自己啓発本って書店に行くと山のように種類がありますよね?
どの本も思わず手にとってしまうような輝きを放っている、そんな気分を感じたことがある方も多いと思います。
自己啓発本とは、自分自身を高めてくれるような情報やストーリーが書いてある本全般のことを指しますが、ここでは、「仕事や人間関係の分野で既に成功している方の考え方やノウハウが書かれた本のこと」とします。
自己啓発と聞くと、毛嫌いする人もいらっしゃいます。ですが、サッカー日本代表の長友佑都選手など多くのアスリートや、元日本マイクロソフト社社長成毛眞氏など成功しているビジネスマンの多くが、自己啓発本から学び大きな成果を上げています。つまり、仕事ができる男になるために自己啓発本を読むことは、効果が高い自己投資といえます。
今回は、これまでに自己啓発本を800冊近く読破してきた私がもっとも成果につながりやすい書籍5冊を、自己啓発本から得られる具体的効果、正しい書籍の選び方、誰でも簡単にできる速読法、自己啓発本の実践の仕方などとともにくわしくお伝えしていきます。
また、自己啓発についてわかりやすく解説している「自己啓発とは? 最高にわかりやすく自己啓発の意味を解説」も参考にして下さい。
初めて当サイトに訪れた方へ
ビジネス心理学とは?目次 〜20代におすすめの自己啓発本 5冊〜
- 3−1.思考力を鍛える自己啓発本 2冊
3−1−1.『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』勝間和代(著)
3−1−2.『ロジカル・シンキング』 照屋華子(著) 岡田恵子(著) - 3−2.能力開発に役立つ自己啓発本 1冊
3−2−1.『才能を伸ばすシンプルな本』 ダニエル・コイル(著) - 3−3.必勝の人生哲学が学べる自己啓発本 2冊
3−3−1.『35歳から「一生、負けない」生き方』 竹田陽一(著) 栢野克己
3−3−2.『7つの習慣』 スティーブン・R.コヴィー(著)
1.まずは理解が重要!自己啓発本がもたらす特効2つ
さて、自己啓発本を何のために読むのでしょうか?
20代男性であれば、多くの方の興味は「仕事」と「恋愛」に絞られるのではないでしょうか? よく言われることですが、仕事での成果と恋愛での成果は相関関係があります。
仕事ができると言われる人は、女性にもモテやすいし、恋愛が得意な人は仕事でも高い評価を得ることが多いようです。あなたの学生時代の友人たちのことを思い返してみてください。学生時代に散々女性にモテていた友人は、社会人になってからも、なにかしらの成果を上げていることが多いのではないでしょうか?
逆に学生時代には恋愛方面でパッとしなかった人でも、20代に仕事に没頭して30代を迎える頃には、仕事の方面でアブラが乗り、女性の婚活のターゲットの筆頭になったりします。そんな様子は私の周りでも見慣れた光景です。
1−1.仕事の能力が”グングン”あがる
自己啓発本は「正しく」活用することで確実に仕事の能力を上げることができます。「自己啓発本は役に立たない」という意見も時おり耳にしますが、そのように感じる場合、活用の仕方をまちがえていることが多いです。
自己啓発本はヤミクモに読めばいいわけではありません。正しく活用することで、確実に使える知識を得て、行動する能力が身につきます。実際、私が過去に出会ってきた成功者は、例外なく多読家です。3000冊以上もの本で学びながら成功してきたという人も少なくありません。この記事の後半ではそういった成功者が共通しておすすめする本も紹介します。
