ふだん、毎日仕事に追われて生きていると、哲学者でもない限り、「人生の目的」なんて考えないのがフツーです。充実しているはずの人生、だけどなんか、むなしいような、なんか物足りないような、そんな気分にふとした瞬間なってしまう、そんなこともありますよね。
きっと、あなたは次のステージに行きたいのだと思います。意味がわからない? では、わたしと一緒にこれから人生の目的を見つける旅に出ましょう! 手ぶらで大丈夫です。読み終わった後に、きっと、あなたの手の中になにか入っているはずですよ。
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ビジネス心理学とは?目次 〜本を読むだけじゃない。人生の目的を見つける方法〜
- 2-1.人生の目的の見つけ方1|たくさん本を読む
- 2-2.人生の目的の見つけ方2|たくさん人に合う
- 2-3.人生の目的の見つけ方3|夢リスト100をつくる
- 2-4.人生の目的の見つけ方4|ミッション・ステートメント
1.人生の目的はあるのかないのか
ちょっとだけ、考えてみてください。宇宙が生まれ、地球ができて、生物が誕生し、人類の祖先が生まれてから、何万年経ったでしょう。こうやって途方もない時間の経過を考えてみると、自分の人生なんて、たかが80年程度。ちっぽけすぎて、笑えますよね。
人生の目的はあるのかないのか。「ある」という説、「ない」という説。はっきり言って、これを考えだしても証明できないので、信じる・信じないのような話になってしまうのがオチです。
わたし個人としては、どっちでもいいと思っています。それは、あなたが決めること。
人生の目的は「ある」としたほうが、これからの人生楽しく生きれるから「ある」にします。でもいいし、人生の目的は「ない」ほうが、死ぬまで全力疾走で生きることができそう、と思うならそれもいいんではないかと思います。
しかし、現代はいろいろな生き方がありますので、生き方に悩む人が多いのも当然です。この記事では、多くの経営者に自分探しの方法をお伝えしてきた著者が、自分探しについて詳しく解説します。おわりのない自分探しの旅に出る前に、ぜひ一読ください。
でも、ここを読んでいるあなたは、きっと人生の目的はあるんじゃないか? と感じていると思いますから、見つけ方をご紹介しましょう。
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ビジネス心理学とは?2.人生の目的の見つけ方4つ
「人生の目的」を見つける旅に出るあなたに、ガイドブックを差し上げるとしたら、と考えてみました。たぶん、世の中には無数の「人生の目的」の見つけ方があると思うのです。
でも、ドラクエにだって、攻略本がありますから(笑)、人生の目的を見つけるのにも、ガイドブックがあってもいいんではないかと思います。オーソドックスな方法から、意外な方法まで4つ挙げてみました。
2-1.人生の目的の見つけ方1|たくさん本を読む
定番ですが、本を読みましょう。ジャンルはなんでもいいですが、娯楽小説などは楽しんで終わりなので、あまりオススメしません。小説を読むなら、歴史小説などがいいでしょう。オススメは偉人の伝記です。歴史に名を残した偉人の一生を知ることは、自分の人生についても考えるきっかけになります。
自分の尊敬している経営者の伝記もいいでしょう。坂本龍馬や松下幸之助などは定番ですよね。ソフトバンクの孫正義氏が坂本龍馬から影響を受けていることは、非常によく知られています。他の有名人の中にも、彼らの伝記を何度も読み返している人は、たくさんいます。
また、お釈迦様やイエス・キリストなど、宗教の開祖の話も読んでみてください。特に仏教開祖のゴータマシッダールタの修行のおはなしは、人生の目的を見つけるストーリーともいえるでしょう。
哲学書も、読み終えるまでは非常に骨が折れるのですが、これは! という1冊を選んでガッツリ読み込んでみてもいいかもしれません。
人生の目的を見つけるためには、これだけ読めば万全! とジャンルを絞れないのがツライところですが、心理学書の中にも非常に深い洞察をもたらしてくれる本がありますし、ビジネス書でさえも、読み方によっては、たくさんの気づきをもたらしてくれるはずです。
