ダイエットやビジネスなど、分野や目標は違えど、成功者と呼ばれてみたいとは思いませんか? 私は、これまでに研修や講演会の運営をしてきましたので、のべ1000人を超える参加者と交流をしてきました。
その中には、1日に新車のフェラーリを2台買うような経営者や、国内外に別荘を持っている投資家、40歳を過ぎても20代のような外見をしている美魔女など、様々な人に会ってきました。
あるとき私は、そういった誰もが憧れる成功者には、共通する特徴があるということに気がつきました。そこで、この記事では、成功者に共通する特徴について解説していきます。この記事の内容を実践すれば、あなたも成功者の仲間入りができるかもしれません。
初めて当サイトに訪れた方へ
ビジネス心理学とは?目次 〜成功者に共通する特徴とは|成功を手にする方法〜
- 2-1.成功者の特徴|明確な目標を設定している
- 2-2.成功者の特徴|メンターを持っている
- 2-3.成功者の特徴|常に成長と改善をしている
- 2-4.成功者の特徴|行動のスピードが早い
- 2-5.成功者の特徴|自己効力感が高い
1.そもそも成功者とは
ダイエットやビジネスや恋愛など、いろいろな分野で成功者と言う言葉が使われていますが、どういった人のことを成功者と呼ぶのでしょうか? 定義はいろいろとあると思います。ただ、この記事でお伝えする成功者とは、以下の人のことを指します。
成功者=努力によって、自分の望んだ結果を手に入れた人
「努力? 成功者って天才だから、勝手に成功したんじゃないの?」と思った人もいるかもしれませんね。しかし、私たちが思い描く成功者の特徴と、実際の成功者の特徴には実はギャップがあるのです。くわしくは次の章で説明します。
2.成功者が共通して持つ特徴とは
それでは、成功者がどんな特徴を持っているのか具体的に説明していきます。私が今まで出会ってきた成功者の多くが以下の特徴を持っていました。ひょっとしたら「え!意外!?」と驚くものがあるかもしれません。
2-1.成功者の特徴|明確な目標を設定している
よく「目標を持ちなさい」という言葉を耳にしませんか? 成功者と呼ばれる人は明確な目標を持っています。
「私も新年に目標は決めているけど、成功していない」と思った人もいるかもしれませんね。しかし、成功者と呼ばれる人は目標の設定の仕方が違うのです。
たとえば、「英語をマスターする」という目標を立てたとします。しかし、いざ実行しようとすると「じゃ、何をすればいいのか?」と迷って結局何も進まなかった経験はありませんか?
これは、目標の設定の仕方が甘いのです。では、どんな成功者はどんな目標を設定しているのでしょう? その答えは、「具体的に何をどれだけいつまでにするのか?」というように明確な目的を設定しているのです。
「今年の大晦日までに、TOICEで600点を取るために、毎週木曜日は英会話スクールに通って勉強する」といった具合です。こうすれば、毎週木曜日に英語スクールに行けばいいとすることが明確になるのです。
目標設定についてさらにくわしく知りたければ、こちらの記事を参考にしてみてください。これを読めば時間を無駄にすることなく、正しい目標設定の仕方が理解できます。
2-2.成功者の特徴|メンターを持っている
あなたはメンターという言葉を聞いたことがありますか? 簡単に言えば、師匠のようなものです。
もちろん、独学で学んで上手くいくという人もいます。しかし、成功者と呼ばれる人たちの半数以上はメンターと言える存在がいることがいるようです。メンターは成功への強い追い風になってくれるのです。
メンターを獲得したい人はこちらの記事を活用してください。どういう人をメンターにすればいいのか? メンターになってもらうための方法などが具体的に書いてあります。
初めて当サイトに訪れた方へ
ビジネス心理学とは?2-3.成功者の特徴|常に成長と改善をしている
これは、私が特に成功者の成功者たるゆえんだと思っている特徴です。「勝って兜の緒を締めよ」という言葉がありますが、彼らは、常に成長と改善を繰り返します。
たとえば、月収が80万円を超えたら次は、月収100万円を目指す。月収が100万円を超えたら、次は月収200万円を目指すというように常に成長と改善を心がけています。
2-4.成功者の特徴|行動のスピードが早い
皆さんは「拙速(せっそく)は巧遅(こうち)に勝る」という言葉をご存知でしょうか? 拙(つな)いものでも早いものは、完成度が高くても遅いものより価値があるという中国の孫氏の格言です。
ちょっと、想像してみてください。ここが、とある試験の会場だったとします。試験の時間内に80%正解している答案を提出するAくん。試験が終わった次の日に100%答案を提出したBくん。試験に受かるのはどちらでしょうか?