1−2.「オトコ」があがり自然に意中の「あのコ」の見る目が変わる
自己啓発本の副次的な効果は、女性にモテるようになってくるということ。その理由は次の2点に絞られます。
1つ目は、仕事で成果が上がると男性は自信がついてくるということ。仕事ができて自信にあふれている男性は、おのずと女性の目を引くことになります。
最近の婚活には、出会い系アプリを使うことも多くなりました。私も女性の友人に出会い系のアプリを見せてもらったことがありますが、人気が集中しているのは「年収700万円以上の高収入男子」ばかり。平均所得を上回る男性は、例外なく仕事がデキる男性です。仕事ができて稼げる男性を求めたいというのが、やはり女性の本音のようですね。
2つ目は、これは私の仮説ですが、たくさんの良書に触れることで自分自身の気づきが増え、女性だけでなく人間に対しての理解も深まることではないでしょうか。
もちろん、本を読んだだけでは大きな変化は期待できませんが、学んだことを元にたくさんの人と関わっていく中で、自分と自分以外の人のことがより理解できるようになってきます。人間関係はまず相手を理解することが第一歩ですからね。
もしあなたが、「もっと自分に自信をつけて仕事も恋愛もうまくいくようになりたい」と考えているのなら、ぜひこちらの記事をお読みください。自分に自信を持つためのとっておきの方法を8つご紹介しています。
初めて当サイトに訪れた方へ
ビジネス心理学とは?2.たったの3つ!失敗がない自己啓発本の選び方
自己啓発本から学ぶメリットをご理解いただけたら、次に大切なことはどのように自己啓発本を選んでいけばいいのか、ということ。インターネットが普及した昨今、自己啓発本の数は、電子書籍の出現もあり一昔前に比べ爆発的に増えています。しかしながら、無数にある書籍の中から成果につながりやすい良質な本は、ほんの一握り。
つまり、手当たり次第に読んでいたら、時間もお金もいくらあっても足りなくなり、おまけに思うような成果もあげられない、ということにもなりかねません。ここでは、失敗がない自己啓発本の選び方の秘伝を私がお伝えしようと思います。
2−1.成功者が共通してすすめている本をチョイス!
自分が成長していきたい分野で、すでに成功している複数の人が紹介している本は良書である可能性が高いです。成功している方は小手先のノウハウでなく、その分野の基礎や考え方がしっかり身につけられる本をすすめてくれることが多いです。
さらに複数の成功者がおすすめしている本は、該当の分野で成長していきたい人にとって必ずおさえておきたい鉄板書です。
2−2.多読家がおすすめする本をゲット!
前章と近いのですが、多読家がすすめる本を選ぶ方法です。彼ら、多読家の中には、「私の人生は、読書である」と言っている人もいるほどです。これまでに、数千冊の本を読んできていてビジネスでも成功している方の選ぶ本は、投資効果が高い本である可能性が高いのです。
彼らは大量の本を読んで実践を積んでいるので、良書を見分ける目が研ぎ澄まされてるのです。こういう方がすすめる本と、今流行っているビジネス書を比べると、内容の濃さや選ぶ視点が全く異なっていることがよくわかります。
2−3.自己啓発本ガイドブックでリサーチ!
