モチベーションの意味と使い方|上げ方と維持の方法やテンションとの違い

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モチベーションとは、私たちが行動をするときの心理的な理由を言います。「やる気」や「意欲」と同じような意味で使うことも多く見られます。日本語では、「動機」のことです。その動機を与えたり、引き出したりすることを、「動機づけ」と呼びます。英語では、「motivation」と表記します。

この記事を読まれているあなたは、なんだかモチベーションが上がらないなぁ、なんてため息をついてみたものの、そもそもモチベーションってなんだ? なんてギモンに思っていませんか?

モチベーションの意味がわからなければ、モチベーションの使い方がわからないのもトウゼンですよね。実は、モチベーションの意味がわかっていれば、モチベーションを上げることはもちろん、それを維持することも、そんなに難しいことではないのです。

私は、10年以上、虐待を受けたり、非行に走ったりした子どもたちや、その親御さんの心のケアや、メンタルコーチとして、心の悩みを抱えた方の支援をしてきました。その中で、モチベーションの意味やその使い方を教えたことで、自然にモチベーションが上がることを体感し、自分の悩みに向き合った結果、悩みを解決した方が大勢います。

ここでは、モチベーションの意味を、わかりやすくお伝えします。また、モチベーションの意味を正確に理解したいあなたのために、モチベーションの類語についても解説しました。後半には、あなたのモチベーションが上がるヒントも書きましたので、楽しみにしてくださいね。

目次 〜モチベーションの意味と使い方|上げる方法も解説〜

1.よく聞くけど、ぶっちゃけモチベーションの意味とは?

2.モチベーションという言葉の意味と使い方

3.モチベーションを高める前に知っておきたい2つのこと

4.モチベーションの上げ方と維持の方法

5.モチベーションとほかの言葉の意味のちがいは?

1.よく聞くけど、ぶっちゃけモチベーションの意味とは?

よく聞くけど、ぶっちゃけモチベーションの意味とは?

まずはモチベーションとはどんな意味なのか説明しましょう。モチベーションとは、人が目標に向かって行動を起こし、それを続ける心のチカラを言います。たとえば、あなたは大好きなあのコに気に入ってもらうために、カラダをきたえた経験はありませんか?

  • 目標・・・大好きなあのコに気に入ってもらう
  • 行動・・・カラダをきたえる

「大好きなあのコにゼッタイに気に入られるぞ!」という気持ちが強ければ強いほど、心にチカラが入ります。すると、カラダをきたえ始めますよね。そして、続けることもできるでしょう。

けれども、「いくらきたえたところで、どうせダメだろうな……べつにあのコじゃなくてもいいし」「しんどい(汗)」などと考えてしまうと、気持ちが下がってしまいますね。すると、カラダをきたえることをやめてしまいます。

このように、行動を続けるために、「目標を達成したいという気持ちをいかに持ち続けられるか」にモチベーションがかかわってくるわけです。

また、モチベーションの意味を国語の辞書で調べてみると、「動機づけ」と記されていることがあります。

この言葉はあまり耳慣れないかもしれませんね。「動機」というのは、ある行動が続けられるような心理的な理由を言います。くわしくは5章に書きましたので、興味があったら読んでみてくださいね。

ところで、あなたは、モチベーションについて理論から本格的に学びたいですか? 数々の臨床を経験してきたカウンセラーが、事例を紹介しながらモチベーションの理論と実践を解説しているこちらの記事は、とても有益。あなたの知的好奇心を必ず満たしてくれます。

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2.モチベーションという言葉の意味と使い方

モチベーションという言葉の使い方

次にモチベーションという言葉が実際にどのように使われているのか、具体的に見ていきましょう。

2-1.「モチベーションが上がる」という言葉の意味と使い方

モチベーションは、やる気にちかい意味で使われることもあります。ただ、それに加えて、具体的になにをすればいいのかわかっている場合に、「モチベーションが上がる」「モチベーションが高まる」「モチベーションがアップする」というように表現されます。

(例1)モチベーションが上がる

  • Aさんすこし、やせた?
  • Bさんわかる!? 1週間前からダイエットを始めんだけど、そうしたら、なんと2キロも減っていたんだ!
  • Aさんどうやってやせたの? 運動とか?
  • Bさんいや、食事だけ気をつけたんだよ。それだけでも、こんなに減るなんて、がぜん「モチベーションが上がる」よね!

