- やらなくてはいけないことがあるのに、モチベーションアップしない
- 部下にモチベーションアップさせるにはどうしたらいい?
- すぐにモチベーションアップする方法を知りたい
あなたもそのように思うことがあるかもしれません。
同じように、私のお客様にもモチベーションがアップしないことに悩まれた方がいましたが、今ではその方法を知っています。たとえすぐにモチベーションアップできなくても、それにうまく対処しています。
また、私もこれまでに、なかなかやる気の出ない職場の後輩や生徒のモチベーションアップに苦慮したことがあります。しかし、ここで紹介する方法や考え方を取り入れたところ、お互いが気持ちよく動くことができるようになりました。
そこで今回は、すぐにモチベーションをアップさせる方法はもちろん、なぜいつもモチベーションがアップしないのか、その理由をお伝えして、長期的にモチベーションアップさせるための基本的な考え方をご紹介します。
なお、「モチベーション」という言葉について意味をよく知らない場合は最初に、「モチベーションの意味と使い方|テンションとのちがいは?」をお読みいただくとより理解が深まると思います。
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ビジネス心理学とは?目次
1.即効モチベーションアップ5つの方法(対症療法)
どうしても今すぐにモチベーションをアップさせなければならないときもあると思います。様々な方法かありますが、ここではすぐにできて、即効性のあるモチベーションアップの方法を5つご紹介します。
1−1.からだを動かす
たとえば、あなたが部屋を片付けようとしたとき、「めんどうだな…」と思いつつも、とりあえず片付けを始めたら、いつの間にか気分が乗ってきて、最終的には大量のゴミが出て部屋がゴミ袋でいっぱいになった…という経験はありませんか?
このように、何か作業を始めると、だんだん脳はその作業に合わせてやる気を出していきます。これを、ドイツの精神科医であるクレペリンは「作業興奮」と言いました。
実はこの記事も、とりあえず書き始めたら、時間を忘れてどんどん筆が進んでいました(笑)
以下のような、簡単ですぐにできる行動から始めてみるといいでしょう。
- パソコンを開く
- 机の片付けをする
- ストレッチ、思い切り伸びをしてみる
- 目をぐるぐる回してみる
- 簡単な計算、文字を書く、落書きなど、手を動かす
- 好きな画像を見る、好きな音楽をかける、好きな香りを嗅ぐ
- とりあえず営業の場所に向かう
- ジャンプ、スキップ、ガッツポーズなど、やる気の出るポーズをする
- 歩く
カントやルソーなどの哲学者は、歩きながらよく考えていたと言われています。
もし部下のモチベーションが上がっていないなと感じたら、いきなり本題に入るよりも、簡単な作業を与えてあげると効果的です。
1−2.言葉を肯定的に使用する
たとえば、企画段階でプレゼンテーションをしたときに、上司から指摘を受けたという出来事があったとします。
そのときに
「あぁ、失敗しちゃった」という言葉と
「やったぁ!失敗しちゃった」という言葉では
どちらが、モチベーションがアップしそうですか?
これは極端すぎるかもしれませんが、たとえば、以下の場合はどうでしょうか?