とはいえ、「俺には良書を教えてくれる成功者の知人なんていないし、おすすめの本なんてどうやって聞けばいいの!?」という男性も多いはず。そういう方にはこの方法がおすすめです。
まず自己啓発本のガイドブックになるような本を手に入れます。まずは、自己啓発本の概要をおさえるためです。たとえば下記のような本。
『世界の自己啓発50の名著―エッセンスを読む』
T・バトラー=ボードン (著) 野田恭子(著) 森村里美(著)
※読書時間の目安 3時間程度 (358ページ)
次に、上記の本にのっている本を複数冊購入して読みます。こうすることで自己啓発本の全体像を抑えて、細部を把握するという効率的で効果的な読み方ができます。ガイドブックになるような本に載っている著作は、長年の風化にたえて今でも読み継がれる“ホンモノ”である可能性が高く、流行本よりも投資効果が高いことが多いのです。
初めて当サイトに訪れた方へ
ビジネス心理学とは?3.おすすめの自己啓発本 究極の5冊
さて、いよいよ書籍の紹介に入りたいと思います。ここではあなたの仕事力をバランスよく伸ばしていくために次の3つのカテゴリーにわけて書籍を紹介します。
- 『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』 勝間和代(著)
- 『ロジカル・シンキング』 照屋華子・岡田恵子(著)
- 『才能を伸ばすシンプルな本』 ダニエル・コイル(著)
- 『35歳から「一生、負けない」生き方』 竹田陽一・栢野克己(著)
- 『7つの習慣』 スティーブン・R.コヴィー(著)
思考力を鍛える自己啓発本 2冊
能力開発に役立つ自己啓発本 1冊
仕事で成功するための人生哲学が学べる自己啓発本 2冊
3−1.思考力を鍛える自己啓発本 2冊
書店やインターネットを探すと様々なノウハウがあふれていますね。とはいえ、ノウハウだけでは仕事ができるようにはなりません。ノウハウを活かすのはあつかう人の「考える力」が大きく影響してくるからです。
パソコンで言うと思考力はWindowsやMacintoshのようなOS(オペレーティングシステム)のようなものです。いくら最新のソフトウェアをパソコンにインストールしても、OSがWindows 95だったらほとんど使うことができないですよね? インストールすらできないかもしれません……。そこで、OSをWindows 8にバージョンアップさせてあげると、新しいソフトも軽々動きます。
同じように、思考力を鍛えれば新しい知識や技術を十分にいかすことができ、日常生活の様々な場面で落ち着いて、物事に対処できるようになります。ここではあなたの「考える力」を鍛えあげてくれる2冊を紹介します。
3−1−1.『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』 勝間和代(著)
『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践』
勝間和代(著)
※読書時間の目安 3時間程度 (335ページ)
この本は、世界で最も有名な経営コンサルティング会社の、マッキンゼーにてコンサルタントとして活躍した勝間和代さんの著書。最近は経済評論家として、テレビにもたまに出るので、ご存知の方も多いでしょう。
勝間和代さんが、経営コンサルタント時代に身につけた思考する技術を惜しげもなく書いているので、この一冊でコンサルタントの思考ツールをほぼ全ておさえられるでしょう。特に、この本で身につけられるポイントは次の3つです。
- 思考力を鍛えると仕事のどんな場面で得をするのか
- ビジネスマン必須の思考法「論理思考」と「水平思考」
- 思考力で分析した情報を表現して成果につなげる方法
以上の内容を比較的やさしいな文章で学ぶことができます。 思考力の基礎を徹底させたい人におすすめです。
まず実践してほしいことは「質問を覚える」ということ。 本の中では論理思考と水平思考という思考法が紹介されていますが、これらの思考法を身につけるにはひたすら日常生活の中で訓練を繰り返すしかありません。その訓練法が、論理思考と水平思考を生み出す質問を覚えて日常の中で事あるごとに自分自身に質問するということです。
自分自身に質問して考えるクセをつけることで、自然に論理思考や水平思考の考え方を訓練することができます。 下記に論理思考と水平思考の質問を紹介しておきます。 質問の詳細は本書で深めてください。