2-2.「モチベーションが下がる」という言葉の意味と使い方

2-2.「モチベーションが下がる」という言葉の意味と使い方

こちらも「モチベーションが上がる」のときと同じよう考え方で使われています。つまり「モチベーションが下がる」の意味は、「やる気がなくなる」ということ。「モチベーションが下がる」のほかには「モチベーションが落ちた」「モチベーションが低い」「モチベーションが低下する」などと表現されます。

(例2)モチベーションが下がる

  • Aさん今日、お客さまに商品を持っていったんだけど、注文したものとちがう! って怒られちゃってさ。
  • Bさんそれでどうしたの?
  • Aさんとりあえず、あやまってきたんだけど、もうウチとは取引しないって言われちゃってさ。
  • BさんC係長には報告したの?
  • Aさんしたんだけどさ、こっちでも思いっきり怒られちゃって。
    もうどうしたらいいかわからないよ。「モチベーションが下がる」よなぁ……。

2-3.「モチベーションを維持する」という言葉の意味と使い方

2-3.「モチベーションを維持する」という言葉の意味と使い方

自分のモチベーションが落ちないように意識するようなときに使います。「モチベーションを維持する」のほかには、「モチベーションを管理する」「モチベーションをたもつ」などと表現されます。

(例3)モチベーションを維持する

  • Aさんこの前、Bさんに教わったように、付せんにモチベーションが上がる言葉を書いて、パソコンのヨコに貼っておいたんだ。そうしたら、モチベーションが下がりそうになったときにでも、ふとその言葉が目に入るようになってさ。おかげで、「モチベーションを維持する」ことができるようになっているよ!
  • BさんAさんのお役に立てたようで、うれしいわ。ところで、どんな言葉を書いているの?
  • Aさん「オレはお客さまのヒーローだ!」
  • Bさん自分にとってモチベーションが上がる言葉を書くということが大切みたいだね(苦笑)

3.モチベーションを高める前に知っておきたい2つのこと

モチベーションを高める前に知っておきたい2つのこと

私たちが行動をするときに生まれるモチベーションは、どこから来るのでしょうか? 

「その行動を、心からやりたいと思ってやっているのか?」「それとも、自分以外のモノからのシゲキによってやらされているのか?」

そういった視点から、モチベーションを大きく2つにわけることがあります。ここでは、その2つについて見ていきましょう。

3-1.やりたいからやるというモチベーション

あなたにも、趣味やスポーツ、読書、ゲームなど、それをやること自体が楽しいから、喜んでやり続けているものがありますよね。

このように、モチベーションには、あなたの内側から自然にわいてくるものがあります。興味や関心、好奇心といったものがそれに当たります。そのときは、その行動をすること自体が目的になるので、喜んでやり続けることができます。

そして、高い集中力が発揮され、質の高い行動を長く続けることができます。

このモチベーションで行動するとき、私たちは誰から言われたわけではなく、自分の意志で決めたという感覚を感じます。あわせて、自分のチカラでなんとかできたという感覚も感じることができます。

たとえば、あなたが、はじめてエクセルを使うことになったとします。ゼッタイ仕事で使いこなしてみせるぞ! そう自分の意志で決めて、本を買って勉強したり、すでに使い方を知っている先輩に聞いてみたりして、ようやく表計算ができるようになったとします。

そのとき、どのような気持ちを感じそうですか? おそらく、達成した喜びや満足感を抱くのではないでしょうか? このときの自分のチカラでなんとかできたという感覚は、次の行動へのモチベーションとなります。

ただし、「自分にはできるんじゃないか」「やればできる」「なんとかできそう」という気持ちがもてなければ、せっかくアップしたモチベーションも維持できません。そのような気持ちを、心理学では「自己効力感」と言います。

以下の記事を読まないでモチベーションをアップしたところで、あなたの興味や関心、好奇心は形になりません。

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3-2.外からのシゲキによるモチベーションアップ

3-2.外からのシゲキによるモチベーションアップ

一方、私たちは外からのシゲキや条件によって、モチベーションが高まることがあります。

たとえば、「上司に怒られたくないから営業に行く」「親に褒められたいから勉強する」「ほかの人にカッコよく見られたいからおしゃれをする」「資格をとるために学校に通う」「試験に落ちて恥をかきたくないから受験勉強をする」などが挙げられます。

もしあなたが、これから本を読むとします。そのとき、本を読むこと自体が楽しいのであれば、やりたいからやるというモチベーションです。しかし、試験に合格するために読むのであれば、それは外からのシゲキによるモチベーションであると言えます。

このようなモチベーションは、ムリヤリ行動しているので、長続きしないことがわかっています。また、他人からの評価に左右されるので、ストレスを感じやすくなります。

しかし、しめ切りがあるからそれまでに仕上げようと行動する、他人の目があるから作業に集中できるというようなメリットもあります。

そして、はじめはムリヤリ走っていたジョギングも、やり続けていたら今度は走らないと気持ちが悪くなるというように、きっかけを与えてもらいスタートを切ることで、結果的には自分の実になることもあります。こうなると、やりたいからやるというモチベーションに変化しているとも言えます。