ここで、オススメの本を4冊ご紹介しておきます。選んだ基準は、これといってないのですが、わたしのまわりの人から、ひとりずつオススメの本を聞いてみた結果です。あなたも、身近な人に「人生の目的を見つけたいんだけど、オススメの本ある?」と聞いてみてください。意外な本を紹介してくれるかもしれませんよ。
『スティーブ・ジョブズ I』
ウォルター・アイザックソン (著), 井口 耕二 (翻訳)
『超訳 ニーチェの言葉 』
白取 春彦 (翻訳)
『アルケミスト』
パウロ コエーリョ (著), Paulo Coelho (原著), 山川 紘矢 (翻訳), 山川 亜希子 (翻訳)
『生き方―人間として一番大切なこと』
稲盛 和夫 (著)
わたしの場合は、人生に迷ったり、行き詰まったりしたときに、必ず読み返す本を何冊か決めてあります。人生の目的を見つけるために読んだ本ではないのですが、くりかえし読んでいるうちに、いつの間にか、これがわたしの人生の目的なのかな? と気づくことができた本です。ここで1冊だけご紹介しておきます。
『キッチン』
吉本 ばなな (著)
あなたも、たくさん読んだなかから、自分だけの定番の本を何冊か決めておくといいと思います。
何度も読むことで、前回読んだときにはピンとこなかった言葉に、次回読んだときは強く共感したり、何回読んでも感動して泣いてしまう言葉に、自分の人生の目的をみつけるヒントが隠されていることがあります。上記のリストなども参考にして、定番の本をみつけましょう。
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ビジネス心理学とは?2-2.人生の目的の見つけ方2|たくさん人に合う
本がニガテなタイプもいらっしゃるでしょう。そういう人は、たくさんの人に会いましょう。といっても、コツがあります。それは、自分の尊敬できる人や憧れの人に会って話を聞くのです。居心地のいい人間関係は、摩擦がないぶん、刺激もなかったりして、人生の目的を見つけるのには、向きません。
それよりも、自分が目標としている人に、恐る恐るでも話しかけて、いろいろとインタビューしてみる。雲の上の人のような憧れの存在の場合は、講演会に参加してみるなどして、まずは話だけでも聞いてみるのもいいと思います。
わたしが過去に広告クリエイターをしていた時代、幸運にも会社内で開催された講演会に、わたしが憧れていた著名なクリエイターが招かれたので、間近でお話を聞く機会に恵まれました。目の前で動いて話をしているナマ身の憧れの存在は、テレビや雑誌の中で知るよりも、強烈にインパクトを与えてくれました。
できれば、自分の人生の師匠にできそうな人と仲良くなり、ひんぱんに接触するようにすると、人生が変わっていくのでオススメです。その人の生き方、考え方などを、間近で学んでいくことで、あなたの「人生の目的」も、はっきりしてくるでしょう。
2-3.人生の目的の見つけ方3|夢リスト100をつくる
人生の目的探しって、実はお手軽でインスタントな方法ってなくて、時間がかかるものなのです。だから、たくさんの人が一旦は悩んでも、答えがすぐに見つからなくて、じきにふだんの日常に埋没してしまうんですね。そして、またなにか人生の節目に立った時、思い出したように、「人生の目的」を考えだす。
だったら、夢リスト100(自分の夢を100個書きだしたリスト)をつくってみませんか? これを作ると、ワクワクすると同時に自分のやりたいことがわかるのです。似たような願望がたくさん出てきますから、自分のやりたいことを客観的に見ることができ、それが、気づきになります。
そして実際に実現に向けて行動を始めていくと、自分の輪かくがはっきりしてくるので、だんだんと人生の目的も見えてくるのです。
紙と鉛筆があればできます。スマホのメモアプリでもOK。やり方は、超カンタンです。やってみたいこと、挑戦したいこと、とにかく100個、書き出すだけです。
ネットで、「夢リスト」と検索してみましょう。たくさんの人がブログで自分の夢を発表しています! 人によっては、実現したものには印をつけて、わかるようにしている方もいます。他人の夢を見るだけでも、刺激になりますよ。
そして、リストができたら、そこで満足しないで、どんどん実現に向けて行動していきましょう!
