうちにワクワクして行動する活力が出てきます。
4-2.人生を変える方法2 | 新しい目標
「人生を変えたい」と思っていても、具体的に何をすればいいのかわからないと、行動することができません。よって、「なんとなく、人生を変えたいと思っているのに、人生が変わらない」という状態になります。
そこで、具体的に目標を立てて新しいことを始めることをおすすめします。「英語をマスターする」でも、「新しい友人を作る」でもいいので、新しい目標を立ててみましょう。
実際、冒頭で挙げた中居さんが芸能事務所のオーディションを受けたきっかけは、「女の子にモテたい」という目標を持ったからだったそうです。もしも、中居さんが目標を持っていなかったら、SMAPで成功することはなかったというわけです。
ただし、やみくもに目標を立てても結局達成できずに、自己嫌悪に陥ってしまう可能性が高いです。新年に目標を立てたものの達成できなかったという経験がある人もいると思います。よって、「目標を達成したい」と思う人は以下の記事を利用してください。効果的な目標設定のポイントがわかります。
4-3.人生を変える方法3 | 付き合う人の変更
人生を変えたいなら、付き合う人を変えてみましょう。日本人は特に周りの人に合わせる傾向が強いため、付き合う人が変わるだけでも人生は大きく変わります。たとえば、地味だった人でも、派手な人と付き合うようになってから、外見が派手になる傾向があります。
冒頭で紹介した書道家の女性は「迷っているままではいけない」と思って、心理学系のセミナーや経営者向けのセミナーなどに通ったそうです。私はセミナーの運営をしているので、よくわかるのですが、セミナーには自分の得意分野や好きなことを仕事にしている経営者や個人事業主が多数参加しています。
そんな人と触れ合うことで、「自分の特技を世の中に役立てられる」と思えるようになり、彼女は書道家として活動することを決心して成功できたのです。
別に今までの友人と縁を切れとは言いませんが、付き合う時間は短くしてみましょう。人によっては「新しい人生を手に入れたいなら、古い友人は断捨離しろ」と過激なことを言う人もいますが、私はそこまで言う気はありません。
ただ、自分が「こういう人になりたい」と思う人と過ごす時間は長くしてみましょう。さらに、可能ならメンターになってもらいましょう。メンターになってもらえば、自力でがんばるよりも圧倒的に早く自分の望む結果を達成できます。
ただし、メンターを選び間違えると「利用されて終わり」という危険性もあるため、誰にメンターになってもらうかは慎重になる必要があります。そこで、メンターの探し方は以下の記事を活用してください。
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ビジネス心理学とは?5.人生を変える方法がわかるオススメの本
この章では、「人生を変えるためにオススメの本が知りたい」という人のために、オススメの本を2冊紹介します。私自身もともと本が好きということもあり、1日1冊は本を読むのですが、その中でも特に多くの人の人生を好転させてきた2冊です。
5-1.スタンフォードの自分を変える教室
スタンフォード大学の心理学者ケリー・マクゴニガルが心理学や神経科学などの科学要素を取り入れた講義を書籍化した本書。受講した学士の97%が人生に影響を受けたと言うほどパワフルな内容がてんこ盛り。ビジネス書大賞総合第1位、Amazon.co.jp「Best of 2013」、など数々の賞を受賞しました。
「呼吸を遅らせれば自制心を発揮できる」「自制心は筋肉のように鍛えられる」など、科学的根拠に基づいた手法は必見です。
「いろいろな本を読んだけど、結局人生が変わらなかった」という人にこそ、オススメの1冊です。
『スタンフォードの自分を変える教室』
ケリー・マクゴニガル (著), 神崎 朗子 (翻訳)
5-2.7つの習慣
アメリカの大学教授であったスティーブン・R・コヴィーがアメリカ建国から200年間の成功を収めた人の特徴をまとめた本です。全世界で2000万部を超える売上を誇っており、雑誌プレジデントの「どの本&著者が一番役立つか」という特集で見事1位に輝きました。
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』
スティーブン・R・コヴィー (著), フランクリン・コヴィー・ジャパン (翻訳)
「最も大切なことは最も大切なことを最も大切にすることである」など、人生で成功するために役立つ内容が満載です。「人生を変えるためには日々の生活の中でどんな行動をとっていけばいいのか?」というヒントを得ることができます。
ただし、ページ数が500ページ以上と多く、内容を理解する前に挫折する人も多い難易度の高い本書。先に要点を知りたいという人には以下の記事がオススメです。
6.人生を変える2つの名言
本に加えて、人生を変える効果のある2つの名言を紹介します。どちらも、人生を変えるパワフルな名言です。
6-1.早く失敗して 早く考えて 早く修正しろ
「長者番付日本一」ユニクロの柳井正さんの名言です。シリコンバレーでも「Fail fast(早く失敗しろ)」という言葉があります。どう言う意味かというと、「失敗してこそ、成功が見えてくるので、早く失敗しろ」という意味です。
多くの人は、「失敗したらどうしよう」と思って動けなくなりがちです。しかし、失敗しても考えて修正すればいいので、早く行動しろということです。
6-2.一日一日をど真剣に生きる
「経営の神様」の異名を持つ京セラの稲盛和夫さんの名言です。精神論のように聞こえるかもしれませんが、真剣に生きることで人生が変わるという教えです。この教えは稲盛さん自身が体現しています。
稲盛さんの家は貧乏だったため、高校への進学は父親から反対。しかし、父親の反対を押し切り、高校進学しました。
当然のことながら、高校への進学さえ反対を受けていたので、大学への進学に関しては、父親のさらなる猛反対を受けることに。しかし、恩師の助けもあり、大学への進学に成功。進学した大学でセラミックに出会ったことが京セラ設立のきっかけとなったのです。
当然のことながら、真剣に物事を考えて行動をした方が結果が出やすいため、時には真剣になるということを試してみましょう。
ただし、どうしても「真剣にやろうとしても、やる気が出ない」という場合もあるでしょう。そんなときに無理に「真剣になろう」「やる気を出そう」とするのは禁物です。そんなときは以下の記事を確認してみてください。きっとやる気を取り戻せます。
7.少しずつ理想の人生に変えていこう
「人生を変えたい」と思うのは、あなたが「自分はもっと成長できるはずだ」という可能性を感じているからです。しかし、人生を一変させることはなかなか難しいことです。1日やる気になったからといっても、すぐに結果は出ないのです。
たとえば、ジムに通っても1日だけトレーニングしただけでは、ほとんど変化はないのと同じです。
短時間で、人生を良い方向へ変えることは難しいのです。しかし、ジムに何ヶ月も通えば、肉体が変化するように、時間さえかければ、人生は変わっていきます。
いきなり、理想の人生を実現することは困難です。なので、焦らずに少しずつ人生を変えていきましょう。ぜひ、この記事を読み終えたら、どんな小さなことでもいいので、人生を変えるための行動をしてみてください。