そうです。Aくんですよね。
別に「やっつけ仕事をしてください」という気はありません。しかし、何事においてもスピードが大切ということを成功者は知っています。早く始めれば、早く軌道修正をすることができるからです。
アメリカの大企業IBMの創設者トーマス・J.ワトソン・シニアも以下の発言をしています。
「早く成功したいなら、失敗を二倍の速度で経験することだ、成功は失敗の向こう側にあるのだから」
失敗を恐れるあまりに、始めるのが遅くなり、思った成果が得られなかったという経験をしたことはありませんか? 早く行動すれば、たとえ失敗しても修正が効きます。よって、スピードを上げることを意識することを強くおすすめします。
2-5.成功者の特徴|自己効力感が高い
成功者の多くは「自分は目標を達成できる」という強い自己効力感を持っています。自己効力感が高い場合、多少の失敗をしても「たまたま上手くいかなかっただけで、次はできる」と考えます。なので、成功するまで、行動を続けることができます。
では、どうやって自己肯定感を高めればいいのでしょうか? この記事では、成功者になるために必ず必要な、自己肯定感の具体的な高め方を4つ紹介しています。成功者になりたいと思っている方は必ず読んでください。
3.成功者になるために習慣化していこう
さて、ここまで、成功者が持つ特徴についてお伝えしてきました。しかし、これだけでは、ほとんどの人が成功者にはなれません。なぜなら、日々の行動の積み重ねが成功の秘訣だからです。
あなたが良い習慣を持っていれば、あなたは成功者になる確率が高くなります。逆に、あなたが悪い習慣を持っていれば、あなたは成功者になることが難しくなります。そこで、ここでは、成功者になれるかどうかを左右する「習慣」についてお伝えします。
3-1.成功のための習慣化|良い習慣を身につける
「週に1回は運動する」「毎朝早起きをする」など良い習慣を身につけるには、どうすればいいのでしょうか? 方法は諸説あると思いますが、今回は、私のおすすめの方法をお伝えします。
こうして、偉そうに解説している私ですが、以前は3日坊主どころか2日坊主も困難なほど、続けることが苦手でした。たとえば、「早起きをする」と決めても、次の日には布団から出られずに14時間にも及ぶ二度寝をしていました。
そんな私がおすすめする方法があります。それは、「環境を変える」ということです。たとえば、運動をしようと思ってもひとりではなかなか続かないかもしれません。しかし、スポーツジムの会員になれば、周りの人が運動をしているので自然と運動をするようになりませんか?
自分を変えるのは難しくても、環境を変えることはできるのです。
たとえば、私の場合、冷え性なので、冬は布団から起きるのが死ぬほど苦痛でした。とはいえ、体質ゆえ冷え性はカンタンには治りません。しかし、体温を上げることはできなくても、部屋の温度なら簡単に上げることができますよね。
ということで、布団から起きる時間に部屋が暖かくなるようにエアコンを設定してからは、布団から楽に起きられるようになりました。むしろ布団の中にいると暑いので、起きるほかないです(笑)。
3-2.成功のための習慣化|悪い習慣をやめる
目標に関係のない習慣をやめれば成功に近づきます。ネットサーフィンや暴飲暴食など成果に結びつかない悪い習慣を持っていませんか?