- 論理思考の質問: 「なぜ?」
- 水平思考の質問: 「抜け道はないか?」 「見落としはないか?」 「前提に間違いはないか?」
初めて当サイトに訪れた方へ
ビジネス心理学とは?3−1−2.『ロジカル・シンキング』 照屋華子(著) 岡田恵子(著)
『ロジカル・シンキング』
照屋華子(著) 岡田恵子(著)
※読書時間の目安 2時間程度 (227ページ)
この本も、勝間和代さん同様、世界で最も有名な経営コンサルティング会社である、マッキンゼーのコンサルタント2人が書いた本です。前述の『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』で学ぶ論理思考についてさらに深く学べる本です。
仕事ができない男性は、様々な原因があって望ましくない評価を受けてしまいますが、その中でもこの論理思考が弱いことが理由であることが多いです。
たとえば、会議中の発言ひとつとっても論理思考を身につけている人とそうでない人は、次のように信頼感に差がでます。
- Aさん「私はこのようにするのがいいと思います」
- 上司「どうしてそう思うんだい?」
- Aさん「ええと……、なんとなくそっちのほうがいいと感じました。(汗)」
- 上司「うーん……。」
- Aさん「今回の課題は●●です。これに対しては●●を実行するのが望ましいと考えます。なぜなら●●だからです。」
- 上司「その根拠はあるの?」
- Aさん「はい、次のデータをご覧ください。消費者の観点では●●、競合他社の観点では●●、自社の状況は●●だからです。」
- 上司「なるほどね。」
あなたが上司なら上記のAさんとBさんどちらに仕事を任せたいと思うでしょうか? Bさんのほうがずっと信頼感を感じられませんか? 論理思考はあなたの社内での評価を上げてくれ、あなたに周りからの信頼をもたらすことに役立ちます。
実生活で役立てる場合、前章の本の解説でも触れていますが、論理思考を身につけるコツはひたすらに日常生活の中で訓練を繰り返すことです。普段の仕事の中で何かを考える時は、常にこの本で紹介される下記の要素を使って考えてみましょう。
- 課題と期待される反応を確認
- MECE
- 「なぜ?(Why?)」/「だから何?(So What?)」
- 並列型と解説型
最初はなれないかもしれませんが、繰り返し繰り返し使っていくことで自然にラクに論理思考が身につきますよ。
3−2.能力開発に役立つ自己啓発本 1冊
「あいつ、能力高いよな」と言われる同僚がいませんか? 能力の意味をここでは、仕事だけではなく、「普段の人間関係を豊かにする力」や「技術を学ぶ時に習得できる早さ」とします。人が生きる上での基礎的な力ですね。
能力が低い人は、人生が全般的にうまくいきにくいものです。何をやってもうまくいかない人っていますよね。このような人は、能力があまり高くない人と言えます。
逆に、何をやってもうまくいく人もいますよね。私の高校時代には、勉強は学年でトップクラス、サッカー部キャプテンで、外見もカッコよくて、服装もお洒落で、コミュニケーションもうまくて、もちろん女性からもモテモテの男性がいました。 彼はひと言で言うと能力が高かったから何をやってもうまくいくわけです。 あなたもご自身の能力を上げたいと思いませんか? ここではそのために役に立つ1冊の本を紹介したいと思います。
3−2−1.『才能を伸ばすシンプルな本』 ダニエル・コイル(著)
『才能を伸ばすシンプルな本』
ダニエル・コイル(著)
※読書時間の目安 1時間半程度 (173ページ)
この本には、超一流の人材を輩出する世界中の「才能開発」機関を研究して解明した秘訣が書かれています。その機関とは、たとえばこんなところです。
- 3年間で世界のトップ20の女子選手を、アメリカ全土より多く輩出したモスクワの「スパルタクラブ」というテニスクラブ
- 数学のテストの成績がカリフォルニア州で最下位だった生徒たちの学力を、4年間で正答率96%にした貧困地区の公立学校
- 40年間で50人のオリンピック選手を輩出した、定員がわずか100人のスキーアカデミー
名前こそ有名でなくても、信じられないような結果を出している機関ばかりです。
ですから、この本では技術を人より早く身につける秘訣を学べます。例えば、仕事をしていると、「もっと●●がうまくてきたらいいのにな〜」 と思うことはありませんか?