「また失敗しておまえはダメだな…」
「この失敗を、君は次にどう活かそうと思う?」
これらの場合、「失敗」を否定的に見るか、肯定的に見るかで、使う言葉が変わります。
このように、物事をひとつの面から意味を与えるのではなく、別な面からもとらえ直すことを、家族療法やNLPでは「リフレーミング」と言います。
「この出来事を肯定的に捉えるとしたら、どのような意味があるだろうか?」
起きた出来事を肯定的に捉え、部下にモチベーションがアップするような言葉を伝えてあげましょう。
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ビジネス心理学とは?1−3.なりたい自分になりきる
「あなたの尊敬する人物は誰ですか?」
「もしその人が部下のモチベーションをアップさせるとしたら、どのような行動を取るでしょうか?」
尊敬する人物になりきって考えると、モチベーションがアップしませんか?部下にも、将来こうなりたい自分やあこがれの人物がいると思います。その人になりきって考えてもらいましょう。
- プレゼンテーションが上手な同僚になりきって、プレゼンテーションをしてみる
- 営業成績がトップの先輩の言葉使い、喋り方の特徴、お客様への思いなどを真似てみる
- 時間を効果的に活用している上司の手帳と同じものを使ってみる
あなたは「プラセボ効果」を知っていますか。実際は安価なサプリメントを飲んでいても、「とても効果のある薬だ」と心の底から信じていると、医者からもらった薬を飲んだときと同じくらい症状が和らぐというのが、「プラセボ効果」です。つまり、心の底から憧れの人物になりきると、同じような効果が期待されるのです。
さらに、部下を信じて期待すると、部下が期待通りになってくれることがあります。これを心理学では「ピグマリオン効果」と言います。これは、部下を信じることによって、願い通りに部下が動いてくれるよう、上司の側が積極的に働きかけているからでもあります。
いずれの場合も、心の底からなりきり、信じ込んだことで効果が現れます。
1−4.新しいことを取り入れる
私たちは、初めにどんなに好奇心をそそられたものでも、慣れてしまうと、その感動が薄れてしまいます。ヒット曲でも日が経つにつれて当初ほど聞かなくなりますし、豪華なフランス料理も毎日食べていたら、見るのもイヤになってしまうでしょう。
部下も毎日同じ仕事をしていたのでは、モチベーションが下がりかねません。
そのときは、新しいことやいつもとちがったことを取り入れてみるのも、モチベーションアップさせるのに効果的です。
たとえば
- 会社での会議を喫茶店で行う
- 散歩しながら、部下からの報告を聞く
- 違った担当業務をやらせてみる
ぜひ知恵と工夫を凝らして、考えてみてください。
1−5.ごほうびを与える
私たちはごほうびがあると、モチベーションがアップします。
たとえば
- 運動の後のビール
- 仕事をがんばったあとのケーキ
- 1ヶ月会社に通い続けたあとのマッサージ
それはモノだけとは限りません。
たとえば
- 仕事で上司からほめられる
- 無事プレゼンテーションを済ますことができた安堵感
- 目標とした営業成績を越えたときの達成感
このように、心理面での快感も当てはまります。
適度に報酬を与えたり、気を配ってあげると、部下のモチベーションはアップします。
(注意)
あまりやりすぎると、逆効果になります。たとえば、業務終了のたびに、ごほうびとしてご飯をおごってばかりいると、ご飯をおごってくれないとその業務へのモチベーションが下がってしまいます。つまり、ごほうびがないと動かなくなってしまうのです。
そのため、何かを始めるときのきっかけとして活用することをおすすめします。
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ビジネス心理学とは?2.モチベーションをアップする必要はない3つのこと
ここまで、すぐにモチベーションをアップする方法をお伝えしました。しかし、モチベーションをアップしなければならないということは、そもそも根本的に、何かボタンがかけちがっているということを意味します。
ここまで読んできたのに、どういうこと?と思われるかもしれません。
私たちは、辛いことや悲しいこと、不安や恐怖を避けようとします。
なかなか上がらないモチベーションをすぐにアップさせるということは、いわばムリヤリ、イヤイヤ上げて業務に取り掛かろうとしているのですから、いずれそのことを避けようとします。ここまでは、今の状態を少しでも改善するために、すぐにできる手法ということで紹介をしました。
実は、やりたくないことをムリにやろうとしているのだったら、いかに先ほど紹介したようなモチベーションアップの方法をやったとしても、それは一時的なものに過ぎず、また同じようなことで悩み始めてしまいます。
意外なことかもしれませんが、パフォーマンスがいつも高い人は、いつでもモチベーションが高いわけではありません。
そこで、ここから先は、モチベーションアップに関する誤解についてお伝えします。
2−1.いつもモチベーションをアップする必要はない
いつでもモチベーションを上げておく必要はありません。むしろ、それは非常に不自然なことです。
あなたの周りに24時間いつもモチベーションが高い人はいますか?いませんよね?