「悪いとは思っているけど、やめられない」という人もいるかもしれませんね。
悪い習慣をやめる方法があります。先ほど同じく、「環境を変える」のです。
具体的には、悪い習慣につながりそうなものを身の回りから遠ざけるのです。たとえば、「仕事中はスマートフォンの電源を切って、ポケットではなくカバンの中に入れる」「タバコをやめたければ、そもそもタバコを買わない」などです。シンプルなようですが、試してみると効果的ですので、ぜひ実践してみてください。
初めて当サイトに訪れた方へ
ビジネス心理学とは?4.あなたが成功者になるのを邪魔する2つの障害
次にあなたが成功者になるのを邪魔する2つの障害について、お伝えします。この2つを知っておかなければ、「がんばっているのに、なぜかうまくいかない」という状態にもなりかねません。必ず読むことをおすすめします。
4-1.成功を阻害する要因|自分自身
一つ目の障害は自分自身です。「ライバルは自分」という言葉を聞いたことがあるかも知れませんね。人間は「自分はこういう人間だ」というセルフイメージを持っています。ただ、このセルフイメージが低いと成功するのが難しい場合があります。
たとえば、「自分はだらしない人間だ」というセルフイメージを持っていた場合は、ダイエットや仕事で成功するのが難しいかもしれません。「自分はだらしない人間だ」と思っているので、「きちんとする」というのは自分らしくないと感じてしまうのです。
「自分はいつも締め切り直前でがんばる」という人は、何をするにも締め切りギリギリでなんとかしようとするわけです。
セルフイメージの変え方について知りたい人は、こちらの記事を活用してください。セルフイメージを変えておかないと、「ついつい自分の足を引っ張ってしまう」ということを繰り返してしまうかもしれませんよ。
また、「自信がないからできない」「時間がないから無理」と自分に言い訳をして、結局いつもの生活に戻ってしまうという人は、こちらの記事を活用してください。きっと、自分を変えるきっかけになります。
4-2.成功を阻害する要因|周りの人びと
二つ目の障害は周りの人びとです。人間は、恒常性という「現状を維持しようとする」習性を持っています。「周りの人が障害になるとは思えない」と思う人もいるかもしれません。しかし、人は無意識に現状を維持しようとしているのです。
たとえば、あなたの家族が突然「仕事を辞めて、イスラエルで仕事をする」と言い出したらどうでしょうか?恐らく、「とにかく、止める」という人が多いと思います(笑)。同じように、周りの人びとは、あなたが変わると「自分の環境も変わるのではないか?」と思ってあなたを昔の状態に戻そうとするのです。
あなたも、「ダイエットを始めた」と周りの人びとに話したら「無理しなくても、今のままでいいんじゃない」と止められた経験はないですか? ほとんどの場合、相手は、善意で言っているわけですが、無意識にあなたが変わるのを止めているのかもしれませんよ。
もちろん、あなたが成功するために、変わろうとすることを応援してくる人も出てくると思います。しかし、「自分が成功するために変わろうとすると、周りは無意識に止めに入る可能性がある」ということは覚えておきましょう。
5.覚えておきたい成功者の名言
ここではあなたが成功するために覚えておきたい成功者の名言をお送りしたいと思います。どの名言も成功するための要素が詰まっていますので、ぜひ覚えておきましょう。
5-1.成功者の名言|ディズニー創業者 ウォルト・ディズニー
「The special secret of making dreams come true can be summarized in four C’s, They are Curiosity, Confidence, Courage, and Constancy.」
(夢をかなえる秘訣は4つの「C」に集約される。それは、「好奇心」「自信」「勇気」そして「継続」である。)
ウォルト・ディズニー引用元:『名言+Quotes』
ディズニーランドの創設者であるウォルト・ディズニーの名言です。あなたはディズニーの最初のキャラクターがミッキーマウスではなかったとご存知でしょうか?