また、こちらの記事も合わせて読むと、人生の目的がよりハッキリしたものになってくるでしょう。
ぜひクリックしてお読みください。
2-4.人生の目的の見つけ方4|ミッション・ステートメント
最後にご紹介するこのワークは強力です。劇薬ともいえるでしょう。有名な自己啓発書『7つの習慣』の中に、こんなワークがあります。
想像して欲しい。
あなたは今、葬儀会場にいる。
飾ってある写真はあなたのもの。これはあなたの葬式なのだ。
葬式では、4人の人が弔辞を述べる。
1人は家族。
1人は友人。
1人は仕事の人。
1人はコミュニティー(自治会やサークル)の人。ここで深く考えてみて欲しい。
集まってくれた人に、何と言って欲しい?
あなたの人生について、どう述べて欲しい?どんな人格に見られたかったのか。
どんな貢献や業績を覚えていて欲しいのか。
残された人に、どんな影響を及ぼしたかったのか。
これは、第二の習慣「目的を持って始める(終わりを思い描くことから始める)」のワークです。わたしも人生に迷い続けていた数年前に、やってみました。すると、自分がなにをしていけばいいのかが、だんだんわかるようになったんです。このワークは、義務教育の必須の課題にして欲しいくらいです。強力にオススメしておきます。
※ミッション・ステートメントとは……企業の場合「社訓」や「経営理念」のようなものです。個人の場合は、「自分の人生はこういうものである」という自分憲法のようなものと考えるといいかもしれません。
ミッション・ステートメントは、あなたの人生がどういうものなのかを表す信念やモットーのようなものです。それは人生の構想図であり、人生という旅をするための地図ともいえるでしょう。
引用元: Franklin Planner サイトより
「7つの習慣入門」第二の習慣:目的を持って始める
ミッション・ステートメントを作成する
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』
スティーブン・R・コヴィー (著), フランクリン・コヴィー・ジャパン (翻訳)
『7つの習慣』は、とても良い本なのですが、なかなか読みこなせない方がいるのも事実。そんな方のために、こちらの記事をオススメしておきます。要約とともに重要ポイントも書かれているので、本を読むのに挫折した方でも、よく理解できるはずです。
また、以下の記事もおすすめです。こちらの記事では生きる意味を見つけるタイミングやヒント、賢人たちの名言などを紹介しています。特に3章の「賢人が教えてくれる生きる意味」は、今のあなたに何か気づきを与えてくれるかもしれません。ぜひ読んでみて下さい。
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ビジネス心理学とは?3.人生の目的は見つけてからが勝負
いかがでしたか? 読んだだけで人生の目的が見つかった人はいないと思いますが、なんとなく、こっちの方向に行けば、見つかるかもしれないな、というアタリはついたと思います。それでもまだ、もやもやしている人は、ぜひこのブログ内の記事を読んでみてくださいね。下にオススメを出しておきます。
もっと本を読みたい人は、このオススメ本を読んでください。
そもそもやりたいことがわかんないんだよ! という方には、こちらをオススメしておきます。
もしあなたが、やりたいこと以前に本当の自分がわからない、自分がない、と感じているなら、ぜひこちらの記事をお読み下さい。この記事では触れられていない、自分がわからない状況から脱する方法が下記記事の2章にあります。
最後に一言。人生の目的探しが人生の目的になってしまわないように注意してくださいね! パーフェクトな「人生の目的」なんて幻想ですから。なんとなくでも、人生の目的らしいものが見つかったら、それをめざして、どんどん行動を起こしていくこと、それが人生の目的に到達する方法ですからね。