ずっとその状態だったら、心も体も疲れきってしまいますよね。
無理やりモチベーションアップさせて、使わなくてもいい労力を使うことは、かえってあなたの心と体をボロボロにします。
たとえば、カラオケでノリノリの歌をずっと歌い続けたらどうなると思いますか?のどはガラガラ、体もぐったりしてしまいますよね。ゴムを思い切り引っ張ったあとで放すと、勢いよく元に戻るように、気分を上げすぎると、あとで急激に落ちてしまいます。
セミナーや研修を受けたあとはやる気に満ちていたのに、日常の業務に戻ると、元の状態に戻ってしまった、あるいは以前よりモチベーションが下がってしまったという経験が、あなたにもあるかもしれません。
むしろ、モチベーションをアップし続けることが、気分を落ち込ませて、行動することが鈍くなります。
2−2.当たり前ならば、モチベーションをアップする必要はない
当たり前のことならモチベーションをアップさせる必要はありません。
たとえば、会社や旅行先へ行くのに、いちいちモチベーションをアップさせませんよね。そのようなことをしていては、目的地にたどり着く前に燃料切れになってしまいます。
同じように、世の中のうまくいっている人は、うまくいくことを当たり前のように取り組んでいます。つまり、コツコツ業務に取り組んでいるので、結果的にうまくいっているわけです。そして、常にモチベーションが高いわけではなく、むしろ状態は安定しています。
わずか4年間で2兆1000億円もの巨額の借金を完済したことでも知られている、日産自動車のカルロス・ゴーン社長。彼は朝早くに出社して、1時間であらゆる情報をチェックし、1日のスケジュールの優先順位をつけるそうです。しかも、毎日です。
彼にとって当たり前、つまり習慣になっているこの行動、はたして、彼はその都度モチベーションアップしていると思いますか?そんなことないですよね(笑)
このように、モチベーションをアップさせなくても、やることが習慣になっていれば、結果は自然についてくるものなのです。
2−3.やりたいことならばモチベーションをアップする必要はない
心からやりたいことは、モチベーションをアップさせなくても、どんどん取り組むことができます。
たとえば、平日出社するのがめんどうで、気が進まず、朝は目覚まし時計をいくつもかけないと起きられないサラリーマンをイメージするとわかりやすいかもしれません。その人は、休日の大好きなゴルフとなると、目覚まし時計がなる前に目が覚めて、さっさと準備して喜んで出かけていきます。
あなたも、同じようなことが簡単に思い浮かぶのではないでしょうか?
このように、やりたいことであれば、自分から勝手に行動するものなのです。
本当にやりたいこと、あるいは、やりたいからやっているのだと納得していれば、むしろモチベーションをアップさせる必要はありません。
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ビジネス心理学とは?3.モチベーションがアップしない3つの理由
- モチベーションをアップする方法はわかった、だけど、やっぱり行動できない
- 偉人の話を聞いて「よし、やってやるぞ!」とその時は思ったけれど、元の状態に戻ってしまう
- 行動することが大切だと頭ではわかっているけれど、うまくいかない
もしあなたがそのように思われるならば、モチベーションを上げることを止めている、心理的な理由があります。
ここでは、その主な理由について3つ説明していきます。
3−1.本当にやりたいことではない
やりたくないことに対してモチベーションをアップさせることがむずかしいのは当然ですよね。たとえば、保育園に行きたくない子どもは、ダダをこねてそこに居座ってしまいます。あるいは、あなたはイヤイヤ参加した飲み会で、ずっとモチベーションを保つことができるでしょうか?無理ですよね。
そこで確認しておきたいことがあります。
それは
「今、取り組もうとしていることは、本当にあなたが望んでいるものですか?」
ということです。
他の人からの期待や要望に対して、「イヤだな」「仕方ないな」と感じたままで、モチベーションをアップさせることは簡単ではなさそうですよね。むしろ、モチベーションが上がらない方が自然に思えます。
そして、行動が鈍くなるので、最高の結果も得られません。
うまくいかないので、他の人からの評価も上がらず、さらにモチベーションが下がっていきます。
- これは自分がやりたいことなのか?
- これは自分が選択したことだと本心から思えるのか?