実は、映画事業を始めた当初。ミッキーマウスよりも前には、オズワルドというウサギのキャラクターがいたのです。しかし、配給会社との契約に不備があり、オズワルドに関する権利を失うことになったのです。
しかし、そんな不幸にも負けずに、ウォルトはミッキーマウスを作りディズニーランドを完成させました。どんな不幸があっても継続をすることが重要ということですね。
自分の目標に向かっていても、何もかもが上手くいくとは限りません。途中で、やる気のない日があったり、トラブルに巻き込まれたりと問題が起こることも当然あります。それでも、「経験から学んで継続して行動していけば、いつかは成功する」と思って動き続けましょう。
実際、ウォルトは、オズワルドを失った経験から学び、自社のキャラクターの権利を厳重に守ったために、結果的に巨額の印税を得ることができました。
5-2.成功者の名言|バスケット選手マイケル・ジョーダン
「I can accept failure, everyone fails at something. But I can’t accept not trying.」
(失敗をすることは耐えられるが、挑戦しないでいることはたえられない。)
マイケル・ジョーダン引用元:『癒しツアー』
バスケットの神様と称されるマイケル・ジョーダンの名言です。バスケット選手として活躍した後、30歳でプロ野球にも挑戦。当初は「無謀」と話題になりました。実際、1年目は、プロ野球の経験がなかったために、変化球が打てないという状態だったのです。
しかし、自分よりも一回り下の選手をよそに、猛練習を行い「数年続ければメジャー・リーガーになれる」と評価を受ける選手になりました。
人間ついつい失敗を恐れがちです。失敗を恐れるあまり挑戦をしないという人は多いと思いますが、挑戦しなければ成功することは少ないと思います。失敗してもなんとかなると思える挑戦は、進んでしてみてはいかがでしょうか? 自分の行動力を上げるトレーニングになります。
初めて当サイトに訪れた方へ
ビジネス心理学とは?5-3.成功者の名言|京セラ創業者 稲盛和夫
「1日1日をど真剣に生きる」
稲盛和夫引用元:京セラフィロソフィ
京セラの創業者稲盛和夫の名言です。経営破綻した日本航空(JAL)を再建したことでも話題になりました。破綻した日本航空を、わずか2年で再上場させた経営手腕はこの真剣さの賜物でしょう。
事実、日本航空再建中は、食事の時間も惜しみ、コンビニでおにぎりを2個だけ買って、それをホテルで食べるという生活をしていたそうです。
ついつい気が緩んで、だらしない生活を送っているという人は、まず半日でもいいので、「もし自分が“ど真剣”に生きるなら、何をするか?」と考えてみることをおすすめします。「もっとテキパキ動く」「事前の準備をしっかりする」などいろいろと浮かぶと思います。
あとは、浮かんだ考えの通りに行動をしてみるのです。「“ど真剣”なら何をするのか?」と問いかけることで、自然とベストな選択をすることができるようになるので、ぜひ実践してみてください。特に誘惑やプレッシャーがある状況下で、自分に問いかけてみると、高い確率で「今何をすべきか」を見つけることができます。
6.成功者になるために常に改善
成功したいと思っても1日2日頑張っただけでは、成功はできません。筋トレをしても、結果が出るのは何カ月か先になるのと同じです。
今日うまくいかなかったとしても、明日もうまくいかないとは限りません。毎日成功に向かって少しずつ改善をしていきましょう。
この記事で紹介した内容を「日々、実践できているか?」という問いかけをしてみてください。私はこれまでに、1000人以上のセミナーの参加者を見てきました。その中で、人生が変わらない人は、「方法を知っているだけ、何も実践しない」人でした。よって、「実践できているか?」ということは確認してみてください。
ダイエット、語学、仕事など、さまざまな分野はあると思いますが、実践と改善を繰り返せば、成功には近づいていきます。なかなか成果が出ずに、モチベーションが下がるときもあるとは思いますが、焦らずに少しずつ進んでいきましょう。
成功についてさらに知りたい方は以下の記事も合わせて読むことをおすすめします。巷にあふれる成功法則より、成功するために重要なものを知ることができます。