- もっと文章がうまくかけたらいいのにな〜
- もっといいアイディアをたくさん出して、いい企画を提出できたらかっこいいだろうな〜
- もっと営業成績をあげられたら給料ももっと上がるのにな〜
そして、それは 「でも、どうせ無理だよな〜」 とあきらめていませんか? 安心してください。才能を身につける技術は「学ぶことが出来る技術」なのです。
この本では、才能を開発する技術を、実証済みの科学的根拠をもとにした52の秘訣としてシンプルにまとめています。 本書を手にとったらまずはひと通り読んでみて、あなたが実践しやすい項目を2つほど選んでください。 選択基準はあなたが身につけたい技術やあなたの性格によって変わってきます。
2つ選んだらしばらくの間は、その2つだけを実践してください。私達の脳はあまり多くのことを一度にやろうとすると、せっかくの知恵も実践することが苦痛になってしまいます。まずは最小限の行動から始めてください。すると、だんだんを実践することが楽しみになってきますから。
初めて当サイトに訪れた方へ
ビジネス心理学とは?3−3.必勝の人生哲学が学べる自己啓発本 2冊
デキる男、モテる男は自分の信念や哲学を持っている人が多いです。
私は仕事柄、ビジネスで成功している方々と会う機会が多いです。 彼らの話を聞いていつも感じるのは、その人なりの人生の成功法則があるということです。
逆に、
- なんとなーく毎日を過ごしている人
- とりあえず今日一日なにごともなく過ごせればまあいいいか、という人
- 終業時間を分単位で心待ちにしている人
こういう人で成功されている方は今のところお会いしたことがありません。 とはいえ、「人生の成功法則なんてわかんないよ。だいたいそんなに大した成功したことなんてねーし。」 と思う人も多いと思いますので、ここではすでに成功しているビジネスマンの多くが取り入れている人生哲学を学べる「鉄板の2冊」を紹介いたします。
また、もしあなたが何のために生きているかわからない、人生の目的が見つからない、ふとした瞬間にむなしいような、なんか物足りないような気分になる、と感じることがあるなら以下の記事もぜひ読んでみてください。きっとあなたの人生の目的を見つけるヒントが得られると思います。
3−3−1.『35歳から「一生、負けない」生き方』 竹田陽一(著) 栢野克己(著)
『35歳から「一生、負けない」生き方 ランチェスター秘密の人生法則』
竹田陽一(著) 栢野克己(著)
※読書時間の目安 2時間程度 (261ページ)
これは、70歳を超えて経営コンサルタントとして活躍する竹田陽一さんと、50歳を超えて同じく経営コンサルタントとして活躍する栢野克己さんの共著です。タイトルは、35歳からの生き方となっていますが、10代でも20代でも通用する内容となっています。
特に、竹田陽一さんは、何十年のキャリアの中で、何万人もの経営者を見てきた人なので、仕事がデキる人とデキない人の違いをよく知っているのです。その、仕事がデキる人は世の中に2種類います。
- 1つ目は、生まれつき要領が良くてある程度ならそれほど努力しなくても難なくこなせる人
- 2つ目は、もともと能力は平均以下だが、人以上に努力して成功していく人
あなたはどちらのタイプでしょうか?
この本では2つ目の「もともと能力は平均以下だが、人以上に努力して成功していく人」が具体的にどういう考え方で、どういうポイントを抑えて成長していくのかについて学ぶことができます。 人生を戦略的にとらえて、目先のことだけなく、長期的に成功していくには毎日をどう過ごせばいいのかわかります。
本の内容について、178ページから書かれている時間戦略を実行してください。 あなたが今どんなに仕事に自信がなくても、平凡な成果しか挙げられないビジネスマンでも、量が質を超える日が必ずやってきます。
『天才! 成功する人々の法則』マルコム・グラッドウェル(著)という本の中で、「一万時間の法則」という法則が紹介されています。 類まれな成果を上げる人は、初ブレーク前に専門分野で一万時間の積み上げ期間を経験しているというものです。 本書では一万時間をさらに短期間に縮める様々な戦略が紹介されていますが、まずは時間戦略を土台に仕事や夢にむかって取り組んでください。
3−3−2.『7つの習慣』 スティーブン・R.コヴィー(著)
『7つの習慣』
スティーブン・R.コヴィー(著)