このように自分に問いかけて、本当にやりたいことをしているのか、確認するといいでしょう。
3−2.不安やおそれを抱いている
人は不安やおそれを感じていると動けなくなります。
あるいは、すぐにやらなくてもいいようなことをしてしまいます。
たとえば、あなたが会社で、新しいプロジェクトを立ち上げるに当たり、上司の前でプレゼンテーションをすることになったとします。そのとき、以下のような不安やおそれを抱いたら、どうなるでしょう。
- 今日のプレゼンテーションで緊張したらどうしよう
- 上司に認められないかもしれない
- 資料は完璧だろうか
- うまくいかなくて昇進にひびいたらどうしよう
- プロジェクトがダメになったら自分の責任だ
- 同僚にきらわれるかも
これでは、モチベーションは上がりませんし、頭の中を不安やおそれがぐるぐる回って、良いアイデアも浮かばなくなってしまいます。
あるいは、それらの不安をひとつひとつ解決するための行動ではなく、別な仕事を始めたり、机の整理を始めたり、ネットサーフィンなどをして、時間をつぶしてしまいます。
このように、不安やおそれを抱え続けていると、モチベーションはアップしないので、適切な行動もできなくなってしまいます。
つまり、行動すれば結果が出るとわかっていても、自己効力感が低ければ(それを達成するための過程をうまくこなせるとは思えないと)、モチベーションは上がらないということです。
以下の記事は心理学を活用するメンタルコーチが自己効力感(自信)の意味やそれを高める方法を紹介します。この記事を読んで実践してみてください。目標に向って1歩を踏み出しやすくなります。
3−3.マンネリ化
私たちは、初めは興味があって楽しかったことでも、同じことをしていると、だんだんと慣れてあきてしまいます。
たとえば、どうしてもほしかったパソコンをようやく手に入れて、箱から出して、キーボードに触れたときは、この上ない感動を味わうことでしょう。そして、特別にモチベーションをアップさせなくても作業が進むでしょう。けれども、何度も使っていくにつれて、その感動はどこへやら、淡々と画面に向かって作業をしています。場合によっては「動きが遅い!」と文句さえ言っていることもあります。
でも、それは自然なことなのですね。
もし、毎回パソコンを立ち上げるたびに感動していたらどうでしょう?
それこそ、作業が遅れてしまいます。
このように、私たちはあることを繰り返し行っていると、だんだん慣れてきてモチベーションアップしません。
(補足)
慣れてくること、つまり、マンネリ化がいつも良くないということではありません。
「2-2.当たり前ならばモチベーションをアップする必要はない」で説明したように、慣れてくることで続けることができて、成果に結びつくというメリットもあります。
大切なのは、私たちが「この性質をどのように活用するか?」ということです。
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ビジネス心理学とは?4.モチベーションをアップさせなくても行動できる2つのコツ
モチベーションというものがどのような性質を持っているのかを知っていると、より効果的にモチベーションを活用することができます。つまり、モチベーションというものは上げても上がっても、いずれは下がる、あるいは元に戻るということです。
ここでは、その性質を活用して、うまく行動に移せる方法をご紹介しましょう。
4−1.素直な気持ちに気づく
たとえば
- 本を読みたいから読む
- ピアノを弾きたいから弾く
- サッカーをしたいからグラウンドでボールを蹴る
というのは、自分の中の興味や関心によって行動しています。
このように自然に出てくる気持ちのまま行動しているときは、活力がわいてきて、とても楽しく感じています。そして、高い集中力や行動力を発揮したり、素晴らしいアイデアが浮かんできたりします。
素直な気持ちに気づくために、リラックスして、自分の中からわき上がってくる心の声を聴いてみましょう。
- 自分は何をしたいのか?
- 何が好きなのか?
- 何をしているとき嬉しい、楽しい、幸せなのか?
- 本当はどんな感情を感じたいのか?
- そのために本当はなにをしたいのか?
- 社会のために自分ができることはなんだろうか?
- 何をすれば多くの人に喜んでもらえるだろうか?