4.モチベーションの上げ方と維持の方法

モチベーションの上げ方と維持の方法

いきなり大きくモチベーションを上げようとしても、なかなか一筋縄ではいかないものです。プロのスポーツ選手も最高のパフォーマンスを発揮する前に、まずはウォーミングアップをしていますよね。そして、徐々にモチベーションを上げていきます。

同じように、私たちもなにか行動を起こす前に、ウォーミングアップとなるものを用意しておくと、モチベーションが上がりやすくなります。そこでおすすめなのが「おかたづけ」です。

たとえば、机の上を整理してフキンでふいたり、本を元の場所へ戻したり、ゴミ箱のゴミを捨てたり、玄関の前をホウキではいたり、身の回りに自分のお気に入りのモノを置いたりするなど、あなたのやってみたい「おかたづけ」をしてみてください。

カラダを動かすことで、脳のはたらきが良くなります。部屋が整理されて、心もスッキリします。そして、なによりカンタンにできますよね。

心理学では、なにかを始めることで、次の作業に移りやすくなることがわかっています。はじめは外からのシゲキということで始めてもいいと思います。でも、続けていくことで、やりたいからやるモチベーションに変わっていきます。

それでもモチベーションが上がらないのなら……あなたの好きなあのコが、今のあなたを見たらどう思うのかイメージしてみるのもいいかもしれませんよ。これも外からのシゲキですけれどね。

そして、モチベーションを維持する方法は、このようなモチベーションを上げる方法を、クセにすることです。しかし、今回お伝えした方法が、あなたに合うとは限りません。

あなたになじまないのであれば、かえって苦痛を与えるクセになってしまいます。モチベーションを維持する方法については、こちらの記事とセットになっています。ぜひ一緒にお読みください。

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5.モチベーションとほかの言葉の意味のちがいは?

5.モチベーションとほかの言葉の意味のちがいは?

もしあなたが、「モチベーションってどんな意味?」と尋ねられたら、どのように答えますか? 「やる気」や「意欲」などと答えるかもしれませんね。日常ではそのような意味で使われていることもあります。でも、少しちがいがあるので、次はそれを見ていきましょう。

5-1.モチベーションとテンションの意味のちがい

「さぁ、今日もテンション上げていくぞ!」周りのモチベーションを上げようする上司や同僚から、あなたもこんな発言を聞いたことがあるかもしれませんね。けれども、テンションとモチベーションとは、意味や使い方がやや異なります。

テンションを辞書で調べると、精神的な緊張や不安といった意味があります。しかし、モチベーションにあった動機づけという意味はないのです。

ただテンションは、日常で気分、気合、気力といった意味で使われていますよね。

「気合だ! 気合だ! 気合だー!」

これと似たイメージです。ここでは、一時的なものとして使われています。対してモチベーションは、1章でも触れましたが、抱いた動機をいかに持ち続けられるかということが大切になってきます。

5-2.モチベーションとやる気のビミョーなちがい

5-2.モチベーションとやる気のビミョーなちがい

「英語の勉強をしようと思うけど、どうもモチベーションが上がらないんだよね。」たとえば、このように、モチベーションをやる気と同じような意味で使っている人もいますね。広い意味でとらえれば、モチベーションをやる気と考えてもいいのかもしれません。

ただ、正確に言えば、ビミョーにちがうので、説明しておきますね。

たとえば、あなたが「自分の素晴らしい商品をたくさんのお客さまにぜひ買ってもらいたい!」と思っているとします。これは、やる気にあふれている状態ですよね。でも、具体的になにをしていいかわからない…。これでは、モチベーションが下がってしまいますよね。

モチベーションには、「こうしたい!」というやる気のほかに、それを実現するための具体的な行動を決めることと、それを実際に継続的におこなうというプロセスが含まれます。

いずれにせよ、モチベーションの意味がわかったとしても、それを活用しなければ、この記事を読んだ時間がムダになってしまいます。そのために、以下の記事は、行動に移すのにとても有益。必ず読んでください。

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いくら言葉の意味を知っていても、実際に使ってみなければ、あなたの可能性が発揮されることはありません。実は今、あなたの目の前にある仕事や課題に本気で向き合うことで、自分が想像していなかった新たな世界に気づくことができます。

ぜひ目の前のことの中に、好奇心のタネを見つけて、それを育ててあげてくださいね。

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