※読書時間の目安 5時間程度 (492ページ)
この本はご存知かもしれません。全世界2500万部、日本でも200万部を突破している、自己啓発の名著中の名著だからです。そして、私が知るかぎり、小説を除いて、日本で販売されている自己啓発書の中で最も売れた本です。色々な成功者にインタビューをしても、かなりの確率で、おすすめしてくる自己啓発書であることは間違いありません。
この本の内容を一言で言うなら、会社の仕事、人間関係、プライベートの過ごし方をうまくこなす「原則」についてです。
原則とは一言で言うと「何をやる際にも当てはまる成功法則」のことです。 原則を抑えておけば、毎日の仕事や、同僚や上司との人間関係、恋人を作ったり、趣味で成果を上げるときにも効果的にこなすことができます。
例えば、残業続きで毎日時間に追われている割には仕事で成果が上がっていないという人がいます。 なぜ成果が上がらないのでしょうか? その理由は複数あると思いますが、理由の1つは時間管理の原則から外れているからです。
では、時間管理の原則とはなにか? よく知られているのは「優先順位をつける」ということですね。しかしながら、「そうは言ってもどういう基準で優先順位をつけたらいいのかわからない!」ということがあります。 そして、その基準がくわしく分かればだれでもある程度の高いレベルで優先順位をつけながら仕事を進めることができます。
この本の中では、人生の様々な場面で、私たちを豊かさへ導いてくれる原則と、その詳しい選択基準を紹介してくれています。 本書で一番最初に理解してほしいことは「パラダイム転換」についてです。
パラダイムとは、一言でいうと“無意識でしているモノの見方”のことです。 私たちは普段の99%以上の思考や言動を無意識で行っています。そして、無意識は思っている以上に実生活に大きな影響を与えています。 あなたにとって当たり前の考え方であっても、あなたが憧れるような人からするとイケていない考え方だったりするものです。
あなたがより魅力的な男に成長する鍵は、「常に今の自分の考え方より良い考え方がある」という事実をしっかり理解して、あなた自身の考え方をよりよいものにバージョンアップさせることですね。
他にも人生を成功に導くポイントはいくつかあります。自分の人生で得たい結果を手に入れるには何が必要なのか。以下の記事では、成功目指す多くの人たちを支援してきたコンサルタントが、成功に本当に必要な要素と失敗する人の特徴を解説しています。
成功するための根本的な原則や成功する人になるための5つの方法などが書かれていますので、ぜひクリックして読んでみてください。
初めて当サイトに訪れた方へ
ビジネス心理学とは?4.おすすめの自己啓発本も実践しよう
自己啓発本読者で最も多い失敗が、本に書いている内容を全く実践しないこと。 「あー、いいコト学んだな〜」と満足してしまい、本を読むことだけが快楽になってまた次の自己啓発本に手を出す。 この繰り返しで、結局いつまでたっても実生活で成果を出せない。
昔私の仲間内ではこのような人は、「自己啓発本ボヘミアン」と言われてからかわれていました(笑)。あなたはそうならないように記事の中でご紹介したそれぞれの本の実践法にしたがって、しっかりと成果を出してくださいね!
21世紀は、インターネットが普及したことも手伝って、自己啓発本はより手に入りやすく多くの人が手に取ることが多い時代になりました。 しかしながら、目的が明確でないまま買いあさっても先ほど述べた”自己啓発本ボヘミアン”になるだけです(笑)。この記事を読んでくれたあなたにはまず紹介した5冊を何度も読み込んで、血肉にしてほしいと願っています。
自己啓発本を活かす方法については、こちらの記事で解説していますので参考にしてください。
また、もしあなたがもっと自己啓発について学びたいと思うならセミナーを受けてみるのも一つだと思います。自己啓発セミナーについては以下の記事を参考にしてください。
大切なことは、目の前の結果ばかり求めないこと。目の前の結果を求めるより、なりたい自分になるために、毎日のコツコツとした努力をどうしたら楽しめるかということが重要です。文末に下記の言葉を記してペンを置かせていただきます。
たとえ小さな斧でも、 数百度これを打てば 堅い樫の木も切り倒せる。
シェイクスピア(英国の劇作家、詩人 / 1564~1616)