このときは、外からの余計な情報には耳を傾けないようにしましょう。
以前のお客様に、ヒーリング関係の資格を取って仕事をしている女性がいました。その資格を取得しようとは全く考えていなかったのですが、仕事仲間が取得をすすめるので、なんとなく取ったそうです。そして、そのサービスをメニューに加えたのですが、次第に提供していくことが義務のように感じられていったそうです。そのため、その方のお客様の満足度も低く、ご自身もモチベーションがわいてこないと悩まれていました。
このままではまずいと思い、本当にやりたいことなのか、心の声を聴いてみたのです。
すると、本当にやりたいことではないことがわかりました。せっかく時間とお金と労力を使って取った資格なので、せめてモトは取ろうと仕方なくサービスメニューに加えていたそうです。そのことに気づくと、家に帰るやいなや、すぐに関連した書籍や道具を捨てて、棚をカラッポにしました。
「身も心もスッキリした!」と感想を述べていました。
4−2.自分以外からの刺激を活用する
一方で、私たちは
- お金をもらうために働かねばならない
- 資格を取るために勉強しなければならない
- 上司に怒られないように営業成績を上げなければならない
というように、自分以外からの刺激や情報によって、行動することもあります。これに基づく行動は、半ば強制的なので、仕方なく取り組みがちです。しかし、これをうまく活用すると、モチベーションアップにつながります。
たとえば、「締め切り」を決めることです。
期限のない企画書の提出を求められるより、「明日の朝10時までに上司のメールアドレスに送る」という締め切りがあったほうが、モチベーションがアップします。
あるいは、「人を巻き込む」というのもいい方法でしょう。一人ではなかなか運動できないのであれば、同じように「身体をうごかしたい」という希望を持った仲間を誘って一緒に運動を始めることで、途中で止められなくなります。
自分の素直な気持ちを中心にして自分以外の刺激を活用すると、モチベーションアップにつながります。
私たちはとかくラクな方へと歩みを進めてしまうものです。自分の素直な気持ちが前提ですが、時には自分以外からの刺激を活用してみてはいかがでしょうか?
そうすることは、なりたい自分へと近づくことにもつながります。
将来絵を描く仕事をしていきたいけれど、描く時間がなくて不安に思っている女性がいました。その方は、1日24時間、なにをして過ごしているかを詳細に書き出してみました。そして、やる必要のあるものと不必要なものに分けたあと、必要なものだけを残して小学生のように時間割を作りました。そのときに、「絵を描く時間」を最優先事項に組み込みました。その結果、絵を描く時間が取れただけではなく、1日の流れ全体がスムーズになったのです。そして、不安などによるストレスが減ったとおっしゃっていました。
これは、絵を描きたいという素直な気持ちと、時間割という自分以外からの刺激をうまく活用した例ですね。
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ビジネス心理学とは?5.簡単に行動するスイッチを入れる方法
子どもは、自分の好奇心に従って、自由に遊んでいます。その過程を通じて、成長していますよね。つまり、「遊ぶこと」は簡単に行動するスイッチを入れてくれます。そこで、仕事や勉強に遊びやゲームの感覚を取り入れてみてはいかがでしょうか?
たとえばこんな感じです。
- 新しい企画をどれだけ出せるかを同僚と競争してみる
- 小さなミッションを設定して1つ1つクリアしていく
- プレゼンテーションにミュージカルの要素を加える
- インスタントコーヒーをあたかも豆からひいた本格コーヒーのようにいれてみる
- 誰もマネできないくらいアートな資料を作る
税金を納めた額が日本一になったことのある斎藤一人氏は「私は『人生は、遊行だ』と思っています。この世に遊びに来ているんだと。だから、仕事も遊びです。」と言っています。
ぜひ、遊びの感覚(子どもの感覚)を取り入れてみましょう。
6.無理やりモチベーションアップだと疲労する
どうしてもすぐに行動に移さなければならないときは、すぐにモチベーションをアップさせる方法を活用してみてもいいでしょう。けれども、モチベーションは素直な気持ちからわいてくるものでないと、なかなか始められません。無理やりアップさせなければならないのであれば、ストレスがかかり、結果的には心身ともに疲れ果ててしまいます。
- もしずっとストレスにまみれて仕事をし続けるとしたら、1年後はどうなっているでしょうか?
- 3年後、あなたの人生はどうなっていそうですか?
- 5年後、自分自身に対してどう思っているでしょうか?
- 最期を迎える直前、自分の人生を振り返ってどう思うのでしょうか?
私たちはどんな考え方を基準にするかで、人生を変えることができます。
たとえば、新しいことにチャレンジするとき、過去のイヤな体験を基準にするか、それとも、将来のなりたい自分を基準にするかで、そのとりくみが変わってきます。ぜひ、モチベーションをアップさせなくても行動できるような考え方を身につけてみてください。
モチベーションや人の心理ついてより理解を深めるなら、あなたが興味のある心理学の本を読んでみるのもお勧めです。その際は、こちらの記事も参考にしてください。
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具体的なやる気を出す方法を知りたい場合は、こちらの記事がお勧めです。